運行管理者試験を1発で合格するコツとおすすめの問題集とは!

運行管理者試験1発合格

運行管理者とはバスや飛行機、タクシーなどお客様を乗せ運賃をいただいて運行する旅客とネットショッピングや機械・機材の運搬などでトラック含め荷物を運搬する貨物と2種類あります。

今回は、主に貨物(以降トラックとします)と言われる荷物を運搬する運行管理者試験についてお話致します。

私は現役の運行管理者ですが役員も担っているので少々職場目線でのお話も入るかもしれません。

運行管理者を目指す最強の転職エージェント

全国に6万社近くある運送会社。
入社する会社によって給料や年収、労働環境は大きく変ります。
人生が変わると言っても過言ではありません。

しかし、そんなにたくさんある運送会社から自分に合った会社を探すにはどうしたらいいのでしょうか?
最も簡単な方法は「転職エージェント」の活用です。

以下の記事では、ドライバー歴30年の私が実際に10社のエージェントを使ってみた感想をまとめてみました。
ドライバーへの転職で最強に良かったエージェントはどこだったのか?
ぜひ確認してみて下さいね。

目次

運行管理者試験が難しくなった理由とは

運行管理といっても実際何をするんだろう?と業務内容がよくわからない方も多いと思いますので簡単に説明します。

まず、1番重要な内容としては点呼。

ドライバーが出社しトラックを動かす前に必ず行い、健康状態や運行の内容説明など必要な情報を共有し1日の運行か安全かつ円滑に遂行できるように行います。

これを乗務前点呼と呼びます。

また配送・運搬が終わり会社へ帰ってきて乗務が終わった際に健康状態や業務の運行状況、他伝達事項等を共有し翌運行に備えます。

この際、乗務前・後どちらもアルコール検知器による酒気帯びの確認、寝不足や体調の確認を行います。

次にトライバーが持ち帰ってきた運行記録計の記録や会社によって導入されているドライブレコーダーを確認し運行計画が遂行されているのかを確認します。

また、運行状況の確認やスケジュールの変更があった場合も当該ドライバーへ指示をする必要があり、運行管理者は営業(配車)担当及びドライバーとの連絡が必須となります。

運行管理する訳ですから、ドライバーの業務時間の把握や休憩・休息の確認も必要になり業務は日々多忙となります。

他にも運行計画書の作成や事故があった際の報告などドライバーが配送に出ている間に行う業務は多様です。

ドライバーの中には新規採用者さんやベテランさん様々ですので書き方の指導も業務に含まれます。

このように管理者と言っても配送を担う重要な司令塔である運行管理者ですから国家資格として知識を有する必要があります。

運行管理者試験が難しい理由としてはご理解いただけたでしょうか。

では何故、元々難しいとされている運行管理者試験が近年さらに難しく練ってきているのか・・・。

明確な理由は分かりませんが、現役で仕事に従事している身からするとポイントはさほど以前と変わらないように思います。

少し偏見が入るかもしれませんが、資格を取れればいいとお考えの方には難しくなっているかもしれません。また試験を受けるにあたり基礎講習(3日間)もしくは1年以上の実務経験がないと受験資格になりませんので覚えておきましょう!

運行管理者は幅広い知識を有する必要がありますから、試験の内容も様々な分野から出題されます。一昔前のように詰め込み式の勉強や山掛け方式では試験内容によっては合格できるかもしれませんが、はっきり言ってお勧めしません。

合格後、管理者として仕事に従事しても全く戦力にならないからです。

戦力外通告されてしまっては元も子もありません。

ただ、法改正や最近のニュースに目を向けると出題傾向が少し読み取れるのではないかと思います。

特に過労・労働基準法、道路交通法など近年の法改正や社会情勢、問題になっている煽り運転など、その時々で問題になっている話題に目を向け深堀りと出題されやすい傾向がわかり比較的試験勉強もやりやすくなるのではないでしょうか。

最近難しくなったと思わずに、通常の試験勉強+ニュースに耳を傾けることをお勧めします。

運行管理者試験内容と合格ラインは

運行管理者試験は、貨物と旅客の2つにわかれています。

貨物は運送や物流を担うトラックが対象となるのに対し、旅客は人を乗せて運ぶタクシーやバスなどが対象です。

どちらの試験でも計30問が出題され、選択式となっています。

総得点が満点の6割以上、30問中18問以上に正解すれば合格です。

ただし、出題分野ごとに最低限必要な正答数が決まっているため、ピンポイントの高得点狙いでは合格できませんのでご注意ください。

分類出題分野
≪貨物≫貨物自動車運送事業法関係
道路運送車両法関係
道路交通法関係
労働基準法関係
その他業務に関する必要な知識
≪旅客≫ タクシーやハイヤー等道路運送法関係
道路運送車両法関係
道路交通法関係
労働基準法関係
その他業務に関する必要な知識

運行管理試験を一発で合格したらすごい?

