一般家庭での知名度においては「ヤマト運輸」や「佐川急便」などと違い、今ひとつピンと来ない運送会社名であるトナミ運輸。
しかし求職者の間でも「ヒョウのマーク」の運送会社として、ドライバー募集などの求人を幅広く出されている事で何かと知名度を持っている運送会社でもあります。
今回はそんな運送会社であるトナミ運輸とはどんな会社なのかという会社概要と、ドライバーとして働く従業員達の給料事情として、年収や給料明細から仕事のキツさなども見ていきます。
あとトナミ運輸ドライバーの評判や口コミと合わせ、ドライバーへの転職を成功させるコツなどにも触れてまいります。
トナミ運輸の会社概要とは
「パンサー宅配便」として業界では、国内7位を誇る宅配サービスを展開している事でも知られるトナミ運輸。正式名称「トナミ運輸株式会社」は富山県高岡市に本社を置き、1943年(昭和18年)6月1日に「砺波(トナミ)運輸株式会社」として設立されました。
「トナミホールディングス」のグループ会社でありながら東証1部上場としても名高く、ビジネストゥビジネスをメインとしたサービス提供を展開しています。
資本金は141億82百万円であり、売上高は1,225億円47百万円とされ、従業員総数は6447名を誇る大手の物流企業であります。
トナミ運輸ドライバーの給料や年収はいくら?
トナミ運輸ドライバー達の平均的な月収額で見ると、およそではありますが25万円~32万円と言われております。
ただしこの額には残業などの各種手当が含まれており、そこから「歩合給」などが加えられる事により、各ドライバー達の給与額にも差が出てくるようです。
これらを見て目安でありますが、平均的な年収額としては300万円~400万円と見られ、これらもドライバー達の残業時間や、歩合などの割合で変動も大きく前後する事と言われております。
あと大型のドライバーですと平均した年収額の範囲では342万円~448万円とも言われており、月収にすれば25万円~40万円近くと見られます。
国内での総合的な業界水準で見ても、トナミ運輸での各ドライバー達が得る給与額はどちらかと言えば「ごく一般的」と見れます。
トナミ運輸は給料安い?
トナミ運輸の給料は安いのか実際に調べてみました!
トナミドライバーの年収は250万~400万円となっており給料は25万~35万円となっています。
賞与は年2回で1回につき15万~25万円となっています。
一般的な物流ドライバーの年収は350万~500万円となっており給料は25万~30万円となっています。
賞与は年2~3回で1回につき30万~50万円となっています。
比較してみるとトナミ運輸ドライバーの給料は少ないと言えます。
口コミなどでも賞与(ボーナス)については特に少ないという声が多く企業側の改善が必要と言えるでしょう。
また働き方改革の影響で残業が少なくなったものの今まで残業のおかげで稼げていた方も多かったがゆえに、給料が以前よりも減って苦しくなったという方もかなり多い印象でした。
トナミ運輸ドライバーの給料明細とは
次にトナミ運輸ドライバーとして勤務されてる、新卒入社3年以上の26歳男性正社員の給料明細をもとに以下を例として書き記してみました。
(新卒入社3年?10年未満で2015年度在職時の26歳男性正社員)
●月給●
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基本給 時間外手当 役職手当 資格手当
170,000円 45,000円 0円 0円
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住宅手当 家族手当 通勤手当 その他手当 月給合計 30,000円 2,5000円 0円 0円 270,000円
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●賞与●
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定期賞与(2回計) インセンティブ賞与 決済賞与(0回計) 賞与(ボーナス)合計480,000円 0円 0円 48,0000円
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●勤務● ●年収●
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総残業時間 サービス残業 休日出勤 所定労働時間
月52時間 月0時間 月0日 1日8時間 372万円
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■基本給 170,000円
■時間外手当 45,000円
■時間外手当以外の手当 55,000円
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※みなし残業制度:なし
この男性ドライバーの給料明細を見てわかるように、給料面で先述してる平均月収額の範囲と水準としてはほぼ変わらないという事になります。
トナミ運輸ドライバーの仕事はきつい?
