この記事では、これからルート配送の仕事に挑戦してみたい方に向けてルート配送の職についていた私が現場で働いてみて感じたことなどを詳しくお伝えできればと思います。
ちなみに私は飲食店向けにお酒やソフトドリンクをトラックで配送する職に就いておりました。
ビールの樽や瓶、ワイン、日本酒・焼酎・ソフトドリンクなどを居酒屋さんやレストラン・ホテルなどに配達するいわば業務用卸酒販店(酒屋)ですかね。
今回はそんな経験を活かして、ルート配送の仕事についてお話していきます。
ルート配送はきついのか?楽な仕事なのか?
また、向いている人の特徴などについても触れていきたいと思います。
最後まで読んで是非参考にしてみてください。
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ルート配送とは
ルート配送とは毎回決まっている取引先などに荷物を輸送するのが業務内容となっています。
走るコースが予め決められていることが多く車両もトラックのみならず軽自動車やワゴンを用いる場合もあります。
荷物も企業によって様々なので荷物の種類によっては女性でも活躍できるところがポイントです。
そのため免許を持っていて道を覚えることが出来ればだれでも出来る仕事となっています。
走る距離も基本的には短距離で長くても中距離で収まる場合がほとんどなので長距離で数日かけての運行になることもほぼ無いと考えていいです。
ルート配送はきつい?
そもそも配送などの経験がない方は、この疑問がまず頭に浮かぶんではないでしょうか?
私自身も最初このポイントが一番気になりました。
体力がもつか、きつくて続かないんではないか。
結論から述べますと、どの仕事もそうですが『慣れるまでは、身体がきついです。』
そして体力とある程度の筋力はあってこしたことはないです。
やはり配送なのでそれなりの重さのある樽や瓶ケースを持っていく作業やトラックへの積み込みなどは、日々こなすことになります。
なので今までなにかしらの運動経験があれば対応できるかと思いますが身体が慣れるまでは、きついと思った方が良いです。
また夏・冬の業務に関しては気温の影響をもろに受ける仕事なので特に夏は、きつさは通常よりも増しだと覚悟しておいたほうが良いかと思います。
夏はトラックに乗っている時間以外はピッキング・積み込み・店舗への納品と基本外です。
38度などの猛暑のなか業務をしていると汗が滝のようにでてきて毎日着替えは必要です。
冬は、ある程度着こめばそこまで苦ではないです。
しいて言うならば気温が下がり怪我をしやすい季節なので、ちょっとした切り傷などの怪我をするくらいですかね。
春・秋に関して言えば仕事をしていて気持ち良いと感じるくらいです。
日々の業務が、ある程度の運動量なので身体を動かし筋力を使うので、わざわざトレーニングジムにも行かなくて良い。その点はプラスに捉えれば良いかと思います。
こちらの記事では実際のルート配送ドライバーの口コミをご紹介していますのでご覧ください。
🔗トラック運転手はきついからやめとけ!給料や年収の口コミを大調査/職種別まとめ!
ルート配送の労働時間はどれくらい?
ルート配送の労働時間は、平均してだいたい8時間~9時間が多いです。
ルート配送では様々な荷物を配達します。
その出勤時間帯も運ぶ荷物によって変わるので、朝早く出勤する場合もあれば深夜から出勤することもあります。
昼夜逆転するルート配送もありますが、ルーティン業務なので日々同じことの繰り返しです。
多少の残業はあったとしても、毎日長く残業が続くということはほとんどないと思います。
その点は、拘束時間が長いとされる同じトラック配送の仕事の中でも助かる部分ではないでしょうか。
ルート配送は楽な仕事?
きつい点ばかり述べてきましたが身体はきついですが、精神的には悩んだりストレスを感じたりという場面は他の職種に比べれば少ないかと思います。
よっぽど仕事のミスが多く上司から怒られたりするというのは別ですが、ある程度普通に仕事をしていれば精神的負荷は軽いので、そこは大きなメリットですね。
ストレス過多ですと身体に異変が生じたりプライベートにも支障をきたしたりと、そもそも仕事が続きませんが、ルート配送の精神的負荷は軽いかと思います。
(※大手宅配業者の業務などは例外だと思います。)
結論としては『身体のきつさはあるが精神的には楽』そんなところですかね。
ただ身体も慣れてくれば順応し体力もついてくるので、よっぽど忙しいときじゃない限り慣れたら楽です。
また日々業務はルーティンで配送店舗は決まっているので、業務を難しく感じることもないかと思います。
ルート配送の給料や年収はどれくらい?
ルート配送ドライバーの年収は300万~400万円、給料は20万~30万円となっています。
ルート配送ドライバーの給料は平均より安いと言えます。
しかしトラック運転手の給料は5万円程度なら簡単にアップすることができます。
こちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗【年収を上げる単純な方法】ドライバーの給料が5万円、年収で60万円超簡単にアップする3つの方法!【証拠画像有】
ルート配送に向いてる人の特徴とは!
