長距離ドライバーの生活サイクルは一般のサラリーマンとは真逆でかなり違います。
多くの人が朝起きて出勤し夕方~夜にかけて帰宅という流れでしょう。
しかしトラックドライバーは昼夜逆転、長距離のドライバーともなると一度出発すればその日のうちに家に帰ることはできません。
では一体いつ帰れるのか?いつ休んでいるのか?そもそも休みがあるのか気になりませんか?
今回は現役長距離ドライバーである私の1日を例にご紹介していきます。
また、休みについても書いていますのでどうぞご覧ください。
長距離トラックドライバーの1日の生活とは!
長距離ドライバーと一言で言っても、会社や扱う荷物によって仕事内容は変わってきます。
私は主に雑貨を運ぶ路線便を担当しています。
まず、私の一日は夕方から始まります。
それまでの午前中~昼過ぎは寝ていることが多いです。
用事があるときは、普段寝ている時間を使って用事を済ませます。
《私の一日》
PM4:00 出勤 ⇒ トラックへ乗り込み現場へ移動
PM5:00 ぼちぼち荷物を積み込む
PM7:00 時間の前後はありますが、早便なので通常であればだいたい午後7時頃には出発します。
約7時間ほどかけて目的地の東京へ向かいます。
AM2:00 東京の現場に到着 ⇒ 約2時間ほどかけて荷物を降ろしていきます。
AM4:00 特にトラブルもなく無事に終了できれば、上りの仕事は朝4時前後に完了します。
上りの仕事が終わって、下りの仕事に入るまでは寝る時間になります。
ガソリンスタンドへ行き給油と風呂を済ませ、コンビニで晩御飯を買います。
その後、帰りに積む荷物の現場へと向かいます。
下りの仕事は千葉から大阪向けです。
AM6:00 だいたいこれくらいの時間に千葉の現場付近に到着し、やっとゆっくりできる時間になります。
昼夜逆転している私にはこの時間からが晩酌タイムです。
テレビを見ながらご飯を食べて、運転席後部にある寝台ベッドで少し横になっているといつのまにか寝てしまっています。
PM4:00 起床 ⇒ 歯磨き、トイレ、着替えを済ませて現場へ
PM5:00 大阪行きの荷物の積み込み ⇒ 出発
AM4:00 大阪到着・荷降ろし終了 ⇒ 帰宅
ざっくりですが、私の一回の航海はこんな流れです。
大阪では自宅に帰るので、そこで家族と会えます。
一度出発すると2日かかるので、週に3回このサイクルを繰り返しています。
月にすると、東京-大阪間を約12回往復する計算になります。
長距離ドライバー に休みはある?
私の場合、月・水・金に大阪を出発しています。
週の最後の金曜日は、日付が変わった土曜日に東京に到着し、その日の夕方に下りの荷物を積み込み日曜の朝に大阪に戻り仕事が終わります。
そこでやっと休みに入れます。
日曜の朝といえど夜勤明けになるのでまずは睡眠を取りますが、起きればもう夕方です。
あっという間に時間が過ぎるので、日曜日はそのまま潰れてしまいます。
用事があれば、仕事終わりすぐの睡眠は取れないので寝ずにそのまま用事を済ませます。
月曜日も夕方から出勤なので昼間の間は身体を休めていないと体力が持ちません。
そうすると休みなんてほとんどない計算になります。
実質、家にいる時間は日曜日の朝~月曜日の夕方まで。
貸切便となると、月曜日の朝に荷物を降ろしに行かなければいけないので24時間家にいることはなくなってしまいます。
なかなかハードなスケジュールですが、このような会社は珍しくはありません。
運送業界は古い体質が残る企業が未だに多いですが、昔に比べたら現状はかなり改善されてきています。
運送会社を選ぶ時は出勤日数と休日がはっきりわかるように記載されているかどうか確認しましょう。
トラック運転手の休日の過ごし方!
