大型トラックの初心者が絶対にやってはいけない超危険な事とは!

初心者大型トラックドライバーがやってはいけない事

車の免許が取れたときってすごく嬉しくて早く運転したい!という気分になりますよね。

普通車ならともかく、大型トラックの免許を取ったばかりの初心者運転は大変危険なことばかりです。

経験がなく、まだまだ慣れていない状態での大型トラック運転は注意すべき点がいくつもあります。

代表的なものでいえば、内輪差や車幅感覚、オーバーハング(ケツ振り)など。

これはあくまでも一部で、その程度では絶対に済まされない注意点が他にもあります。

今回の記事では、大型トラック初心者ドライバーに向けた絶対に注意してほしいことをお伝えしていきます。

とんでもない大惨事を引き起こす前に心に留めておきましょう。

実は運送業界では簡単に年収がアップします。
こちらの記事では年収を上げる方法を3つご紹介しています。
ぜひ参考にされてくださいね。

>>トラック運転手の年収を超簡単に上げる3つのコツ!月収5万、年収で60万円以上アップする単純な方法とは!

目次

大型トラック運転手がマックスで気をつけること

私は、大型トラックの長距離ドライバーを20年やっています。

大型免許を取ったばかりの初心者ドライバーのみなさんに是非気を付けてほしいことは、

踏切への進入です。

普通車の約3台分といわれる大型の貨物トラックは、全長約12メートルほどの大きさです。

大型トラックに乗りはじめの頃は、この長さに慣れず感覚がつかめなかったり、トラックに乗ってはいるものの12メートルという大きさを忘れてしまいがちです。

それによってうっかり踏切に進入してしまうことがあります。

誤って踏切に入り、運悪く遮断機が降りてきたことを想像するとひとたまりもありません。

絶対に起こしてはいけない事故です。

電車との衝突は甚大な被害に

もしも踏切内で大型トラックが身動きを取れなくなってしまったらどんなことが起こるでしょうか?

想像しただけで恐ろしく、言葉も出ないはずです。

電車一両あたりの重量は約30トンといわれています。

8両編成と仮定して約240トンにもなります。

大型トラックも満載に荷物を積み込むと約25トン前後です。

そこに鉄の塊の車両が時速80~90キロの勢いで突っ込んできたらどうなるでしょうか?

電車とトラックは大破、電車の乗員乗客、トラックドライバー、荷物、踏切周辺の車や人々そのすべてが犠牲になります。

想像するだけで被害があまりにも大き過ぎて唖然としてしまいますよね。

不注意や何らかのトラブルによって事故が起きてしまうとこれだけ恐ろしい惨劇を招いてしまいます。

踏切事故はなぜ起きる!その原因とは

踏切事故が起きる原因とはなんでしょうか?

それは、電車が来ないだろうという思い込みと、前方が渋滞していると知りつつも踏切内に進入することで発生している事例が多いです。

そして大型トラックの初心者ドライバーに多いのが、トラックの車体が踏切内に残っていることに気付いていないということです。

線路内を抜けたと思い込んだり勘違いしたりが一番危険で怖いです。

約12メートルほどにもなる大型トラックは踏切内という小さな範囲で身動きを取れなくなってしまっては大変です。

過失は歩行者や自転車を巻き込む恐れもあります。

踏切の線路の向こう側には十分なスペースがあるか、踏切を越えたあともバックカメラやバックミラーで必ずしっかり確認しましょう!

