業務委託ドライバーはやばい?その理由や事例を現役ドライバーが暴露!

軽貨物の個人事業主とは

「業務委託ドライバーはやばい?」そんな疑問を抱く方は少なくありません。

個人事業主の業務委託ドライバーは、その自由度の高さや高収入が魅力とされる一方で、実際には思わぬリスクが潜んでいることもあります。

この記事では、現役ドライバーである筆者が、その理由や実際の事例を包み隠さず暴露します。

業界のリアルな状況を知りたい方や、これから業務委託ドライバーを検討している方に向けた必読の内容です。

個人事業主ドライバーの求人募集を探す方法は以下の記事でご紹介しています。

目次

業務委託ドライバーとは

業務委託ドライバーは個人事業主である社長です。

全ての経費や仕事を得るのも自分ひとりで全てこなします。

もちろん配送もです。

運送業者から荷物を預かりますが、配達した数で収入が決まるので毎月の月収は常に変動し安定しないのがこの仕事の特徴です。

逆に言えば、頑張れば頑張った分だけ収入に繋がる魅力的な仕事でもあります。

しかし、実際にはそう簡単に上手くいくわけがなく気力体力ともにかなり必要な仕事です。

運送会社の人とも上手く関わらないと、仕事を回してもらえなくなります。

また、個人事業主なので休みも自由に設定出来るかと思われがちですが、運送会社から仕事をもらっているのでなかなか休みたい時に休めず、希望通り休むと白い目で見られることもあります。

自分ひとりだけの気楽な仕事がしたいと始める人もいますが、そんなこと以上にそこまで甘い仕事ではないのです。

軽貨物ドライバーはきついのか?口コミ評判に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

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業務委託ドライバーがやばいと言われる理由7つ

  • 収入が不安定
  • 体や心への負担
  • 保険や福利厚生がない
  • 経費がかかる
  • 全て自己責任
  • 仕事の確保
  • 思ったほど稼げない

