トラック運転手に転職して後悔したことを徹底調査!後悔しないためのポイントとは!

トラック運転手 後悔

さぁ、稼ぐぞっ!

と、息巻いて入社した運送会社。

しかし自分の思っていたドライバー職とは全然かけ離れていた。

なんて話はよく耳にすることです。

入社してから後悔するハメにならないようにするには、先輩が何で後悔したかを知る必要があります。

今回は現役のドライバーさんに「トラック運転手になって後悔したこと」をアンケート調査してみました。

調査結果や私の実体験からトラック運転手への転職で後悔しない方法を紐解いていきます。

この記事が参考になれば幸いです。

ドライバーへの転職で後悔しないためにエージェントの活用は必修です!

全国に6万社近くある運送会社。
入社する会社によって給料や年収、労働環境は大きく変ります。
人生が変わると言っても過言ではありません。

しかし、そんなにたくさんある運送会社から自分に合った会社を探すにはどうしたらいいのでしょうか?
最も簡単な方法は「転職エージェント」の活用です。

以下の記事では、ドライバー歴30年の私が実際に10社のエージェントを使ってみた感想をまとめてみました。
ドライバーへの転職で最強に良かったエージェントはどこだったのか?
ぜひ確認してみて下さいね。

目次

【トラック運転手になって後悔したこと】アンケート結果

今回のアンケートに多数の現役ドライバーさんが協力してくれました。

リアルな実体験をまとめてみたのでぜひご覧ください。

後悔1:労働時間が長い(ルート配送)

ドライバー不足という事もありますし配達物の増加という事もあるのですが配達物の量に対してドライバーの数が少なく1日の配送件数が非常に多く労働時間が1日平均13時間です。入社した当初はそこまで酷くなかったのですがネットで買い物する人が年々増えてきてからは本当に労働時間が長くなりトラック運転手になって失敗したなと率直に思ってしまいました。賃金が上がればモチベーションに繋がりますが賃金は上がらないのに仕事量ばかりが増すという現状に後悔の気持ちが非常に強いです。

後悔2:給料の割が合わない(ダンプ運転手)

後悔したことはダンプ運転手になったことで、理由は拘束時間に対しての給料の割が合いません。現場によっていろいろルールが違ったりして覚えることが割と多いことと道路状況で遅れたりすると現場から『遅い、プロなんだから裏道使うなり何なりどうにかしろ』などと文句を言われるのも度々あったりなど精神的にも疲れる。

後悔3:家族との時間が減る(長距離ドライバー)

長距離だとほとんど自宅にいないですし、家に帰ってきても子どもは寝ている時間帯のため、子どもとのスキンシップが取れませんでした。また子どもが小さいときには、子供の世話を妻が一人でしていたため、精神的に参ってしまうこともありました。実家暮らしだといいのですが、核家族のため妻に負担となりました。

私もそうでしたが長距離ドライバーは昼間に寝ることが多いです。
妻も私を起こさないようにと気を使わせてしまい苦労をかけました。

後悔4:とにかく拘束時間が長い(海コントレーラー)

とにかく拘束時間が長いことです。最初は海上コンテナを運転できるという憧れで入ったのですが仕事はそう楽ではありませでした。最初はトレーラーの練習でだいたい18時には終わったのですが港に行くことを覚えるようになると朝は3時に出発夜はうまくいって6時や7時などかなり大変でした。そんなことを繰り返すうちにもうトレーラーはいいやと思い退職しました。

後悔5:リスクの割りに給料が安い(SD)

いつ自分が加害者になってしまうかわからない状態で仕事をしていますし、逆にこちらが運転に気をつけていても、相手から事故を誘発してくる可能性があります。そんな常に危険にさらされている状態で緊張感を持って仕事をしないといけない割には給料が安すぎると感じています。

後悔6:体力筋力が必要(女性ドライバー)

男性が比較的多い業界で、女性でトラックドライバーをしていたので、運転はいいのですが、荷積みと荷下ろしをする時は商品を壊さないように本当に慎重にやっていました。男性の方々はヒョイヒョイと荷積み荷下ろしをやっているので、どうしても作業が遅くなったりしてしまうことに申し訳なく思うこともありました。あと、トラックドライバーになるまで腰痛もちではなかったのですが、腰痛が多くなりなかなか回復せずそれが小さなストレスでした。撮影照明機材のロケドライバーだったので、ロケだと拘束時間が長かったり、福島横浜間だったり長距離の運転があったりなので集合時間までの時間配分に悩み、初めての道のりにドキドキしていたことが多かったです。

後悔7:スキルが何一つ身に付かなかった(コンビニルート配送)

生きていく為のスキルが何一つ身に付かなかった事。毎日同じルートを運転してまわるだけで、頭を一つも使わないし、給料は安くて上がる見込みもない。運転さえ出来れば誰でも出来る仕事だし、社会的地位も低い。底辺職とも言われているし、職業を聞かれて答えるのが恥ずかしかった。なくてはならない仕事だとはわかっているが、もう少し給料と社会的地位が上がれば、と思う。何も出来ないから運転手をしてる、というイメージの人が大半である。