ルート配送に向いている人の特徴としては、毎日のルーティン業務が苦にならない人が良いでしょう。
ルート配送は毎日決まった場所へ決まった時間に同じものを配送するのが仕事です。
同じ道を通り運転し、配送先では決まった人と顔を合わせ日々やり取りを繰り返します。
メリットとしては、慣れればとても安定した仕事内容なので、『明日はどこでどんな荷物を運ぶのだろう…』と不安になる事はありません。
しかし、フリーの長距離トラックなどは毎日行く先が変わります。
ドライバーの中でも、毎日違う場所へ行きたいと言う人もいます。
そういった人には、このルート配送の仕事は毎日同じ景色を見て同じ作業内容の繰り返しで刺激がないと感じてしまうでしょう。
ルート配送のドライバーへ転職をお考えの方は一度性格診断チェックをしておくことをおすすめします。
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診断してみてください。
ルート配送の向き不向きについて
ルート配送の向き不向きについて述べますと、やはりルーティン業務が好きな方は向いていると考えます。
毎日、ほぼ決まった時間に商品をピッキングし商品を積み込んで決まった時間に担当店舗に行き納品。
業務はシンプルなのでシンプルな業務を続けられるかは大事なポイントだと思います。
一方でもっとクリエイティブな仕事をしたいという方やバリバリ歩合制で稼いでいきたいというの営業などで稼ぎたいという方には不向きではないでしょうか。
また営業のように数字のノルマとかはありませんが納品する際に担当店舗オーナーやスタッフと顔を合わせることも多いので最低限のコミュニケーション力は必要かと思います。
たまに、言葉遣いが悪い担当だと会社に電話がかかってきて担当を外してほしいというクレームも何度かありましたので、クレームをださないためには相手との距離を縮めるのが得策かと思います。
最後に向いている要素としてある程度の運転スキルが必要です。
トラックの運転は入社後、学べる会社も多いので半月ぐらいで慣れるかと思いますがそもそもの運転スキルは必須です。
特に急いでいるときなどは注意力が散漫になりやすいので事故を起こす社員も多いです。
事故を起こすと修理代や会社全体の自動車保険の値上がりに繋がるので会社の評価を著しく下げることになります。
なので安全運転で事故を起こさないことは日々、口をすっぱくして言われることです。
ルート配送を辞めたくなる理由とは
ルート配送を辞めたくなる理由を主に2つ紹介します。
給料が少ない
詳しくは後述で解説しますが、ルート配送の仕事は基本的には安いことが多いです。
これは運転する車種や輸送する荷物の種類なども大きく影響しますが、一般的な物流トラックドライバーの給料と比較してもルート配送の給料は比較的安いと言えます。
ドライバーへの負担が大きい
前述したように、ルート配送は時間に追われやすい仕事です。
道をしっかり覚え、配送先での作業は取引先に迷惑がかからないようにかつ最低限で済ませ時間通りに配送先を回る必要があります。
そのため時間による精神的なプレッシャーは大きく、荷物の積み下ろしなども手作業で重量物を運ばなくてはいけないこともあり精神的にも肉体的にもドライバーの負担が大きいです。
はっきり言ってトラック運転手の運命は会社によって決まります。
こちらの記事では絶対に入ってはいけない運送会社について解説しています。
ぜひ参考にされて下さい。
🔗入ってはいけない運送会社一覧!危ない運送会社やまともな運送会社はここだ!
ルート配送はやめとけ?
向きと不向きがかなり別れやすい仕事ではありますが、この仕事の働き方が性に合っている方にはとても良い仕事ではないでしょうか。
どんな仕事もやってみないとわからない要素はありますので実際に経験してみるのが大事だと思います。
ルート配送の志望動機の書き方とは
ルート配送の志望動機の書き方としては自身の過去の経験を取り入れるのがおすすめです。
例としては「私はコミュニケーションが得意で、学生の時もたくさんの友達に恵まれていました。このコミュニケーション能力をルート配送の仕事に生かせると思いました」など、このように自身の過去の経験を取り入れることで印象の良い志望動機を書くことが出来ると考えられます。
まとめ
私個人としてルート配送は自分に合っており、とても良い仕事だと思います。
トラックに乗っているときは1人なので黙々と好きな音楽を聞きながら業務ができある程度自分のペースで仕事ができるので、さほど人間関係の煩わしさは少ないですし営業職のような新規開拓や数字のノルマもなく、1日の決まった配送をこなせばよいので。
ただ、唯一懸念している点といえばある程度の年齢になって続けることは体力的に難しいということです。
力仕事なので腰を悪くしたりする原因にもなります。
なので精神的負荷が少ない分、働いている期間に自分磨き(資格取得や専門知識の習得や勉強)を並行して行う、何かを学ぶ期間としては絶好のチャンスだと考えます。
1度の人生なので、これからの時代は特に会社に依存するんではなく、会社は給与を稼ぐ手段として割り切って考え自分が興味あることや、やりたいことで世の中に価値を提供することができるそんな人間になりたいと思う今日この頃であります。