トナミ運輸の場合、「パンサー宅配便」といった事業展開に含まれた業務もありますが、世間一般で馴染みのある「ヤマト運輸」や「佐川急便」といった運送会社と違い、宅配事業を主力としていません。
トナミ運輸では企業間で行われる事業をメインとしておりますので、顧客である取引先の相手企業がほぼ土日祝は休みという理由から、ドライバー業務では土・日・祝が完全な休日となっております。
その休日の全てを以下に記すと
■土・日・祝
■ゴールデンウィーク
■シルバーウィーク
■夏期
■年末年始
これに会社規約に基づくカレンダーによる長期休暇という制度もあり、これらを見ても各ドライバー達への心身負担などはかなり軽減されてる業務内容と言えています。
トナミ運輸はきついって本当?
トナミ運輸は本当にきついのか実際に口コミの評判などを見て調べてみました。
口コミの内容として多かったのは、
「部署によって出勤の時間にかなりブレがあり、早い所だと午前4時から出勤の部署もあります。そのため、人事異動などがあった際に生活リズムが崩れることが多く、精神的にきつかったです。」
「会社の風潮的に長く働く=偉いというのが出来上がっているため、早く帰ろうとすると冷たい目で見られたりする。時代遅れと言わざるを得ないです」
「基本年功序列なので、個人の頑張りなどが全く評価されず、やりがいは感じられないです」
等の意見が多かったです。
出勤時間と年功序列についてはかなり批判的な意見が多い印象で改善を求める声も多かったです。
しかし手当や制度などが手厚いところや寮がレオパレスと契約してる関係上とても住みやすいと評価する声も一定数あり問題点は確かに多いもののきついと呼ばれるほどではないと思いました。
トナミ運輸ドライバーの評判と口コミとは
ドライバー達が抱える家族からの声として、「正直言うと家族を養っていくのは厳しい収入」や「朝早くから夜遅くまでの勤務」という事で、アルバイトやドライバー以外の仕事をしたくても出来ない状況が、従業員達を精神的に追い詰めてるようです。
ただこのような事は各従業員が持っている家族の構成や、社内での立場によって大きく変動もしますので一概には言えたことでは無く、このような否定的な意見は比較的に割合としは少ないと言えます。
またトナミ運輸ではこのような各従業員からの不評とされた意見などを参考にした上で、近年では改善策を講じた動きも見られています。
この事からも世で言われてる「きつい企業」という枠組みでは、少なくとも無いと言えます。
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トナミ運輸ドライバーへの転職を成功させるコツ
転職で言えばドライバーというものは結構な割合で離職率も多い傾向が見られ、実際に昨今の運送業界においてもドライバー不足が深刻化してるのも問題視されております。
そのため多くの運送会社では転職回数などは事実上あまり重視しておりませんがやはり、「弊社にとって必要性のあるドライバー」に重きを置いてる事には違いありません。
志望動機としてはどの運送会社に対してにも言える事でありますが、トラックドライバー業務自体が未経験であったり、その会社において業務の中に経験がない箇所があるなどの壁があれど、どれだけ自分の思いを率直にぶつけれるかがポイントであり、アピールとして重要な部分でもあります。
それはこの「トナミ運輸」においても、いかに自信がその会社に対してのイメージを大切に持っている、又は持ち続けられるかが「転職を成功させるコツ」に繋がる中枢部分と言えます。
トナミ運輸のもっと詳しい情報収集や求人はこちら
トナミ運輸ドライバーの実際の給料や年収、募集要項などもっと詳しい情報が見たい、もしくは実際に転職を考えている方は「エージェント」の利用がおすすめです。
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つまり自分の希望が納得できる段階で面接を迎えることができるということです。
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また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
これは企業が採用情報をあまり外部に漏らしたくないのとエージェントからの紹介者のみに対象者を絞って対応の手間を省きたいからです。
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まとめ
今回、トナミ運輸について主に給料や給料明細に関しての事柄や、仕事内容と口コミなどについて触れてきましたが、一般的な運送会社の水準として、トナミ運輸の場合は月々の給料も基本的には安定しています。
福利厚生に至っても高待遇としても知られている会社であり、離職率も低い方とされていますが、それとは反比例した口コミの不評が目立っているのが少し気になるところでした。
ただ口コミなどの評判だどでは運送会社に限らず、どの企業でも人間が務める限り不平不満は尽きることは無いと現実に受け止め、どこかで割り切った判断はどこであってもドライバー職に従くにあたって必要となるものでないでしょうか。