この記事は実際の産業廃棄物ドライバーが書いています。
ぜひ参考にされて下さいね。
一般家庭や工場から排出されるゴミを含み、主に法令で決められた20種類のゴミの事を指していると言われる「産業廃棄物」。
産業廃棄物としてのゴミはそれぞれのルートで回収され、その回収に於いては産廃ドライバーとしての作業が必要不可欠となります。
今回、そんな産廃ドライバーについての仕事内容から様々な実情に加え、給料面や資格の有無、向き・不向きについてを解説します！
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産業廃棄物ドライバーの仕事内容や1日の流れとは
産業廃棄物は主に工場や工事現場等で出たゴミの事を指しており、それらを定期的に回収する業務が産廃ドライバーの仕事です。
業種毎では仕事内容としての細かな違いはあるものの、「産業廃棄物の回収を目的」としている点では多くの業務で共通しています。
それらにある業務形態を基に、回収作業としての仕事内容を1日の流れとして以下にまとめてみました。
産廃ドライバーの一日の流れ
AM7:00～7:30頃から業務の開始（会社毎で開始時間は異なる）
↓
回収先となる現場や回収後に向かう処理場への指示を受ける
↓
工場や工事現場に到着後、産業廃棄物の回収作業に入る
↓
回収作業を完了し、処理場へと向かう
↓
処理場にて排出後、指示がある以上は回収業務にまわる
↓
全ての業務終了後、帰社にて翌日の予定を確認し、帰宅
尚、業務開始に於いては会社、また行き先によっても時間帯はそれそれで異なりますので仕事内容毎での確認は必要です。
産業廃棄物ドライバーは正直きつい？
産廃ドライバーと言っても業種毎や仕事内容次第で詳細も異なり、それらを総じた観点でも一概にきついとは断定はできません。
ダンプやユンボなどの特殊車両による機械操作であれば肉体的な負担は少なく、手作業にて廃棄物を扱う場合では体への負担が多いと言われます。
つまりは業務形態や仕事内容で物理的なきつさに違いがあり、また人によってそれらの捉え方も厳密にはそれぞれにて異なります。
ただ産業廃棄物によっては危険性や衛生面での問題もあり、それらを扱うにあたりメンタルが弱い人ではきつい仕事となります。
産業廃棄物ドライバーには向いてる人と向いていない人がいます。
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産業廃棄物の仕事のメリットデメリットとは
どのような仕事でも職業としての良し悪しがあり、業務に関する物理的や内面的な事柄がメリットデメリットとして混在します。
以下では産業廃棄物を取り扱うにあたっての実情と並び、仕事としてのメリット・デメリットをそれぞれで挙げてみました。
メリット
・業務内容によっては仕事が楽
運転以外に付帯作業が特殊車両による機械操作のみの業務もあり、肉体的な負担が少ない事から仕事内容が楽な場合がある。
・殆ど定時で仕事が終わる
建設現場等への回収作業で出向く業種を除き、大型コンテナやパッカー車の業務の多くは14:00～15: 00頃には自宅に帰宅。
産業廃棄物を扱う業務は基本的には役所がらみの作業になる為、それらに携わる作業の殆どが決められた時間にて終了します。
・比較的収入は安定する
下請けや孫請けとしての末端を除き、お役所仕事であれば入札式による確実な請負となり、会社的にも仕事は安定します。
会社による役所との直接的な契約は比較的単価が良く、よほどの悪質会社でない限りは安定的な給料として反映されるでしょう。
デメリット
・扱うゴミによっては臭いが気になる
産業廃棄物といっても家庭ゴミから建設現場や工場関係等、様々な環境にてゴミとして廃棄されています。
ただし資材から出る廃棄物の場合では薬品等の臭いがある他、家庭ゴミや飲食店関係のゴミとなればかなりの悪臭に悩まされます。
産業廃棄物の仕事を辞める理由とは
物理的な事柄やメンタル面からの価値観に並び、辞める場合の原因や理由は個々にあるそれぞれの事情にて異なります。
ただ産業廃棄物の仕事ではそれらにある実情に加え、「体力的なキツさ」や「不衛生な労働環境」が仕事自体を嫌にさせます。
基本的にはどんな仕事であっても忙しければ人の感情はピリピリし、本意でなくともそれらからの感情の表れが誤解を招きます。
特にこの業界に於いては人間関係で揉めるケースが多く、口の悪い作業員との口論が理由で辞める人が後を絶たないとも言われてます。
産廃ドライバーの給料や年収はいくら？
産業廃棄物を扱う仕事には工場内作業からドライバーに纏わる付帯作業など、会社によって業務の内容も細かく分類されています。
業界のカテゴリーとしても産廃ドライバーが業務の全ての括りとされ、給料や年収の詳細もある程度は一律した見方となっています。
以下ではそんな産廃ドライバーとしてのお金事情から、給料から年収までを全国的な平均額にてまとめて見ました。
月収・給料
基本給＋歩合を含め、それらを総体的にまとめた金額としても「25～35万円程」が一般的な相場と見られてます。（ただし用いる車両のt数やサイズによって手当てが加算され、給与としての総額が変動する場合もあり）
平均年収
年収に於いても各諸手当や雇用条件、また勤務年数に比例した年齢などよっても年収総額が変動します。
それらにある条件等を踏まえ、総体的な全国平均で見た場合では450～500万円、そこから各条件に応じて上下する事となります。
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産廃ドライバーに必要な資格とは
産廃ドライバーとしての運転免許が必須である事に加え、t数別で必要となる免許も会社によっては所持が条件に入ってます。
つまり普通免許の範囲にて業務可能であれば「普通免許のみの所持」でOKであり、4t車以上では中型以上の免許になります。
また会社毎で様々な付帯作業が含まれる場合もあり、フォークリフト等を用いた構内作業では各種の重機資格等が必要です。
あと吊り上げ補助での「玉掛け」や加工作業にて必要な「ガス切り」等、それらの資格所持も即戦力としては有利でしょう。
■自動車運転免許■
普通/準中型/中型/大型/
■構内作業等で必要な資格■
尚フォークリフトやショベルローダ一等、一般道を走行する業務の場合に限っては大特（大型特殊）免許が必要です。
産廃ドライバーに向いてる人向いていない人は
産廃ドライバーとしての業務の多くは運転業務のみとはならず、産業廃棄物を扱う様々な付帯作業がありきの業務となっています。
その上不衛生とされてる環境が多く、それらを扱うにあたっても力作業を必要とする場合が殆どとも言われてます。
これらにある実情を踏まえ、以下で向き・不向きに多いパターンを簡単にまとめております。
向いている人
- 運転自体が好きである
- 機会操作をする作業が好きである
- 汚れる作業環境が苦にならない
- 体力を要する作業に耐えられる
- 業務開始時間に合わせて早起きが出来る
- ある程度の社交性を持ってる
向いてない人
- 運転業務が苦手である
- 汚れる作業環境に向上心を持てない
- 体力を要する作業が苦手である
- 屋外作業が嫌である
産業廃棄物ドライバーの情報収集や失敗しない転職のコツ
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まとめ
産業廃棄物自体はゴミであり、そのゴミを扱う産廃ドライバーは「常に汚れと向き合いながら」での仕事となります。
扱う産業廃棄物によっては衛生環境も悪く、場合によっては人体に害を与えかねないので注意も必要です。
先ずはそれぞれにある実情をしっかりと考慮し、そこから自身にとっての必要性から適応性へと繋げましょう！
日常生活の中では出会う機会も限られますが、我々にとって産業廃棄物の存在は切っても切り離せない存在なのですから…