車のライトカットとは!やり方や意味、実は違法?トラックのライトカットの意味は?

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ライトカットとは ドライバー全般
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ドライバーには必ず厳守する事となる道路交通法に並び、相手への礼儀やマナーも暗黙のルールとして根付いています。

その暗黙のルールの1つに「ライトカット」と呼ばれるものがあり、主に対向車に配慮した一時的な消灯行為の事を指しています。

今回はドライビングの定番マナーと並び、オートライトの義務化やライトカットの実情とマナーについてを詳しく解説していきます。

 

ライトカットとは!やり方や意味は?

ライトカット自体はライトを消す行為そのものを示しており、その行為自体にもマナーの下の色々な意味合いがあるとされています。

一般的に多いのが信号待ちや対向車とのすれ違いの際、相手ドライバーに対して眩しくないようにする配慮からの消灯です。

やり方に於いては個々に搭載されている灯火装置スイッチにて、必要に応じてON/OFFするだけのシンプルな操作。

またすれ違い時では「どちらかがどのタイミングで交わすか」等、譲り合いを行う合図としてもライトカットは使われます。

やり方次第では誤解を生む場合もあり、ライトカットをするにあたっては相手の合図を見逃さない事が重要と言えるでしょう。

 

ライトカットは実は違法?

基本は専門的な見解としてもライトカットは推奨するものではなく、そもそも「法律上では禁止されている行為」になっています。
(道路交通法第52条:日没~日の出時刻に基づき「車両等は、夜間、道路にあるときは」”前照灯” ~中略~をつけなければならない)

つまりは信号停車中や走行中での車線譲り、合図で行うライトカット等についても「厳密には違法」という事になるのです。

ただしお互いが正しくコンタクトを取れ、交通が円滑であれば実際に検挙される可能性は極めて低いと考えられます。

また公道で駐車中の場合、たとえエンジン停止状態であっても前照灯の無灯火であれば道路交通法違反として見做されます。

 

トラックのライトカット意味は?

乗用車のドライバーが行う場合と同様、トラックのライトカットに於いても礼儀とマナーに基づいた意味合いとなっています。

もともとは「大型トラックドライバーらの意思表示の合図」が始まりとなっており、そこから一般ドライバーへと広がりました。

主に行われている例としては夜の道にて譲り合いを行う際、待機する側が「相手に譲る意思」としてのライトカットを行います。

合流や車線変更による割り込み時等での、「前方の割り込みOKですよ!」といった相手ドライバーに対する意思表示なのです。

 

サンキューハザードのやり方は

「譲られる側」の場合、正面からの合図は送れないので後続車に向ける意思表示としてはハザードの合図(サンキューハザード)が通例となっています。

スイッチをON/OFFするのみのシンプルな操作方法ではあるものの、「出来るだけ誤解を与えないようにする心得」が重要になります。

サンキューハザードのやり方では人によってを多少の違いはあれど、殆どの場合が以下にある流れにて「相手に向けた意思表示」が成立しています。

 

1.混雑した場合等での合流時、まずウィンカーを出しながらでタイミングを図ります。

2.本線で走行する車両がスピードを落としながらで車間をとり、譲ってくれる。

3.合流できたら譲ってくれた後続車に対してのハザードを点灯させ、お礼を表します。

尚、サンキューハザードとしての使用に違法性が無いとするも、ハザード点滅は緊急時のみでの使用が本来の目的とされています。

点灯回数では殆どの場合が2~3回までとなり、停車する等の勘違いを防ぐ意味合いとして、多くても4回までに留めておく事が推奨されています。

 

オートライトはなぜ義務化になった?

機能としては車両に搭載されてる照明センサーが周囲の明るさを検知し、前照灯であるヘッドライトの点灯・消灯を自動で行ってくれます。

オートライトは2016年10月に始まった保安基準の一部改正により、2020年4月以降発売の新型車両の全てに装着が義務化されました。

薄暮時や天候不順による事故多発の数多い報告等、「交通事故軽減に寄与するものへの期待」が義務化になった背景と見られます。

「早めのヘッドライトの点灯が多交通からの認識を容易」にし、それによって「交通事故を未然に防ぐ」といった国土交通省の狙いも窺えます。

 

オートライトの義務化でライトは消せない?

2020年4月以降からの義務化導入に伴い、「同年以降に生産される車両からはヘッドライトのOFFポジションが原則廃止」となっています。

メーカー側でのOFFポジションの廃止により、「自身の都合によるヘッドライトの消灯が出来ない仕様」がライトを消せない理由になってます。

ただし停車中であれば任意での消灯が可能となる車種もあり、その仕様では走り出せば再度自動で点灯する仕組みになっています。

上記以降に義務化を開始したといえど、既に生産されてる車両や時期等の関係から現実的な導入の動きはかなり前後していると見られます。

つまり2023年以降の現行車であっても、改良前と改良後としての仕様車がまだまだ混在している状況と言えるでしょう。

 

ライトカットできない車はどうする?

オートライトの義務化導入以降は新車に対してのヘッドライトの消灯不可が仕様として義務付けられています。

ただ基本的にはライトカットができない車としての仕様にあるものの、先述した内容にある通り車種毎に出来る・出来ないが混在しています。

つまりON/OFF仕様に於いてはライトカットは可能ではあるものの、「完全不可となる仕様の車両ではやりようがない」ので諦めるしかないです。

 

まとめ

人間同士であれば、言葉を用いた会話にてコミュニケーションをとりますが、車同士では人間のように言葉の会話が出来ません。

ドライバーが同士では常に限られた範囲内での意思疎通となり、その中でもライトカットは大切な伝達方法の1つであると言えます。

法律上の観点から賛否はあるものの、筆者としては「円滑な交通の流れ」の為にもライトカットは必要なのでは?

といった個人的な考えを持っています…(笑)

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