この記事は元ゴミ収集作業員が書いています。
リアルな実体験をぜひ参考にされてくださいね。
私たちの暮らしを支えているごみ収集作業員の方々。
毎日、毎週ごみの回収をしてくれることが当たり前になってしまい、感謝の気持ちを忘れがちな方も多いのではないでしょうか。
ですが、ごみ収集作業員の方がいなければ、家の中がごみで溢れかえってしまい、汚くて臭くて最悪ですよね。
そうです。
ごみ収集作業員の方々のおかげで、毎日綺麗な家、綺麗な町で生活することができているんです。
ということで、そんな私たちの暮らしに欠かせない、ごみ収集作業員の給料や必要な資格、向いてる人向いてない人などについて、以前ごみ収集作業員として働いていた私の実体験をもとにして、お伝えしていきます。
ごみ収集作業員として働きたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ごみ収集作業員になるには
ごみ収集作業員になるには、ハローワークで紹介してもらう方法と求人サイトから応募する方法が主になります。
3k(きつい・汚い・危険)の仕事であるごみ収集作業員になろうと思う人は少ないと思いがちですが、実は人気の職業で定着率も高いんですよね。
ですので、求人サイトなどで募集をかけている会社は意外と少ないんです。
そんな中で常に募集をかけている会社はブラック企業だったりしますので、応募する前にしっかりリサーチしましょう。
じゃあ、どうしたらごみ収集作業員になれるの?と思いますよね。
そこで、おすすめの方法を3つご紹介します。
まず1つ目は、求人サイトで稀に募集をかけている会社に応募する。
常に募集をかけているわけではないので、ブラック企業でない可能性が高いからです。
2つ目は、募集をかけていない会社に直接連絡を取る。
求人情報を出してはいないけれど、雇う余裕がある会社はあります。
さらに、求人サイトからの応募では無く、直接の応募なので情熱が伝わり採用される可能性も高まります。
3つめは、知り合いに紹介してもらう。
これが1番確実な方法です。
知り合いが勤めていれば、入社させてもらえる可能性が高まるのはもちろんですが、就職する前に会社の内情を知れるということが1番の利点です。
ちなみに私はこの方法でごみ収集作業員になりました。
ですが、この方法にはデメリットがあります。
- 知り合いがいないと使えない
- 知り合いの紹介で入っているので、辞めにくい
この2点があります。
ゴミ収集車のきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
ごみ収集作業員に必要な資格や免許とは
ですが、2t・4tのパッカー車を使用しての業務になりますので、2007年5月以前に取得した普通免許、もしくは準中型以上の運転免許がある方が面接では有利です。
さらに、運転免許がない場合パッカー車の運転ができませんので、運転手よりも走り回ってごみを回収する作業が多く、肉体的にきついです。
私はパッカー車を運転できる免許を持たずに入社したので、毎日走り回ってかなりきつかったです。
ですので、絶対に必要な資格や免許はありませんが、準中型以上の運転免許を取得しておくことをおすすめします。
ごみ収集作業員の給料や年収はいくら?
