路線便ドライバーはきついってイメージありませんか?
給料もそこそこ稼げそうだし転職してみたいけどあんまりきついのも嫌だしなぁと思っている人も多いと思います。
実際路線ドライバーはどれくらいきついのか?
この記事では色んなトラックに乗務経験がある私が実際に経験した過酷さや事故の自腹制度、バラ積みのきつさまでお伝えしています。
路線ドライバーになる方法はこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
路線ドライバーとは
路線便とは大手の運送会社の定期便のことです。
完全に夜間走行で全国に発送しています。
有名な企業ではヤマト運輸や佐川急便、西濃運輸や福山通運があります。
私も全ての路線便を走りましたが正直きついと感じました。
ヤマト運輸の路線便はカゴ輸送なので肉体的にはまだマシでしたが時間に厳しいですね。
路線便はきつい?
路線のドライバーは定期で仕事がもらえると体が作りやすく仕事がしやすくなります。
予定も立てやすいし時間もある程度読めますので。
しかしフリー便や貸し切り便とごちゃごちゃで配車を組まれるとかなりきつくなります。
雑貨便は雑貨便で、貸し切りは貸し切りで走った方が体は作りやすいです。
路線便のきつさは走るコースや荷主によって全然違います。
ヤマトの路線は楽ですが佐川急便の路線便はきついです。
路線便運転手にはいきなりはなれません。
こちらの記事で路線ドライバーになる方法を3つご紹介していますのでご覧ください。
🔗長距離路線ドライバーになる3つの方法とは!現役ドライバーが詳しく解説!
西濃運輸の路線ドライバーはきつい?
その日の路線便の業務が終わるまで当たり前ですが帰れません。
もともと拘束時間が長い職業ですが、ザラに残業が2.3時間くらい常にあるような状況なのできついかと言えばきついでしょう。
西濃運輸に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗西濃運輸の給料や年収とは!ドライバーの給料明細や口コミ、評判を徹底暴露!
福山通運は事故したら自腹?
多くの運送会社は車両保険に加入していないのが現状です。
なので、事故の度合いや内容によって変わってきますが、全額とはならずとも個人負担の部分も少なからずあるようです。
この問題は、運送業界でも大きな課題となっていて、ある死亡事故を起こしたトラックドライバーの裁判をきっかけにこの対策について何か動きがあるのではないかとも言われています。
ちなみに私も福通で荷物事故や誤配のチャーター便代を払ったことがあります。
福山通運に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗福山通運ドライバーの給料明細を暴露!給料安いって本当?大型やトレーラー、エキスプレスの年収はいくら?
佐川急便の路線ドライバーはきつい?
佐川急便は常に忙しくしている印象がありますが、実際はどうなんでしょうか。
実際に働いているドライバーの正直な感想は、きついの一言に尽きるようです。
配達だけならまだしも、集荷、集金、営業もこなすので1人で4つの仕事を同時に進行すると言われています。
これだけでかなりの重労働で疲れやストレスなどは、半端じゃないとわかります。
佐川急便に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗佐川急便の給与明細を暴露!年収やボーナス、退職金はいくら?
松岡満運輸ってどうなの?
松岡満運輸(まつおかまんうんゆ)は、北海道札幌市に本社を置く運送会社です。
口コミを見てみると、女性が活躍できる職場づくりに力を入れたり、残業時間や休日取得の管理がしっかりしているなど、会社の評判はとても良いように思います。
運送会社では、お正月やGW、お盆休みなど長期の休みを取るのがほぼ不可能な場合が多いですが、松岡満運輸はそういった休日も多いようで、予定も立てやすくプライベートが充実したものになっていると言います。
免許取得制度も会社側が全額負担したり、社員の健康診断以外に配偶者の健康診断にも会社が何割か補助してもらえるようです。
給料も安定していて、ボーナスもでるようなので運送会社としてはとても働き甲斐のある会社だと感じます。
ただ、忙しい営業所とそうではない営業所の差があるようで、休日が思うように取れないこともあるようです。
とはいえ、全体的に好印象の会社ではないでしょうか。
松岡満運輸についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗松岡満運輸はきつい?給料や年収、口コミ評判を暴露!事故したら自腹って本当?
トラック運転手はマジきつい!
