豪華な装飾を施された宮型霊柩車を運転している「霊柩車」の運転手。
存在は知っていてもその仕事内容なんかは意外と知られていません。
ご遺体を運ぶ仕事じゃないの?と思うかもしれませんが実は、それだけではないのです。
今回は霊柩車の運転手は過酷できついのか、仕事内容や辞める理由などについて解説していきたいと思います。
また評判や、やはり怖いイメージがあるけど実際にはどうなのかなどもご紹介いています。
霊柩車の運転手とは!必要な資格と条件は
まず気になる資格ですが、運転免許が必須となります。
ほとんどの場合が葬儀会社で雇用されている人がドライバーとなります。
仕事上、アルバイトやパートといった雇用形態は基本的にありません。
稀ではありますが外部会社に委託して業務をお願いする場合もあるようです。
そして人を運ぶ仕事なので、運転に普通二種免許は必要か?と思うかもしれませんが必要ありません。
しかし、霊柩車の運転手は霊柩車以外を運転する機会もあります。
その場合だと、バスの運転などで大型二種免許が必要になる事もあります。
会社の雇用契約でどのような車を運転するかによっては必要になってくる免許の種類も変わってきます。
霊柩車の運転手の仕事内容や1日の流れとは!
まず、ご存知の通り「友引」は休日となります。
これは絶対です。
それ以外の日では雨が降ろうが台風だろうが休むことはありません。
勿論、地域によって様々な風習などもあるので一概には言い切れない部分もありますが「友引」は日本全国共通で休みとなります。
それでは1日の流れは霊柩車の運転手は自宅、遺体安置場所から火葬場への運転業務で、1日に3、4回程度走ることが多いようです。
その他にも霊柩車に棺を乗せる作業や、火葬場で棺を下ろす作業なども運転手の仕事です。
基本的に帰宅時間は遅くはなりませんが、予期せぬ出来事や次の日の準備で残業する場合などもあります。
霊柩車の運転手は過酷できつい?
霊柩車の運転手として一番気を遣うのが、搬送中に故人のご遺族の方が乗られる時です。
言動にも細心の注意が必要になりますし、喪中ですから言ってはいけない言葉があるので注意をしなくてはいけません。
その一言で相手を傷つけてしまう可能性もあるので、注意を払わなくてはいけない事がプレッシャーとなり、精神的にきつく感じる人もいるかもしれません。
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霊柩車の運転手を辞める人の理由とは
求人募集が少ない事から離職率は低く辞められる人は多くはないのですが、やはり特殊な仕事なので、肉体的よりも精神的にくるものがあります。
残されたご遺族と接する時間も長いですし、どうしても心に影響がでてしまいます。
勿論、会社などでご遺族との接し方などの研修を行ったうえでの業務になるのですが、人間はそんなに簡単に割り切れるものではありません。
死と向き合う仕事よりも普通の仕事で働きたくなるのも頷ける要因です。
霊柩車の運転手はやっぱり怖い?
霊柩車の運転手は怖いのか調べてみました!
結論としては「人による」でした。
というのも、色んな経験者の口コミなどを見ていても、実際にいわゆる心霊現象に遭遇したと証言する人もいれば、そんな経験したことないと語る人もいました。
しかし、印象的だったのは霊感を持っている人はほぼ100%遭遇しているというところで、様々な経験談が口コミなどで書かれていました。
霊感持ちで怖がりな人は、霊柩車の運転手はやめたほうが良いかもしれません。
霊柩車ドライバーの評判とは
霊柩車ドライバーの評判を調べてみました。
評判としては意外にも悪くはなく、給料も悪くないのもあって比較的良いと言ってもいいでしょう。
しかし、メンタル的な意味できついことが多いという意見も見られます。
言ってはいけないことなどのルールがかなり多く、言葉遣いには極力注意しなければいけません。
また、やはり遺体を運ぶ仕事ですので、メンタルが弱い人は運転にプレッシャーを感じてしまうことが多いようです。さらに霊感を持っている人は様々な経験をすることになるという口コミなどもあるので、注意が必要ですね。
霊柩車の運転手への転職を成功させるコツとは
葬儀を行う会社の求人から入るのが一般的だと思いますが、それほど募集が出ていないのも現実です。
有利に就職するために「大型二種免許」を習得しておくといいかもしれません。
霊柩車の運転手は霊柩車の運転以外でご遺族・親族の送迎を行う場合があります。
霊柩車には普通二種免許はいりませんが、送迎の場合だと大型二種免許が必要になる場合があります。
離職率が低く長く働き続けられる方が多い仕事ですので給料面や休日面は充実しています。
それらを踏まえても習得しておいても損はしないと思えます。
霊柩車の給料や年収、給料明細に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
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まとめ
人間が存在している以上、無くなる事のない職業「霊柩車の運転手」。
近年では馴染ぶかい日本式の宮型霊柩車の需要から洋式に変わってきています。
車は変わっても実際の業務は変わらないので将来を考えても安定した仕事と収入が見込めます。