通常として、建設現場や工場施設などから出される「産業廃棄物としてのゴミ」などを主な積み荷としているコンテナ車トラック。
荷台には脱着式となってる金属製のコンテナがあり、その金属製のコンテナはダストボックスとして契約期間内は各現場に設置されていきます。
それは普段の生活必需品などを積み荷とするコンテナ車と違う事から、皆様の中でもピンと来ない方のほうが多いのではないでしょうか。
今回ではそんなコンテナ車トラックについて「車両のサイズ」や「最大積載量」、「コンテナ車とダンプの違い」や「荷物の積み込み方法」などを調べてまいります。
コンテナ車運転手としての働いて得る「給料はどれくらいなのか」や「求人」についての詳細と、「転職へのコツ」などにも触れてまいります。
コンテナ車トラックとは
外観では通常よく見られるダンプ車と同じく背中の荷台には「鉄製の頑丈な箱」がありますが、その箱自体には「容量を多く取れる深さ」がある事と、「切り離しが出来る機能(アームロール)」を持ってる点も通常のダンプ車とは大きく異なります。
会社によっては用途に合わせた「特別仕様車両」を所有してる場合もありますが、コンテナ車といえば通常では切り離し機能を搭載している「アームロール車」として主流になってるトラック車両の事を指します。
その主な活躍場としては、コンテナをダストボックスとして指定された各企業による現場に設置し、廃棄物で満タンになったコンテナを再び現場から回収していく作業となっております。
40フィートコンテナのサイズや最大積載量
外寸
長さ:12,192mm
幅:2,438mm
高さ:2,591mm
最小内寸
長さ:11,998mm
幅:2,330mm
高さ:2,350mm
容積
約65.7㎥
最大総重量
30,480kg
自重
3,700~4,000kg程度
最大積載量
26,480~26,780kg
20フィートコンテナのサイズや最大積載量
外寸
長さ:6,058mm
幅:2,438mm
高さ:2,591mm
最小内寸
長さ:5,867mm
幅:2,330mm
高さ:2,350mm
容積
約32.1㎥
最大総重量
30,480kg
自重
2,200~2,400kg程度
最大積載量
28,080~28,280kg
4tコンテナ車のサイズと最大積載量、積載重量とは
日本においての貨物トラックでは、法による規格で定められた「車両サイズ」があり、また最大積載量として「義務付けられた車両表示」もしなくてはなりません。
まずザックリとではありますが、通常の4tコンテナ車のサイズとしてはコンテナ箱の「積載容量単位が約6m3」あり、全長は「約6メートル超えるぐらい」で幅も「2メートルを超える」くらいとされております。
高さでは「2メートル50センチ程」あり、これらが多くで採用されてる「4tコンテナ車での通常のサイズ規格」となってます。
次に4tコンテナ車の場合で許容範囲となる最大積載量にならび、「正味の重量を指す積載重量」とはどれ程なのかを見て行きます。
まず最大積載量として各車両に対しての表示数では「4000kg」となっております。
これは通常よく見る4tトラックと並び、4t車全般にも言えたことでもあります。
ただこれは法的に4t車としての「表示義務」でしかすぎず、実際それぞれの車両による「装備次第」では「それらに対して割り当てられる重量」も大きく変わり、厳密には全てに該当しないとしてあくまでの目安となってます。
それぞれに割り当てられた車両総重量から、(車両自体の重量+乗務員等の定員数)を差し引いた重量を積載重量とし、実際に法的に許可された正味重量がこれにあたります。
すなわち通常規格の4tコンテナ車だと「コンテナ・その他の装備に重量を持つ総重量」から、上記に同じく(車両自体と乗車員)を引くと正味の積載重量2,800kgぐらいとなります。
ただしこれらはあくまで基準として定められたものであり、「同じ車種であっても場合によっては最大積載量ともに規格等も変動する」とされております。
コンテナ車とダンプの違いとは
《コンテナ》
ダンプ車での特注仕様を含め、コンテナ車においても特別仕様によってはダンプ車と変わらぬ機能を兼ねるなど、企業によってはそれらの車両も数多く所有してる場合もあります。