トラックドライバーはしんどい、
若い時は稼げてもいつまでも出来る仕事じゃない、
親やまわりからやめておけと言われる
などなどトラック運転手のイメージは決してよくはありません。
しかし一方ではトラック運転手は気楽だ、
免許だけで稼げるなどサラリーマンとして会社の1歯車でしかない自分に疲れた方には少し興味が湧くような話もあります。
トラック運転手のきつさは正直、会社によって全然変わってきます。
そして乗車するトラックの大きさや仕事内容によっても変わります。
トラック運転手が過酷な理由とは!
トラック運転手がきつい理由は
時間が不規則
トラックの運転手は時間が非常に不規則です。
朝8時から夕方5時までという会社は少なく残業があったり出勤が朝の3時とか夕方に出勤とかまるで違います。
これは物流という観点から仕方のないことですが夜中に仕事だと当たり前ですがどれだけ昼に寝ていても夜は普通に眠いものです。
休みが少ない
運送会社はまだまだ古い体質の企業が多く週休2日制の会社は大手の運送会社だけです。
休みも土日祝日とは決まっていないシフト制の会社も多いです。
体力面
運転手と言えばやはり体力面のきつさですね。
あの大きなトラックの荷台の荷物を手積み手下ろしするのはかなりの体力を必要とします。
特に夏は地獄のキツさがまっています。
睡眠不足
睡眠不足もトラック運転手のあるあるですね。
特に長距離の運転手は睡魔との戦いです。
居眠り運転での事故は後をたちません。
そのおかげで近年ではドライバーの労働時間はかなり厳しくなってきました。
トラック運転手は事故をしたら自腹
運送会社では荷物事故や車両事故を起こしたら自腹で払わないといけない会社が多いです。
実は私の会社でも自腹なんです。
したくてした事故じゃないのに、せっかく頑張って稼いだ給料からお金が引かれるのは本当にきついです。
上記のような理由でトラック運転手はきつい職業と言われています。
さらに仕事のきつさは長距離ドライバー、中距離ドライバー、そして地場や集配ドライバーよっても変わってきます。
運送業の自腹についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考になれば幸いです。
長距離ドライバー過酷できつい!
長距離ドライバーは過酷と言われます。
長距離とは一般的には1日に500Km以上走る仕事の事を指します。
仕事も路線ドライバーと一般貸切の2種類があります。
皆さんの中では長距離運転手が最も稼げて、最もきついというイメージでしょう。
実際に長距離ドライバーとして10数年走っていた私の経験談で説明します。
家に帰れない
長距離ともなると毎日は家には帰れません。
最低でも2泊3日の運行になります。
会社によっては1週間、2週間自宅に帰れないドライバーもいます。
毎日家に帰りたい人にはまず難しい職業です。
昼と夜が逆の生活
特に路線便の運行者ですが昼に寝て夕方から積み込みをして夜間走行する流れになります。
人間は夜に寝るように体ができています。
それが逆になると不定愁訴などの体調不良に悩まされるドライバーも多いんです。
大型トラック1台分の手積み作業
大型トラック一台分をバラ積みで満載にするのに2時間から3時間かかります。
バラ積みだとトラックってものすごく荷物って積めるんですよね。
細かい荷物だといくら積んでも積み上がる気がしなくなり心が折れそうになります。
中距離ドライバーはきつい?
中距離ドライバーとはだいたい1日に300キロ程度を走るドライバーのことです。
大型トラックもいますが4トン車が多いイメージがあります。
中距離には長距離とは違ったきつさがあります。
時間が不規則
定期で仕事をもらっているドライバーならいいですが、私の会社だと中距離便は仕事の内容も時間がバラバラなので、出勤時間も日によって変わります。
睡眠時間も毎回違うので体のリズムを作るのが難しいです。
割に合わない給料面
中距離の仕事は色んなところを走り回る割には長距離運転手よりも給料が安く割に合わないです。
私も同じくらいの給料が貰えるなら中距離でもいいかなと思うのですが長距離を選んでいる理由の一つがその安い給料面ですね。
集配ドライバーもきつい
集配ドライバーとは直接お客さんの所に行き荷物を届けたり集めたりするドライバーのことです。
私は集配ドライバーは本当に大変だと思います。
自分自身も経験したのですが長距離運転手にシフトチェンジしたくらいです。
お客さんからのクレーム
集配ドライバーはお客さんからのクレームを直接現場で聞くことになります。
そんなことドライバーに言われても仕方がないのに「すいません」と謝らないといけません。
自分が悪くなくてもとりあえず会社のミスなら頭を下げないといけないのはストレスがたまります。
配達件数が多い
集配ドライバーは1日にものすごい件数をまわります。
私も1日25件くらい配達をしていました。
朝一のついている伝票も5件あったりとかしていけるわけねーじゃんと思いながら仕事をしていました。
割に合わない給料
集配ドライバーはおそらく長距離、中距離、地場の中で1番給料が安いです。
トラック自体は小さくても何件も配達で回ったりクレームを言われたり無理を言われても給料自体はそんなに貰えません。
大型トラック運転手はきつい?
