この記事はヤマト運輸の元センター長によって執筆されています。
リアルな実情を見てぜひ参考にされてくださいね。
「ヤマト運輸のセンター長になって、もっとお金を稼ぎたい」
「同期には負けたくないし、どんどん出世して偉くなりたい」
こういった思いを抱えながら、運送業に興味がある方や、日々の業務に邁進しているドライバーさんもいらっしゃると思います。
そこで本記事では、ヤマト運輸で10年以上センター長(今ではグループ長)を勤めた僕が、センター長になるための秘訣についてまとめています。
本記事を読むことで、「センター長になりたい」と思っているあなたに”足りないもの”が見えてくるはずです。
ぜひ参考にしていただき、明日からの業務のモチベーションアップに繋げてください。
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ヤマト運輸のセンター長とは
ヤマト運輸のセンター長とは、宅急便センターごとに1人ずつ配置され、ドライバーとしての業務はもちろん、指導・育成などのマネジメント業務など、プレイングマネージャーとしての役割が求められているポジションです。
では実際に、僕がどういった仕事をしていたのか。
仕事内容や1日の流れを説明していきますね。
ヤマト運輸センター長の仕事内容と1日の流れ
センター長の仕事内容は、先ほどもお伝えしたようにプレイングマネージャーとしての役割が求められます。
出勤後は、他の仲間と同じようにドライバー業務からスタート。
朝礼で連絡事項を伝達したり、仲間を鼓舞したりするのもセンター長の役目です。
集配中は、仲間の集配進捗状況はどうか?無駄な作業、無理な作業、業務の偏りが無いかなど、意識を全体に向けながら業務を行わなくてはなりません。
当然、自身も集配先のお客様とのコミュニケーションや営業の促進など、仲間を引っ張る存在としては疎かにできないので、気を張りながらの作業が続きますね。
集配が終わると、提出物であったり、営業の進捗を確認したり、翌日の稼働の調整をしたりと、なかなかすんなり「帰宅」とはいきません。
もちろん、「今日は帰りまーす」なんてこともOKですが、伝達事項や情報の吸い上げなど、最低限の作業をこなして帰るって感じです。
稼働コースにもよりますが、帰りはだいたい19時~20時の間が多かったですね。
ヤマト運輸センター長の給料や年収、ボーナスは
ヤマト運輸のセンター長の年収は、友人と比べてもかなり高めでした。
センター長手当などのプラス要素はもちろん、成果が反映されやすいポジションっていうのも要因の1つですね。
具体的にいうと、退職前の僕の場合、センター長手当で毎月1万円~2万円ほど基本給にプラスされており、総支給で月30万円~40万円がスタンダード。
ボーナス時は、センター長としての評価によって7万円~9万円ほどプラス。
夏、冬ボーナスはだいたい50万円~60万円前。
夏冬の繁忙期は給料も跳ね上がるので、僕の退職前の年収でいえば約600万円前後でした。
もちろんセンターの業績も良く、評価が上がれば大幅なベースアップも可能ですし、地域によっては「もっと高いよ」って方もいらっしゃるかなと思います。
日本の平均年収が440万円前後というのを考えれば、30台中盤でこれだけの収入があるのはかなり恵まれた環境です。
【まとめ│30代中盤のセンター長の場合】
ヤマト運輸のセンター長はきつい?
ぶっちゃけ、きついです。
センター長は、いえば中間管理職で、お偉いさんと現場のドライバーに挟まれる役目にあるからです。
例えば、現場の状況に合わないことでも、会社の方針として、どうしても伝えなくてはならないこともありますし、それ故にドライバーからの反感を買ってしまうこともしょっちゅう。
自身の行動としても、周りに示さなくては周りもついてきてはくれないし、孤独感を感じてしまう場面も少なくありません。
日々の業務に疲れ、さらには精神的な部分をすり減らされるので、なかなかしんどいポジションですよ。
「どうすればいいのか?」
多くの試練を与えられるので、精神的にかなり鍛えられます。
ヤマト運輸のセンター長になるには?
ヤマト運輸 センター長になるには「誰かのために動ける人になること」です。
例えば、高齢の方へ「重たい荷物なので、あちらまでお持ちしましょうか?」のように、相手の状況に応じて、気をかけてあげる。
「どうしよう…荷物が多い…」と悩む仲間がいれば、「終わったら応援入るね」と、手を差し伸べる。
ボックスが乱雑に並んでいたら、「作業しにくそうだな」と、きれいに整理する。
こういった、周りに気をくばって誰かのために動ける人は、お客さんからも愛されますし、仲間からも信頼されます。
もちろん、時には周りを引っ張るリーダーシップや業務知識も必要になりますが、この辺りはセンター長を任せられれば自然と身につくものだと思います。
「誰かのために…」
こういった視点を持っていることは、センター長の資質として重要なポイントです。
センター長になった暁には、困った時に必ずあなたを助けてくれるし、あなたのために動いてくれる人も必ず現われます。
経験からいうと、結果を出せるセンター長はこういった仲間が多いのが特徴でしたよ。
日常から自然とできるように、意識してみましょう。
※あなたはヤマト運輸のセンター長に向いていますか?
ヤマト運輸のセンター長は向いていないと長くは続きません。
向き不向きは性格診断テストで調べることができます。
一度性格診断テストでチェックしてみましょう。
ヤマト運輸のセンター長への試験について
ヤマト運輸のセンター長になるにあたって、特別な試験はありません。
ただ、せめて仲間を送り出せるように、始業点呼はできるようになりたいですね。
その場合、運行管理者の資格が必要。
ちなみに、過去5年間の合格率は3割~4割の間と、なかなか難易度は高めな資格です。
コツコツと勉強しておきましょう。
ヤマト運輸の情報収集や転職のコツ
運送業界は人手不足で転職するなら今がチャンスです。
ドライバーが会社を選べる状況になっています。
しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。
なのでプロのアドバイザーに相談しながら進めたほうが安心です。
そこで良い会社を見極めるコツがエージェントの活用です。
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- 土日は休みたい
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情報収集や自分の条件に合った会社を探している方はご利用ください。
センター長はきついけど、魅力的なポジション
僕もセンター長を経験しましたが、その経験は糧となって、新たなチャレンジへと踏み出すきっかけとなりました。
ヤマト運輸のセンター長は、確かにきついことや大変なことはあれど、その分給料も高く、自己成長も図れる魅力的なポジションです。
ぜひ、センター長への道を目指してみましょう。