はっきり言って「すごい!」とは思いません。

私も一発合格者ですが、元々受験する意思がある時点で合格を目指すのは当たり前のこと。

ただ、仕事もしながらや家事や子育てといった自分の時間がなかなか取れない方々が合格の為に努力されたことは「すごい!」と思います。

合格はあくまでスタートラインです。

例えば一発合格で浮かれている人と何度かチャレンジして挫折を味わい何度も復習することで知識が豊富な人、どちらが信用置けますか?

資格取得して実際実務に通用することが一番重要だと思います。

運行管理者試験を一発で合格するコツとは

まずはしっかりテキストを読むことです。

特に基礎講習を受講された方でしたら受講中に学んだ内容はかなり重要ポイントだと思って復習されることをお勧めします。

テキストがかなり分厚いので会社で隙間時間に見れるようにされるのもお勧めです。

また、学生時代からの勉強法はあまり変えないほうがお勧めです。

詰め込み式、山掛け式の方は変えていただく必要がありますが、問われるのは知識と応用ですのであまり意味をなさないと思います。

まずは内容を知ることが優先ですので、一度サラッとテキストを読んでから勉強を開始することをお勧めします。

テキストを読んだら自分に合った勉強方法で取り組みましょう。

個人的な意見ですが、私の場合元々理系ですので文章を読んで理解するのは苦手な方です。

なので、大事なワード(何度も出てくるワード)に読んでいるときに印をつけるかメモを取って後で調べます。

よく教科書やテキスト、参考書に内容を簡略化した図が載っていると思いますがそういった図解をノートにまとめていました。

そうすると文章より頭に残りやすく試験直前で見直しした際読まなくていい分より多くの予習が出来ます。

本屋で購入した参考書はカラーが少ないタイプのものにしました。(※添付あり)

また、5色の付箋を用意し過去5年分の出題問題をみて参考書に張っていきます。

そうすると良く出る内容(すなわち重要なポイント)が見えてくるので早々に取り掛かることが出来ます。

昨年資格取得した後輩も一発合格でしたが、彼女の場合は文系なので基礎講習のテキストを読み込んだ後、過去問を何度も解いていました。

そして間違えた個所をノートにまとめ何故間違ったかを調べていました。

このようにやり方は人それぞれ。

テキストだけではなかなか難しいのでぜひ本屋さんで参考書を手に取られると自分が見やすい参考書があると思います。

購入するもよし、参考にしてノート作りに励むもよし、一つだけ言えることは最初から理解している人はいないということ!皆さん模索しながら勉強されていると思いますので、復習しやすい自分なりの参考書作りをお勧めします。

運行管理者試験の合格率が低い理由や難易度、勉強のコツなどについての情報はこちらの記事で詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。

運行管理者試験のおすすめ問題集は

問題集に関しては過去問、特に過去5年分【年に2回ありますので計10回分】を解かれるといいと思います。

過去問は参考書にもありますが、PCで検索すると無料で掲載しているものもあります。

>>過去問はこちらから

前項でもお話ししましたが、まずはしっかりテキストを読むこと。

自分なりのノート(参考書)を作り復習すること。隙間時間の復習であればノートの方が思い出しやすいと思います。

運行管理者の情報収集や失敗しない転職のコツ

運行管理者 転職

運送業界は人手不足で転職するなら今がチャンスです。

現状、運送業界では運行管理者が会社を選べる状況になっています。

しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。

そこで良い会社を見極めるコツがエージェントの活用です。

今エージェントから運行管理者への転職が急増しています。

その理由は給料や労働条件、福利厚生などを事前に確認し交渉までしてくれるからです。

あなたの条件に合った企業であるという前提で面接に望めます。

いちいちその都度面接に行って自分で確認する手間が省けます。

またお金の話や休日、仕事内容など自分の条件を交渉しにくい方にもおすすめです。

エージェントへの依頼具体例
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  • 土日は休みたい

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まとめ

いかがだったでしょうか。

内容が少し難しかったでしょうか?

私たち運行管理者はこの仕事に興味をもって、さらに資格取得を目指そうとされている皆さんに心からエールを送ります!

資格取得されたら一緒に日本の丁寧かつ安心な物流を支えましょう。

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