皆様は「役員運転手」という名の職業をご存知でしょうか?
企業などで最も重要な立場にある会長や社長、役員などの送迎を専属で任された運転手の事を「役員運転手」と呼び、担当する企業や団体などによっては「お抱え運転手」や「社長運転手」などといった呼び方もされています。
皆さんが良く聞くところでの「専属運転手」も同じ意味合いとなりますね。
今回そんな「役員運転手らが抱えるストレス」から「業務上必要とされるマナー」、「役員運転手としてのマニュアル」についてを主なテーマとして掘り下げます。
そこから「待機時間での過ごし方」や「業務に必要となる心得」、最後に「リアルな口コミ」についても触れてみます。
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役員運転手の抱えるストレスとは
世の中に多くある運転手としての職業とは少し勝手が違い、役員を乗せるといった仕事内容だけに原則として「1日中役員等が取るスケジュール」に沿った運転業務となります。
役員とはいえ相手も生身の人間。
所詮は人間同士の相性問題となりますが「それ故にシビアな問題」でもあります。
常に「受け身の立場」である運転手はデリケートであり、そのシビアな事がストレスにも繋がります。
度重なる送迎や長時間運転も珍しくはなく、それらでの高い運転技能と地理において十分な把握も必要となり、そこから絶対にミスは許されないとった重圧ものしかかってきます。
また、業務においての守秘義務もかなり徹底されており、それだけに運転手自身にのしかかるプレッシャーは相当なものと言われておりますね。
社長や役員送迎に対するマナーとは
業務上の相手となる人物が企業の上層部となるだけに、ビジネスマナーにおいては特別な意識が求められ、それは例え相手の役員の方が心を開いた場合であっても運転手はプロとして「主従関係」というものを崩してはなりません。
他愛もない会話や世間話であっても「常に役員の方の気持ちを尊重」しつつ、決して砕けた言葉遣いなどの無い心構えから正しい敬語の使用も心がけます。
そしてよく役員の方を「迎え入れたり見送られる場合でのお辞儀」など当たり前としての礼儀作法とされておりますが、そこから”運転手である自分は常に見られてる”といった意識もマナーの基本として忘れてはいけません。
役員運転手のマニュアルってある?
役員運転手としてのマニュアルにおいては、主にマナーやホスピタリティー(歓待の精神)に対しての理解度を高める各項目が幾つか設けてられており、それら多くに見られるものを以下に記しております。
■どの座席に座っていただくか
■荷物に対しての対処
■雨降り時での対応
■お見送りがいらっしゃる、もしくは複数でのお客様での順番対応
■運転中での会話
■車内温度の気配り
■緊急時での対処方法
など…
運転技術についても一応役員運転手としてのマニュアルは存在し、そこにはブレーキとアクセルの使い方なども記されております。
ただ「役員運転手からスタート」といった事では無いので、常識範囲から基本的な運転技術さえ自身に備えてあれば、あとは何ら問題はないと見て良いです。
役員運転手は待機時間に何してるの?
役員運転手は他の業種に比べて特殊なストレスを抱える職業というのは述べておりますが、そのストレスから僅かながら解放されるひと時が「待機時間」となります。
運転業務の殆どが役員などの移動であり、その役員の方との時間がメインとされますので基本的にはそれ以外自身が持つ自由な時間というのはありません。
それ故役員専属運転手の多くは、その待機時間を「業務中でのストレス発散場」として軽い屈伸運動や体を伸ばして深呼吸するなど、運転手それぞれで工夫しながら時間を過ごしています。
役員運転手に必要な心得とは
これも先述にあるマナーからマニュアルまでの事柄に同じく、運転手である自身は常に見られいる事と相手はあくまでお客様という認識が原則となります。
役員によっては”こうされて当然”といった態度や考えを持つ方も少なく無く、そこでの気遣い一つ間違えただけでも重役などに不快な思いをさせてしまい、後々取り返しのつかないことにもなりかねません。
そうした細かい接客能力なども役員運転手にとっては必要な心得となり、それは「場合によってはマニュアルにある事以上に重要となる気配り」とも言えます。
役員運転手のリアルな口コミとは
これまで記述してきた内容からみても、役員運転手はとにかく毎日が緊張感の中での業務であり、「精神面においての気苦労」も絶えません。
リアルな部分で言えば「役員の方からの無反応な態度」、いわゆる「無視」です。
これは数ある口コミの中でも最も多い運転手たちからの不満であり、悪い評価とされております。
ただでさえ精神的にきついところに「あえて自身からのコミュニケーション」を取ろうとしてる事に対して無視をされると ”何もかもが否定されたように悲しくなってしまう” などといった思いから悪い方での評価、口コミなどに繋がっております。
とにかくこの業種においては「狭い空間」故に対人関係が難しいなどといった悩みの内容が殆どです。
つまり物理的な苦労よりも「メンタルで苦労されるケース」がダントツに多いようですね。
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まとめ
いかがでしたか?
役員運転手… 肩書きとしてのイメージは堅い職業であり単純にカッコいい印象もある反面、実際にその立場に居なければ分からない苦労もお分かり頂けたのではないでしょうか。
今回の記事でもこの役員運転手という仕事は本人が意思しなくとも「否が応」でも企業の機密内容に触れてしまうものであり、それらに対しての「責任感」と「やり甲斐」を持たなくては到底務まらない事がしっかりと垣間見えたのではないでしょうか。
それだけに難関をクリア出来る者にとっては「何ものにも変え難い天職」といえますね。