業務委託ドライバーがやばいと言われる理由は上記の7つです。

それぞれ詳しく解説しますね。

収入が不安定

業務委託ドライバーの収入は案件や季節によって大きく変動します。

特に、繁忙期には高収入が期待できる一方、閑散期には仕事が激減し、収入が不安定になります。

また、ドライバー自身が体調不良や事故などで働けない場合、代替収入がないため、収入が途絶えてしまうリスクがあります。

これにより、毎月安定した生活を維持するのが難しくなることが、問題視されています。

体や心への負担

業務委託ドライバーは、長時間運転や重い荷物の運搬など、体に大きな負担がかかることが多いです。

特に繁忙期や納期に追われる場面では、休憩時間を確保することが難しく、体力的な限界に達することもあります。

さらに、納期や配送トラブルによるプレッシャーで精神的なストレスが溜まりやすいです。

実は心身共に大きな負担を感じるドライバーも少なくありません。

保険や福利厚生がない

業務委託ドライバーは雇用ではなく、個人事業主として契約を結びます。

なので雇用保険や社会保険、退職金制度といった一般的な福利厚生が受けられません。

さらに自分で民間の保険に加入する必要もあります。

事故や病気などのリスクを全て自分でカバーしなければならないため、予想外の支出や不安が常に付きまといます。

経費がかかる

業務委託ドライバーは車両の維持費やガソリン代、整備費用など、仕事を続けるための経費が自己負担となります。

車両が故障した場合や燃料費の高騰など、予測できない出費が収入を圧迫します。

また、軽貨物業界では、仕事を確保するために専用のアプリや配車サービスの利用料など、追加の経費がかかることも少なくありません。

全て自己責任

業務委託ドライバーが「やばい」と言われる別の理由は、自分で全部やらなければならないことです。

たとえば、車のメンテナンスや修理も自分で管理し、その費用も自分で払う必要があります。

これはお金がかかるだけでなく、もし車が壊れたら、仕事ができなくなってしまうリスクもあります。

万が一、遅延や配送ミスが発生した場合、全て自己責任で解決しなければならず、その負担は非常に大きいです。

また、契約上のトラブルやクレーム対応も全て個人で行う必要があるため精神的な負担が増します。

仕事の確保

業務委託では自分で仕事を探したり、スケジュールを組んだりする必要があるため、その分の時間と労力がかかります。

仕事を確保するためには、常に市場の動向をチェックし、新しい顧客を見つける努力が必要です。

これができないと、収入が不安定になり、生活が困難になることもあります。

思ったほど稼げない

業務委託ドライバーの中には、高収入を期待して始めたものの、実際には経費や手数料などがかさみ、思ったほど稼げないケースも多く見られます。

案件単価が低い、距離が長い、時間外労働が増えるなどの要因により、月収が思ったよりも少ないと感じるドライバーが多く、経済的な余裕を感じられないことが問題です。

業務委託ドライバがやばいという実際の口コミ

業務委託ドライバーのどんな点が「やばい」と言われるのでしょうか。

ここでは、実際に業務委託で軽貨物ドライバーとして働いている人々の声や本音をSNSで調べてみました。

これらの口コミから、軽貨物業務委託ドライバーの「やばさ」をまとめると、以下のポイントが浮かび上がりました。

高い初期費用

業務委託ドライバーとして始めるには、30万円以上の初期費用がかかり、生半可な気持ちで始めると後悔することになる。

厳しい契約条件

契約解除に罰金を課す不合理な条件や、業界内での再就職禁止条項など、理不尽な契約条件を押し付ける会社が存在する。ドライバーはそのような会社に対して十分注意が必要。

不公平な責任分担

荷主側のミスをドライバーが負担し、自身のミスも自己責任で対応しなければならない。イレギュラーな対応にも追加報酬がなく、ドライバーが不公平な扱いを受けることがある。

休みが取れない

お盆休みなどの長期休暇が存在せず、体力的な疲れが蓄積しやすい。業務量の多さや休暇の確保が難しいことが、業務委託ドライバーの体力的な負担を増大させている。

業務委託ドライバーがやばい実際の事例

業務委託ドライバーの現場では、理不尽で厳しい現実が多く存在します。

実際の実例をSNSで調べてみました。

引き抜きに関する損害賠償は難しい問題ですね。
弁護士案件だと思いますが、弁護士費用も痛い出費になります。

こちらのような謎の損害賠償の話はよくこの業界では耳にしますね。

軽貨物ドライバーの「やばさ」は、契約の不透明さや理不尽な金銭要求にあります。

今回調べた事例では、ドライバーが委託会社を辞めた後、何の説明もないまま損害賠償を請求され、数十万円が差し引かれるケースが報告されています。

また、単価の引き下げや急なロイヤリティの徴収など、不当とも思える対応が取られることもあり、ドライバーは不透明な契約に巻き込まれ、経済的に苦しむ状況に追い込まれています。

こうした事例から、軽貨物ドライバーが直面する厳しい現実が浮き彫りになります。

失敗しないための軽貨物ドライバーの募集の探し方

軽貨物ドライバーをやってみたいけどどう探していいかわからないという人も多いと思います。

私の場合は前の会社で同僚だった子からの紹介でした。

知り合いで委託ドライバーをやっている人がいればその人のつてで入ることができると思います。

ネットで調べても多くの委託会社が出てくるので、条件のよさそうな所の話を聞きに行くのもいいと思います。

少し勇気がいることかもしれませんが、配達に来た委託ドライバーさんにどんな感じですか?と聞いてみてもいいかもしれません。

忙しかったら答えてくれないかもしれませんが、連絡先だけでも交換してくれたら別日に話を聞けると思います。

ヤマト運輸や佐川急便の営業所に電話をして提携している会社を紹介してもらうのもありかもしれません。

※個人事業主ドライバーに転職するコツや求人募集情報はこちらから!