後悔8:協調性がなくなる(長距離ドライバー)

トラックは子供のころからの夢でずっとトラック乗りですが後悔したことは人に合わせられなく協調性が薄れていくことですね。基本一人でする仕事なので腹が減ったら自分の好きな時間に休憩したり飯を食ったり、嗜好品をたしなめたり、晩酌したりと誰の気兼ねもなく自由人で良いのですが、よく考えると他の職種は、そういうことは許されませんよね。家庭に戻ると人に合わせられない自分がいて人が皆さん右行けばオレだけ左行こうってな感じで他の運転手はわかりませんが、私は社会に対応できなくなってしまったことが後悔ですね。

後悔9:家に帰れなくなった(長距離ドライバー)

業務の大半を運転時間で、あとはあまり束縛されずに自由にできるのかなという印象で楽かなと思って入社しました。誰とも合わないという点では想像通りでしたが、積み下ろし場所の都合等で待機時間が異様に長い日がありました。そのせいで結果として何もできない待機時間が生まれてしまって週末くらいしか家に帰れなくなったのは後悔しました。

後悔10:もっと違う分野にチャレンジしたかった(路線ドライバー)

自動運転の波や労働力軽視の波というものの慧眼がなく、業界の先細りを予想しながらもズルズルと働き続けたというような点がかなり自分自身の先見の明がない生き方だと思い、後悔をしたというのが一番トラック運転手になって後悔したことだと思います。もう少し若い頃であれば違う分野にもチャレンジできたし、それなりの貯金もあったので運転資金として十分にあったはずなのです。

