収入を増やしたい、でも家庭の事や仕事も両立させたい。
いやいや、思っているだけでは増えません。
とりあえずやってみましょう。
早起きさえ得意であれば、経験も特別なスキルも不要です。
朝刊配達、誰にも気兼ねなく自分のペースで出来ちゃうお仕事なんです。
車も何も走っていない道路の独り占めも出来ちゃいます。
そして、女性配達員も意外といるんですよ。
身近な新聞、でもみんなが意外と知らない新聞配達についてお話していきます。
朝刊配達の仕事内容や1日の流れ
まず配達ルート部数分の新聞を確認します。
私は配達のみなのでやっていなかったけれど、新聞にチラシを入れ、部数を数えてルートごとに分けるお仕事もありました。
メインの新聞が二種類と工業新聞や英字新聞、雑誌なども数部あったので、メインの新聞をスクーターの荷台にセット、前かごの配達バックに、他の新聞等を配達先順に入れます。
雨の日は、新聞が濡れないようにビニールで袋とじのカバーをします。
全部にかけると時間もかかるし、もったいないので、配達先のポストの状況や前カゴの分など必要数だけかけます。
荷台の新聞に朝露や雨で濡れないようにカバーをかけて、出発です。
順路帳を見て、ルート順に全数配達します。
実は、この順路帳というのが、ちょっと面白いんです。
配達というと、地図を見て行くイメージが強いと思いますが、地図なんて一切使いません。
まず、最初の配達先がスタート地点となります。
次に行くところは、順路帳を見ます。
順路帳には、上下左右の矢印が記載してあり、現地点から、書かれている矢印の方向に進めばたどり着けるようになっています。
矢印と何個目の建物か、そのお宅の新聞等の種類、マンションなら何号室か、それだけが記載されています。
到着し、次に行くときには順路帳を一枚めくり、その指示に従います。
これが上手に出来ていて、ちゃんと行けてしまうんです。
私も三日目で、一人でもスムーズに配達出来ちゃいました。
すごく効率的なアイテムに感動です。
朝刊配達に必要な資格や求められるスキルとは
ルートによっては、自転車での配達も可能ですが、出来れば原付免許や自動車免許があった方がいいです。
私のところでは、徒歩やランニングの選択は無かったですね。
特別なスキルは必要ないけれど、暗い街中を走るので、迷子体質の人や暗所恐怖症の人はちょっと大変かもしれませんね。
朝刊配達の仕事はきつい?
毎日仕事で、月一回の休刊日のみがお休みです。
月一、寝坊出来るのが楽しみでした。
そして雨の日はやっぱりきついです。
スクーターで走ると、顔に当たる雨粒が痛い。バチバチ刺さります。
雪の日は、マイカーで出動出来て、ちょっと嬉しいです。
でも早朝で、除雪車が入っていない場所は大通りで停めて、ザクザク雪をかき分けて徒歩配達です。
いつもは誰もいない街中に、除雪している人がいて、「おはようございます。大変ですねー」なんて、たまに会話出来るのはちょっと嬉しかったかな。
きついか楽かは、本当に天候次第ですね。
日頃の行い?というか、神のみぞ知るって感じです。
朝刊配達を始めたきっかけ
日中パートを行いながら収入を増やしたいと色々なバイトを模索して、一番私の条件にぴたりとはまったのが、朝刊配達でした。
子どものサポートと仕事、バイトを両立させるには、家族がまだ寝ている時間帯AM3:00~5:00の朝刊配達がベストでした。
思い立ったら即行動、すぐに問い合わせて採用となりました。
配達は販売店のスクーター。
自動車免許取得の際に原付講習を受けたが、それっきり一度もまたいだ事がないくそれも20年以上前…
「そういう人も結構いるから。大体みんな実際に配達行く前に、前の駐車場で一時間ほど練習してからやってもらうんだよ。明日、原付の練習だけ来てくれるかな。」と。
エンジンのかけ方、ブレーキなど走行練習をし、小一時間ぐるぐる原付を走らせて翌日からの配達となりました。
配達する主な新聞の書類は2つで日経新聞と朝日新聞。
そこに工業新聞や英字新聞、雑誌や子ども新聞が数部加わります。
前日、駐車場での小一時間練習からの路上…なかなかのむちゃぶりでしたね。
先輩配達員の後ろを置いて行かれる訳にはいかないと必死でついて行き仕事を覚えていきました。
朝刊配達に向いている人、向いていない人とは
一番大事なのは朝に強いかどうかですね。
自分のペースで一人黙々と仕事をするのが好きな人には向いていると思います。
アパートやマンションの2階3階まで階段で配達するお宅もあるので、体力はあった方がいいです。
でも、逆に体力がついたり、いい運動になったりもしますね。
早寝早起き新聞配達(軽い運動?)、健康そのもの。
そしてお金も手に入ります。
朝刊配達を体験した実際の口コミや評判
自分のペース次第で、早く終わらせる事も可能なので、仕事的には嫌いじゃなかったです。
一度だけ寝坊して、通常より1時間近く遅れて出勤したことがあったけれど、走りまくって配達した結果、いつも1時間半くらいかかる配達を1時間ちょっとで終わらせました。
人間やる気になれば何でも出来るものです。
社長に「はやっ」と驚かれました。
朝のひんやり新鮮な空気の中、スクーターで風を切り、街の道路を独り占めで走る爽快さは本当に気持ちがいいです。
天気のいい日は満天の星を見ながら、段々と夜が明け、赤く明るくなっていく朝焼けを見られるのが何よりの楽しみでした。
一番驚いたのは、雪が積もった朝のこと。
私がマイカーで配達する中、いつも同じ時間帯に別の新聞を配達している女性が、雪が降り続き道路にわだちが出来ているにもかかわらず、自転車でゆらゆら走っている姿を見た時です。思わず「つわもの!」とつぶやいちゃいました。
朝刊配達の給料や年収などはこちらの記事で詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。
🔗朝刊配達の給料はどれくらい?年収や給料明細、面接のポイントとは!
朝刊配達のストレスや辞めたい理由とは
朝刊配達自体のストレスは、全くといっていいほどなかったです。
日中の勤務先には、バイトの事を伝えてあったので、お昼休みは爆睡。
お昼寝の15~30分は、とっても貴重な時間でした。
確かに雨や雪の日は、ブルーになりましたが、ストレスまでは無かったように感じます。
ただ、いくらお昼寝しても夕方まで勤務、その後、子どもの送り迎えがあったので、睡魔との格闘は多々ありました。
辞めたい理由というか、辞めた直接的理由は、子どもの高校入学です。
中学校は給食でしたが、高校はお弁当。
新聞配達して、帰宅後にお弁当作りはさすがに、わが身にムチ打ちすぎ、無理だと判断し辞めさせてもらいました。
ついでにそれを機に、収入確保の為の転職もしましたけどね。
まとめ
新聞配達は、大変な仕事で苦学生のイメージがあると思いますが、そう悪い仕事ではないですよ。
朝に強く、コツコツ好きな人にはいいと思います。
お子さんがいる方なら、寝ている時間帯であり、正味二、三時間の仕事なので、子どもに負担が一切かからないのがメリットですね。