ただ両者通常仕様での違いとしてはまずコンテナ車の場合だと、キャビンとコンテナの間に搭載されたアームロール(ワイヤータイプも含む)という機器により、それが前後に可動する事でコンテナを地面に下ろし、また回収する事ができる仕組みとなっております。
ちなみにこの機器は「ワイヤーにて巻き上げる機能を兼ねたタイプ」が多い事から、それらを含めアームロールと表記しております。
《ダンプ》
かたやダンプ車の場合多くのタイプでは、背中に搭載された「荷台の箱」は基本としてコンテナ車のように切り離す事は出来ず、「ダンプアップ」による荷降ろし動作のみとなります。
つまり主な違いとして「コンテナ車」では荷台となるコンテナ自体の切り離し操作と「ダンプ車」ではダンプ操作による荷降ろし操作のみでの違いとなってます。
ダンプ運転手に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧くださいね。
コンテナ車の積み込みの仕方や方法とは
搭載されてるアームロールの先端は頑丈なフックとなっており、この頑丈なフックによってトラックとコンテナを繋いでおります。
コンテナの積み込み方法としては、そのフックで繋がれたコンテナを「車内にあるコントローラー」を用い、それぞれの「コンテナ降ろし」や「回収操作」をおこないます。
その場合折りたたみ式のアームロールを前後させての降ろし・回収操作となりますが、現場が広く車両の取り回しなど自由が効くのであればさほど問題とはされません。
しかし、実際の多くの現場では指定された設置場所も狭く、素直に単純な動作による作業が出来ないことから現実としてはある程度の熟練操作がドライバーに求められます。
似たような仕事で海コントレーラーの運転手があります。
海コンドライバーに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧くださいね。
コンテナ車運転手の給料はどれくらい?
今ではあらゆる業種においては求人誌や求人サイトなど、様々な情報サービスによって細かなデータも公開されております。
今回それらを参考とし「約250,000円~350,000円」と、この辺りが一般的な月給の相場額はとなっております。
この場合で多くが「経験・能力を考慮」とされており、ある程度の技術は要りますが殆どが機械による操作のみの作業であり、それは慣れれば難無くこなせます。
単純作業の繰り返しでこの給与待遇…
どちらかと言うと悪くない仕事と言えますね。
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コンテナ車ドライバーの求人や転職へのコツ
給料での統計データを多くの情報から得れるだけに、コンテナ車ドライバーでの求人情報は多くの企業がそれぞれの求人情報サービスを用い、「産業廃棄物収集運搬業」としての募集を掲載しております。
転職についても殆どの業者が小規模でやられてる事から「定期的な入れ替わりでの人員不足」もあって、「よほどの変わり者」では無い限り受け入れてもらえる会社も多いとされます。
ただ「だから」と言って軽く見るのではなく、あくまで自身が持つ仕事に対しての「やる気と誠意」を如何に判ってもらえるかが鍵となり、転職への成功を掴めるのではないでしょうか。
コンテナ車ドライバーのもっと詳しい情報収集や求人はこちら
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まとめ
今回のテーマとしては4tコンテナ車としておりますが、大型車でのコンテナ車となれば当然大型免許が必要となります。
ですがこのコンテナ車トラックの業務にあたり、特別に必要とされる資格などは無いのでそれぞれの車両に必要とされる運転免許さえあれば、コンテナ車ドライバーになれますし難しい業種でもありません。
ただ作業に関していうと通常のダンプ車と違ってある程度は熟練した技術を必要とされますが、それらをクリアさえすれば収入面・労働面に至っては肉体的な負担もない機械操作のみとなるので、待遇としては決して悪くは無い業種といえますね!