現役ドライバーによる「トラック運転手の哀れな末路」のアンケート調査結果はこちらの記事をご覧ください。

現役ドライバーによる「トラック運転手だけはやめとけ!」と思うアンケート調査結果はこちらの記事をご覧ください。

アンケート結果からみる特に後悔した事例

今回の調査結果と私自身の経験として、サラリーマンからトラック運転手に転職した場合の後悔するケースで多いのは以下の4つでした。

  • 労働時間が長い
  • 割に合わない給料
  • 事故のリスク
  • 協調性がなくなる

労働時間が長い

労働時間の長さには私もびっくりしました。

それまでの私は残業代も15分刻みで出る大手の商社にいました。

私が初めに転職した運送会社はいわゆる庸車でトラック20台くらいの小さな会社でした。

残業代はみなし残業といって、給料に初めから含まれていました。

つまり、ある一定の時間を超えるとサービス残業になるわけです。

出勤時間も帰社時間も決まっていません。

朝から仕事をして、夕方いきなり名古屋に行って!と言われるのも日常茶飯事です。
*私は関西在住です。

九州に荷下ろしに行けば、帰り荷を探すから待っといて!とそのまま丸一日待機になったりと。

まぁ、こんな感じで15分刻みで残業代を貰っていた私は「とんでもない世界に飛び込んだな」と本気で思いました。

今は働き方改革や2024年問題で、むしろ働けなくなってきています。

給料が減ったと嘆くドライバーも多いですが、これでやっとブラックな業界の体質から脱却できると期待している方も多いはずです。

割に合わない給料

給料に関しては総合的に見る必要があるように思います。

それは労働時間や仕事内容、ボーナスや退職金などです。

そしてそれらは全てはっきり言えば「入社した会社次第である」ということです。

運送業界には本当にたくさんの仕事があります。

「こんなんでええの?」みたいな超楽勝な仕事もあります。

一生この仕事でいい、みたいな仕事に巡り会えることもあります。

まぁ、楽な仕事は必ずなくなるという運送業界あるあるもあるのですが…

最悪なケースは

・荷物多い
・配達件数多い
・休み少ない
・給料安い

です。

下請けの会社によくある話ですが、もらい仕事でどうしても運賃が低くなりがちなので、そのしわ寄せがドライバーにきてしまいます。

仕方のないことですが、このようにきつい運営を迫られている会社では起こり得る話です。

事故のリスク

ドライバーをやっている限り、絶対に切り離せない問題が事故のリスクです。

私はこの業界に30年いますが、死亡事故を起こしたドライバー、死亡したドライバーを数多く見てきました。

私の会社にもいました。

前日にしゃべっていた仲間が死んだという連絡をもらった時は本当にショックでした。

そして、「明日は我が身」と怖くなり震えました。

ドライバーに転職するなら、このリスクだけは本気で考えていただきたいです。

事故は絶対に起こさない。

もし起きても自分には絶対に過失はない、と自信を持って主張できるような運転を常にしなければなりません。

トラックドライバーはやめとけ!と親に言われるケースがよくあります。

これは事故で一生を棒に振って欲しくない、という親心でしょう。

それほど事故は恐ろしいものです。

ドライバーに転職するなら「事故のリスク」は真剣に考えなければいけません。

協調性がなくなる

こちらは長距離ドライバーによくありがちな話です。

上記のアンケートでも長距離ドライバーさんが答えてくれている通りです。

逆にセールスドライバー(SD)、集配ドライバー、ルート配送などは協調性がなければ務まりません。

それは社内でのチームワークや、なんと言っても直でお客さんと接するからということです。

大手のSDさんは本当に教育されていて臨機応変に対応できる方が多いです。

あの仕事をこなせるなら、どんな業界に転職してもやっていけるでしょう。

しかし長距離ドライバーは潰しのきかない方が多いのも事実です。

全員とはいいません。

とてもコミュニケーション能力が高い方も多くいらっしゃいます。

しかし職業柄、慣れてくると何故か、普通のサラリーマンができなくなる、というか、やりたくなくなる方が多いです。

私もそうでした。

給料もいいので、辞めれなくなるんですよね。

決して悪いことではありません。

むしろ長距離ドライバーをやっていて良かったと思っています。

が、協調性はなくなるよね、というお話です。

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トラック運転手への転職で後悔しない為のポイント

これまでのアンケート結果や特に後悔するパターンから、ドライバーへの転職で後悔しない為のポイントをいくつかご紹介します。

安い給料の問題

一般的に乗車するトラックが大きくなればなるほど、給料は上がります。

が、しかし積む荷物の量はもちろん増えます。

その分、配達件数は減りますが。

稼ぎたい方は少しでも大きなトラックに乗ることで給料を上げることができます。

免許制度の複雑化の問題もありますが、

30万以上欲しい方は最低でも4トン車以上

40万以上欲しい方は大型免許は必須になります。

佐川急便やヤマト運輸などの大手はボーナスもしっかりしているので2トン車でも年収は高い傾向にあります。

労働時間の問題

トラック運転手の仕事には大きく分けて、「長距離」、「中距離」、「地場配送」の3つがあります。

距離が伸びれば伸びるほど、仕事が終わる時間も読みづらくなります。
*交通状況に左右されやすいので。

また長距離ドライバーになると、毎日は家には帰れません。

週に 3回帰れればいい方です。

まずはこの 3種類のうち、どの仕事が自分のスタイルに合っているのかを決めます。

そして労働時間、休日などを募集内容で確認し、面接でも念押しで確認することをおすすめします。

転職する際は、給料と労働時間のバランスをよく考えて決めましょう。

入ってはいけない運送会社に関してはこちらの記事で詳しくまとめてみましたので参考にされて下さい。

きつい仕事内容の問題

上記でもありましたが、運送会社の仕事は本当に星の数ほどあります。

キツイ、汚い、危険の3Kのイメージがありますがら本当に楽な仕事もあるんです。

楽な仕事というのは、パレット輸送やカゴ輸送のことです。

逆にしんどい仕事というのはバラ積みのことです。

1日に20件から30件以上、お客さんの所を回る仕事もキツイ部類に入るでしょう。

小回りのきく小さなトラックは多くの件数を積まされます。

大きなトラックは配達件数は少ないものの、多くの荷物を積まなければなりません。

どちらがいいのか?と言われたら、これは性格的なものもあります。

絶対に大型なんて嫌だ、という方もいれば、2トン車で何十軒も回れるかっ!という方もいます。

まずは2トン車から初めて、大きなトラックへステップアップし、自分に合う仕事を見極めるのも良いでしょう。

それと仕事内容に関しては「どのような荷物を運ぶのか?」が重要になってきます。

求人の募集要項や実際に面接で確認することをおすすめします。

また「楽な仕事」、「いいコース」はベテランの先輩が走っているケースがほとんどです。

新米のうちは修行だと思い、ある程度の覚悟と心構えは必要かもしれません。

後悔しないためのドライバーへの転職のコツや情報収集はこちら

運送業界は人手不足で転職するなら今がチャンスです。

現状、運送業界ではドライバーが会社を選べる状況になっています。

しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。

そこで良い会社を見極めるコツがエージェントの活用です。

今エージェントからドライバーへの転職が急増しています。

その理由は給料や労働条件、福利厚生などを事前に確認し交渉までしてくれるからです。

あなたの条件に合った企業であるという前提で面接に望めます。

いちいちその都度面接に行って自分で確認する手間が省けます。

またお金の話や休日、仕事内容など自分の条件を交渉しにくい方にもおすすめです。

エージェントへの依頼具体例
  • 給料は手取りで40万円以上欲しい
  • 土日は休みたい
  • パレット輸送の多い会社を探して欲しい

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情報収集にもお役立てください。

まとめ

今回はトラック運転手になって後悔したこおを現役のドライバーさんにアンケート調査をしました。

ご協力いただき誠にありがとうございました。

また調査結果より、よくある後悔するパターンや後悔しないためのポイントもご紹介させて頂きました。

性格的にトラックドライバーに合う合わない、向き不向きもあると思います。

が、しかし極論を言えば後悔するしないは「入社した会社に大きく左右される」と感じています。

良い会社を探すには常に転職サイトを確認する、もしくは転職エージェントを活用するのが主流になってきています。

この記事がお役に立てれば幸いでございます。

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