踏切内で停車した時の対処法とは

予期せぬ出来事は急にやってきます。

そんなとき慌てず素早く対応できるように日頃から下記の3点を常に意識しておきましょう。

反対車線が空いていたらそちらへ逃げる

クラクションを鳴らして前の車に気付いてもらいスペースを空けてもらう

両方とも無理そうな場合は非常停止ボタンを押し早く退避する

一つ目の【反対車線へ逃げる】というのは緊急事態なので致し方ありません。

大惨事を招いてからでは遅いのです。

逃げられる場所があればすぐにトラックを移動する手段をとってください。

私がやってしまった踏切内での体験談

トラックドライバーを20年もやっていると怖い体験のひとつやふたつ私にもあるんですよね。

4トンのユニック車に乗りたての頃のこと。

踏切の向こうはちょっとだけ渋滞していたのですが、まあ大丈夫だろうと深く考えずに踏切内に進入しました。

入った瞬間、信号が赤に変わり車がストップ!そしてすぐに踏切の音がカンカンカン…となり始め一気に焦りだしました。

必死でクラクションを鳴らし、前の車にどうにか動いてもらうことができ間一髪で危機を逃れることができました。

あの時は本当に怖くて、しばらくは心臓のドキドキが止まりませんでした。

それ以来、踏切に差し掛かると特に気を付けて通過するようにしています。

決して良い体験ではありませんが、あの時がきっかけで教訓になりました。

トラックドライバーの初心者が気をつけること

大型免許を取りたてのとき、特に気を付けなければいけない事がいくつかあります。

◎右左折時の確認 

この確認はトラックに限らず車を運転する場合、どのドライバーも気を付けなければいけません。

トラックは高さがあるためよりしっかり確認する必要があります。

歩行者や自転車の巻き込みに注意しなければならないのと、内輪差を常に意識して曲がらないと危険です。

◎急停止

トラックは大きさが増すほど車体の重量が大きな負荷となります。

普通車のように、すぐには止まれないのがトラックです

初心者は特に周りをよく確認し、スピードを出し過ぎない安全な運転を心がけましょう。

◎オーバーハング、ケツ振り

オーバーハングやケツ振りは巻き込み事故と同じくらい気を付けなければならないです。

実際に起きた事故で、バスの窓を割り乗っていた乗客にケガをさせるという被害も出ています。

曲がる場所が近づいてきたら、ミラーをよく見てゆっくり確実にハンドルを切ります。

初心者は体に叩き込むまでしっかり練習しましょう。

オーバーハングに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

あわせて読みたい
トラックのオーバーハングは何センチ?リヤオーバーハングの計算方法とは! トラックが右左折時、オーバーハングによる接触事故があります。 大型トラックは車体が長い分、後輪から右左折時にはみ出す部分(所謂オーバーハング)が大きくなります。...

◎積荷の荷崩れ

せっかく積んだ荷物が荷崩れを起こしたらたまったもんじゃないですよね。

積み込みが終わったら、荷崩れを起こさないようにしっかり固定しましょう。

積み込むときも荷崩れが起きないよう考えながら積んでいくのも重要になってきます。

最悪な場合、自腹になるケースもあります。

運転手の自腹に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考になれば幸いです。

あわせて読みたい
運送会社の事故のペナルティは減給よりもきつい!自腹って法律違反じゃねえの? 運送業をしていて一番避けて通りたいのが荷物事故や車両事故です。 トラック輸送なので事故を起こせば一発で積み荷はアウト。 荷物だけでなくトラックも破損し、最悪の...

年収の上がる大型トラックドライバーの求人情報や転職のコツ

トラック運転手 おすすめ 転職エージェント

大型ドライバーの実際の給料や年収、募集要項などもっと詳しい情報が見たい、もしくは実際に転職を考えている方は「エージェント」の利用がおすすめです。
転職に関しても最近の運送業界ではエージェントからの転職が主流になってきました。
多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。
プロのアドバイザーに相談しながら進めたほうが安心です。

運送業界でおすすめのエージェントは「リクルートエージェント」です。
業界最大手で求人数や実績において群を抜いてトップのエージェントです。

リクルートエージェントでは

  • 給料や年収
  • 詳しい仕事内容
  • 勤務時間
  • 年間休日
  • 勤務地

などの情報をゲットできます。

>>リクルートエージェントで大型ドライバーの詳しい情報をゲットする

さらに踏み込んで企業へアプローチしたい方はアドバイザーに給料や労働時間の交渉もお願いできます。
そこがリクルートエージェントの最大のメリットです。

  • 希望の労働時間は○時から○時まで
  • 給料は手取りで40万円以上欲しい
  • 土日祝日は休みたい

などの要望を伝えると企業と交渉してもらえます

いちいち自分で面接に行って確認する必要がなくなりかなり楽です。
つまり自分の希望が納得できる段階で面接を迎えることができるということです。
交渉が苦手な人、面倒くさい人には嬉しいサポートです。

また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
これは企業が採用情報をあまり外部に漏らしたくないのとエージェントからの紹介者のみに対象者を絞って対応の手間を省きたいからです。
リクルートエージェントは非公開求人数が日本一なので、あなたの希望する運送会社が隠れているかもしれませんね。

登録方法は簡単で料金は一切かかりません。
登録したからといって絶対に転職しないといけないわけではありません。
アドバイザーとしっかりと相談しながら自分に合った企業探しや情報収集をしましょう。

>>リクルートエージェントで大型ドライバーの相談をする

さいごに

初心者トラックドライバーのみなさんに気を付けてほしいことをご紹介してきました。

特に踏切は最大の危険が潜んでいます。

大型トラックは本当に大きい車両です、衝突事故を起こしてしまえば被害はとんでもなく大きなものとなります。

事故は一瞬で起きます。

軽く考えず、常に安全運転を心がけてください。

最後まで読んで頂き有難うございました。

目次