「業務委託ドライバー やばい」に関するよくある質問

業務委託ドライバーはやばいに関するよくある質問は以下です。

現役ドライバーの私なりの見解を述べさせていただきますね。

軽貨物ドライバーは儲かる?

軽貨物ドライバーのなかでも固定報酬制の多い企業配と、個数単価制が多い大手の委託ドライバーがあります。

企業配は月20~40万、個数単価制は月20~100万くらい稼げます。

エリアにもよりますが、肉体労働系の仕事の中ではかなり稼げる方なのではないかと思います。

月100万程稼ぐとなると休む暇もなく体力的にはかなりきついと思いますが、夢のある職業ではないかと思います。

様々な案件がありますが、給料とともに1日どれだけ走行距離がありそうかを調べて無駄にガソリン代がかからないように案件を選ぶのも重要です。

佐川急便の下請けに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

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軽貨物ドライバーの服装は自由?

一般的な会社の服装はスーツや作業服など指定された服装であることが多いと思いますが、軽貨物ドライバーは私服であることが多いです。

私服と言っても派手すぎるものは暗黙の了解でタブーとされています。

1日中動き回るので動きやすい服装がいいと思います。

ただ、ヤマト運輸のEASYクルーは専用のベスト、佐川急便は指定の制服を着用しなければなりません。

他の会社でも指定の服装があればその服装を着なければなりません。

軽貨物ドライバーは女性でもなれる?

結論から言うとなれます。

男性がやるイメージが大きいと思いますが正社員ドライバーでも女性の方はたくさんいます。

もし重たい荷物や運ぶのが大変そうな荷物があれば同じエリアの社員ドライバーにお願いすれば大丈夫です。

ヤマト運輸だと、一般の荷物を配るのが大変と思う人は単価は下がりますがネコポスやメール便を専門に配るメイトとして仕事することもできます。

基本的にポスト投函のみなので力作業の負担はかなり軽減されます。

佐川急便だとデカタク専門といって重い荷物もありますが、その分配る個数が少ないので楽だと思います。

軽貨物の企業配はきつい?

軽貨物の企業配達にはいくつかきつい面があります。

  1. 力仕事である
  2. 誰でも稼げるわけではない
  3. 時間に追われる

まず、力仕事です。軽貨物は比較的軽い作業が多いですが、企業向けの場合、コピー用紙などの重い荷物があり、50kgに達することもあります。

台車を使うもの、荷物を台車に載せる際体に負担がかかるので注意が必要です。

また、企業配給は安定が高収入を期待できる仕事ではなく、副業を考える人も多いです。

さらに、時間に追われる仕事、自分のペースで働きたい人には向いていません。

朝の出勤時間も早く、朝が苦手な人にはきつく感じられるでしょう。

軽貨物の企業配のメリットとは

 企業向けにはいくつかの利点があります。

まず、給料の安定性です。

稼ぎは350万~450万円、月給は30万~40万円ほどで、安定した収入が期待できます。

また、コミュニケーション能力も鍛えられます。

企業に配達する際、相手企業との優先が多く、自然とコミュニケーション力が向上することが多いです。

特に営業経験がある人や、対人関係が得意な人には、そのスキルを相談しやすい環境です。

まとめ:業務委託ドライバーの世界にはやばいと言われる現実もある

業務委託ドライバーの仕事は、自由度や高収入の魅力がある一方で、厳しい現実も隠されている職業です。

実際の事例からわかるように、初期費用や経費がかさむだけでなく、不透明な契約条件や不当な損害賠償の請求、報酬の減額などの問題に直面することが少なくありません。

また、長時間労働や休みが取れないなど、身体的・精神的な負担も大きいです。

こうしたリスクを理解した上で、業務委託ドライバーとして働くかどうかを慎重に検討する必要があります。

安易に始めると、大きなトラブルや経済的な困難に巻き込まれる可能性もあるため、事前の情報収集や契約内容の確認が欠かせません。

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