私が勤務している会社では日曜日が基本的に休みになります。
月曜日の夕方から出勤なので、それまではゆっくりできるように感じますが意外と休めないのが現実です。
長距離ドライバーは昼夜逆転のため普通の人とは時間のズレがあり、休みがあるようでないようなもの。
土曜に積んだ荷物は日曜日の朝に降ろし終わります。
家に帰って風呂に入りご飯を食べてから寝て…そして起きるともうちびまる子ちゃんが始まっています(笑)
長距離のドライバーをやっていると休みの日はこんなものです。
長距離ドライバーには向いてる人と向いていない人がいます。
向いていないと絶対に長続きはしないしきついです。
向き不向きは性格診断テストで調べることができます。
一度性格診断テストでチェックしてみましょう。
>>長距離ドライバーに向いているかチェックしてみる
中距離ドライバーの一日とは
中距離ドライバーも不規則な生活になりやすく、むしろ長距離ドライバーよりも時間が読みにくいかもしれません。
私は長距離ですが、路線便なので時間と場所は決まっている分、意外とやりやすいです。
その点中距離は、長距離ほど移動時間は少ないですが行く場所によって出勤時間も夕方や深夜と大きく変動してきます。
中距離は4トン車が多いですが、大型での仕事ももちろんあります。
中距離は荷物の積み下ろしの回数は多いですが、長距離ほど給料は高くありません。
それもあってか、割に合わないと長距離に移りたがるドライバーも多いです。
中距離ドライバーの給料に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
そのほか、毎日ちゃんと家に帰れる地場の仕事を好むドライバーもいます。
毎日家に帰れることを重視する人、給料が良い路線を重視する人、人それぞれ何を重視するかは違いますが中距離ドライバーの生活も長距離同様大変なのは一緒です。
車内で快適に過ごす方法とは!
長距離ドライバーは基本的に車中泊なので、少しでも快適に過ごせるよう様々な工夫をしています。
中でもこれだけは絶対に欠かせない必須アイテムはというと…
・テレビ
・冷蔵庫
・インバーター
・DCDCコンバーター
この4つはなくてはならない必需品です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
長距離ドライバーの求人情報や転職を成功させるコツはこちら
長距離ドライバーの実際の給料や年収、募集要項などもっと詳しい情報が見たい、もしくは実際に転職を考えている方は「エージェント」の利用がおすすめです。
転職に関しても最近の運送業界ではエージェントからの転職が主流になってきました。
しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。
なのでプロのアドバイザーに相談しながら情報収集や転職を進めたほうが安心です。
運送業界でおすすめのエージェントは「リクルートエージェント」です。
業界最大手で求人数や実績において群を抜いてトップのエージェントです。
リクルートエージェントでは
- 給料や年収
- ボーナスや退職金
- 詳しい仕事内容
- 勤務時間
- 年間休日
- 勤務地
などの情報をゲットできます。
>>リクルートエージェントで長距離ドライバーの詳しい情報をゲットする
そこがリクルートエージェントの最大のメリットです。
- 希望の労働時間は○時から○時まで
- 給料は手取りで40万円以上欲しい
- 土日祝日は休みたい
などの要望をアドバイザーに伝えると企業と交渉してもらえます。
いちいち自分で面接に行って確認する必要がなくなりかなり楽です。
つまり自分の希望が納得できる段階で面接を迎えることができるということです。
交渉が苦手な人、面倒くさい人には嬉しいサポートです。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
これは企業が採用情報をあまり外部に漏らしたくないのと、エージェントからの紹介者のみに対象者を絞って対応の手間を省きたいからです。
リクルートエージェントは非公開求人数が日本一なので、あなたの希望する運送会社が隠れているかもしれませんね。
登録方法は簡単で料金は一切かかりません。
登録したからといって絶対に転職しないといけないわけではありません。
アドバイザーとしっかりと相談しながら自分に合った企業探しや情報収集をしましょう。
さいごに
今回は、簡単ではありますが私の仕事の流れを時系列でお伝えしました。
長距離ドライバーの仕事は決して楽な仕事ではありませんが、慣れるととてもやりがいのある仕事ですし私自信意外に楽しくやれています。
難点もありますが、それ以上に経験やスキルなど得るものもあり間違いなく自分の力になっていきます。
少しでも興味が沸いた人は是非チャレンジしてみてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。