見た目的には大型トラックの運転手のほうがきつそうに見えます。
たしかに大きな荷台にバラ積みをするとかなりしんどいです。
家に帰れないので畳で毎日寝れないきつさもあります。
しかし私は2トン車や4トン車のほうがきついと思っていました。
1日に何十件の配達をするのは大変です。
朝一の時間指定の荷物が何件もあり、直接お客さんのクレーム対応もしないといけません。
一方、大型トラックのドライバーはそんなに件数が付くことはありません。
1か所積みの1か所おろしの仕事もたくさんあります。
路線便でもせいぜい2件や3件です。
何件も近場を往復するより、どんと積んで6時間運転したほうが私的には楽に感じました。
バラ積みはきつい?
正直言ってバラ積みはきついです。
大型トラックともなると初心者のドライバーなら泣きたくなるほどです。
実際に積み込みの最中に熱中症で倒れるドライバーもたくさんいます。
細かい荷物だと数千ケースもバラ積みさせられて積み込む時間も3時間以上かかることもあります。
路線便のバラ積みと貸し切りのバラ積みでは内容も変わってきます。
路線便のバラ積みは混載積みで荷物の形もバラバラです。
重さも違うので考えて積まないと荷崩れや荷物事故を起こしてしまいます。
バラ積みに関してはこちらの記事で画像入りで解説していますので参考にして下さい。
🔗バラ積みはマジきつい!バラ積みバラ降ろしとパレット積みはこんなに違う!
トラック運転手の給料は安い?
トラック運転手は稼げる職業です。
特に長距離は月収50万以上も夢ではありません。
しかしながら労働時間を考えると割に合わないと考えるドライバーもいるし、本気で給料の安い運送会社もあります。
みなし残業や歩合制で給料計算をわかりにくくしてごまかす古い体質の会社が多いのも事実です。
そのために会社選びが重要なポイントになってきます。
西濃運輸は事故したら自腹?
西濃運輸は車両保険には加入していないようで、事故を起こした場合、全額とはいかずとも個人負担になるパターンも珍しくはないようです。
金額は、相手がいての事故なのか、物損事故なのか、荷物事故なのかその事故の内容で変わってくるでしょう。
また、運転する仕事なら事故のリスクも考えて車両保険に加入するべきではないのかと思う人もいるはずです。
しかし、トラックの所有台数が多い会社ほど全部の車両に保険をかけていれば、保険料だけで膨大な金額となってしまいます。
西濃運輸は大手ですが、大手だからこそトラックの数が多く保険に加入していないのも理解できなくもないですが…
他にも大手運送会社はありますし、個人経営の運送会社、地方ではそこそこ大きい運送会社などいろいろあります。
運送業界で考えると、会社の大きさに関係なく車両保険に加入していない会社は普通に多くあるようです。
西濃運輸の手積みはきつい?
西濃運輸に限らず、荷物のバラ積み(手積み)が一切ない運送会社はないと思います。
手積みでも、大きくて軽いものがたくさんある場合もありますし、その場合は手積みとはいえとても楽です。
細かくて重たいものが多いときはそれはまたそれで大変です。
トラックドライバーという職業は力仕事と長時間運転が当たり前の仕事です。
そして、会社によって差はあるとは思いますが、手積みはつきものなので避けることはできません。
フォークリフトの仕事はきつい?
フォークリフトの仕事はきつくありません。
手積みをするわけでもなく、手降ろしするわけでもなく、荷物は重機で運ぶので操作するだけです。
ただし屋外作業がメインになりますので冬や寒いし夏は暑いです。
天候にも左右されるし過酷といえば過酷です。
トラック運転手はやめといたほうがいい?
上記のようにドライバーはたしかにキツイ仕事です。
皆さんのイメージ通りかもしれません。
が、しかし
全ての会社がそんな会社ばかりではないんです。
それは
・給料がいい
・手積み手下ろし一切なし
・パレット、カゴ輸送
・週休2日制
このような会社も実は探せばあるんです。
私が今の会社にいるのも休みは無いけど、給料がいい、帰りの荷物はパレットだからです。
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まとめ
今回はトラック運転手のきつさや本当の実態を包み隠さずお伝えしました。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。