ごみ収集作業員の平均年収は329万円ほとなっております。
私が勤めていたごみ収集の会社は年功序列で給料が上がっていき、年収360万円~500万円ほどでした。
また、知人が勤めているごみ収集の会社の年収は400万円~550万円ほどでした。
日本全国での平均年収で考えると給料は安く感じますが、地域などによって収入に大きな差があるようです。
自分が住んでいる地域のごみ収集会社はどうなのか、調べてみてください。
ごみ収集作業員のメリット・デメリット
私の実体験と、知人からの話をもとにごみ収集作業員のメリット・デメリットをお伝えします。
メリット
- 毎日、勤務時間が一定で予定が組みやすい
- 夕方には帰れるので家族との時間、プライベートの時間が充実ある
- 基本的に土日は休み
- 給料が高い
- いい運動になる
- 基本的に2人体制なので、話をしながら仕事ができるので楽しい
デメリット
- 雨の日でも風の日でも仕事がある
- とにかく汚くて臭い
- 体力的にきつい
- 2人体制なので相方と性格が合わなかったり、喫煙者と非喫煙者の場合はきつい
- 年功序列なので同じ仕事量で給料にかなり差がある
- 祝日も関係なく仕事があるので長期休みはなく、年末年始も休みは少なめ
ごみ収集作業員に向いている人向いていない人とは
私がごみ収集作業員として働いていた時に辞めていった人に話を聞くと、ほとんどの人が次の3つの理由のどれかでした。
- 思っていたよりも体力的にきつくて定年まで続けられる気がしない
- やっぱり汚いものがダメだった
- 相方と相性が悪くてしんどい
このことから、ごみ収集作業員に向いてる人は、体を動かすのが好きで体力に自信がある・汚いものに抵抗がない・人とのコミュニケーションが好き。
この全てにあてはまっている人だと思います。
この中のどれか1つでもあてはまらないものがある人は向いていないかもしれません。
ごみ収集作業員の面接で聞かれることや服装について
ごみ収集作業員の面接では、趣味や学生時代の部活など体力があるかどうかをメインに聞かれ、とにかく3kの仕事だけど大丈夫かと聞かれました。
肉体労働なので、体力があることは最低条件で、3kの仕事に耐えられる根性があるかが重要で学歴などはあまり関係ないようです。
面接時の服装は、奇抜過ぎるものや、ジャージなどゆるすぎるものを避ければ普段着でOKです。
スーツを着て面接に来ている人はほとんどいませんでした。
運送会社の逆質問に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
ごみ収集作業員の志望動機の書き方や例文とは
ごみ収集作業員の志望動機は、体を動かす仕事がしたいなど、体力があることを伝えることが1番重要です。
環境問題など、難しいことを書く必要はありません。
面接官も小難しいことよりも、体力と協調性があるかを見ています。
ごみ収集作業員への転職はこんな会社がおすすめ
ごみ収集作業員への転職の判断基準は、何時にゴミ収集車を見かけるかです。
ごみ収集作業員の仕事内容はどこの会社も似たようなもので、勤務開始時間はどこの会社も同じくらいですので、退勤時間が早い会社の方がラクです。
ですので、朝はごみ収集車見かけたのに夕方にはどこでも見ないという会社がおすすめです。
ごみ収集作業員の面接対策や失敗しない転職のコツ
ごみ収集作業員の実際の給料や年収、募集要項などもっと詳しい情報が見たい、もしくは実際に転職を考えている方は「エージェント」の利用がおすすめです。
転職に関しても最近の運送業界ではエージェントからの転職が主流になってきました。
しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。
なのでプロのアドバイザーに相談しながら情報収集や転職を進めたほうが安心です。
運送業界でおすすめのエージェントは「リクルートエージェント」です。
業界最大手で求人数や実績において群を抜いてトップのエージェントです。
リクルートエージェントでは
- 給料や年収
- ボーナスや退職金
- 詳しい仕事内容
- 勤務時間
- 年間休日
- 勤務地
などの情報をゲットできます。
>>リクルートエージェントでごみ収集作業員の詳しい情報をゲットする
そこがリクルートエージェントの最大のメリットです。
- 希望の労働時間は○時から○時まで
- 給料は手取りで40万円以上欲しい
- 土日祝日は休みたい
などの要望をアドバイザーに伝えると企業と交渉してもらえます。
いちいち自分で面接に行って確認する必要がなくなりかなり楽です。
つまり自分の希望が納得できる段階で面接を迎えることができるということです。
交渉が苦手な人、面倒くさい人には嬉しいサポートです。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
これは企業が採用情報をあまり外部に漏らしたくないのと、エージェントからの紹介者のみに対象者を絞って対応の手間を省きたいからです。
リクルートエージェントは非公開求人数が日本一なので、あなたの希望する運送会社が隠れているかもしれませんね。
登録方法は簡単で料金は一切かかりません。
登録したからといって絶対に転職しないといけないわけではありません。
アドバイザーとしっかりと相談しながら自分に合った企業探しや情報収集をしましょう。
ごみ収集作業員は体力と根性です!
ごみ収集会社は3kのきつい仕事で、給料も年功序列で、体育会系の古い体質が根付いていることもあります。
ですので体を動かして働きたい人、体力と根性に自信がある人におすすめです。