業務委託ドライバーはきつい?必要な資格や給料や年収、実際の口コミや評判とは!

業務委託ドライバーきつい

本記事では、実際に大手配送会社のS社で業務委託ドライバーとして働く私が、「ぶっちゃけ委託ドライバーって仕事としてどうなの?」という疑問に対してお答えしていくものです。

「業務委託ドライバーを始めたいけど、周りにやっている知人がいないので具体的なことが分からない。」という人にはもってこいの記事です。

私自身、全く違う業種からこの仕事に入ったため、当初はわからないことだらけでした。

そんな始めた頃に感じていた疑問や不安を振り返りながら記事を作成しています。

なので、これを読み終えると明日からでも業務委託ドライバーを始められるのではないかと思います。

ではぜひ、最後までお付き合いください。

委託業者探しでお困りの方はこちらの記事で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

目次

業務委託ドライバーの仕事内容や 1 日の流れについて

まず、最初に1日の大まかな流れを説明します。

宅配の仕事であれば大体がこのような流れになるかと思います。

①物流センターに出勤

②荷物の積み込み

③配達

④午後の荷物の積み込み

⑤配達

⑥物流センターで退勤

っと、こんな感じです。

細かいところでは、出勤後、配達に使う端末をもらったり、当日の配達伝票を受け取ったりしています。

そして、荷物の積み込みでは割り当てられた地域の荷物を、一つひとつ車に積み込んでいきます。

また、午後の積み込みは配達エリアによって少し違います。

配達エリアがセンターの近場だと物流センターに戻りますが、遠い場合はでっかいトラックで持ってきてくれます。

ちなみに、この午後の積み込み前にご飯をすませたり、少し休憩したりもできます。

また、午後からは朝ほど荷物がありませんので積み込み後も時間が空く場合があり、休憩に充てることができます。

こんな感じに、1日で数回の空き時間を作って休憩。

平均で1日0.5~2時間。

多い時だと2~3時間は休憩に充てることができます。

業務委託ドライバーに必要な資格や条件は

次に、仕事を始める上で必要な条件ですが、基本は普通免許と健康な身体があれば他は何もいりません。

しかし、これは車をリースするという点と、下請けの会社に面倒をみてらうことが前提です。

委託ドライバーは個人で大手配送会社と契約する場合がほとんどなく、どこかの会社を通して業務委託します。

大抵はこの会社が車をリースしてくれるのですが、自分で車を用意したいということであれば車が必要です。

更に、万が一、この様な会社を介さない場合は荷物保険も必要になります。

荷物の紛失や汚損、毀損に対する保険ですね。

これらが面倒な場合、最初に書いた様な会社に面倒を見てもらいリース料や保険料を売上から引いてもらうことになります。

業務委託ドライバーの給料や年収はいくら

お金の話が出たので給与について説明しておきます。

給与には2パターンあり、日当制と単価制があります。

私が契約しているS社やY社、あと〒社は単価制です。

「単価×荷物の個数」で給与が決まる方式です。

対して、日当制はそのまま日当です。

これらの月額分から、先程の差し引き項目である車のリース料、荷物保険代が引かれ月の売上(給与)となります。

更にもう一点、給与に大きな影響を与える物量についてです。

個人に対して個数(ノルマ)を課すわけではなく、個人にエリアを割り振り物量が決まります。

これは委託元の会社が決めることなので好きな様にはいきませんが、大抵ベテランが物量の多いエリアを抑えていることが多いため、入ってすぐに月80万みたいなことは難しいと思います。

しかし現在は、コロナの影響もあり、物量は過去にないくらい多いようです。

それを考えると、少なくとも月30~40万くらいの売り上げができるのではないでしょうか。

ちなみに、私は物量の少ないエリアで単価も悪徳ですが、月の売上は1年通した平均で35~40万くらいです。

もし、本当に仕事を探させる場合は、単価150円を目安に置くと私のように悪徳単価で契約することはないしょう。

業務委託ドライバーは正直きつい?

次は仕事のきつさです。

これは想像できるかもしれませんが、正直きついです。

私は元々事務職だったので最初の1ヶ月くらいは身体中が筋肉痛で大変でした。

その上、屋外仕事なので夏は超暑いですし、冬は極寒。

まだあります。

少し前に書いた休憩時間ですが、あれはあくまで仕事に慣れている人の例です。

はじめたての間はほとんどとれません。

休みも基本は週1です。

この休みについては、間に入る会社との話し合いで週2も可能です。

しかし、週1が慣例なので週2と言うと露骨に嫌な顔をされます。

まさに自分の持つ時間と労力をお金に換える仕事というイメージです。

業務委託ドライバーに向いてる人向いていない人は

こんな過酷な環境ですから、体力に自信がない人や、重いものを持てない人、腰・肩に持病がある人は絶対向かないと思います。

その他、ストレス耐性が低い人も向かないでしょう。

なぜなら、結構ストレスが多い割に愚痴って笑い話にできる仲間がいません。

うまくやらないと溜まってしまう一方です。

よく「この仕事はやりとりが少ないからコミュ症な人でも大丈夫」と言われますが、反面、この様な辛さがあります。

逆に、向いている人は、体力に自信がある人、運転が得意な人、何事も楽観的に捉えられる人。

そして、記憶力の良い人が向いていると言えます。

あなたは個人事業主ドライバーに向いてる?

個人事業主ドライバーには向いてる人と向いていない人がいます。
向いていないと絶対に長続きはしないしきついです。
向き不向きは性格診断テストで調べることができます。
一度性格診断テストでチェックしてみましょう。

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業務委託ドライバーの実際の口コミや評判とは

実際に働いている人は様々です。

若い男性も女性もいますし、体育会系の人もいれば、そうではなさそうな人もいます。

特に驚くのは、高齢の方の多さです。

何十年の大ベテランと見える人が多いのは、長く続けられる仕事でもあるのだと思います。

そんなベテランドライバー達が話す業務委託ドライバーの実際のところも参考資料として書いておきます。

・Y社は物量が一定でないので売上(給与)の振れ幅が大きい

・ぶっちゃけ、デタラメな人も多いので人の入れ替わりが激しい

・委託元の大手配送会社が偉そう。しかし、契約のことがあるのでなんとも言えない

・お客さんの中にはドライバーを人と見ていない様な態度の人もいる

・ 大きな下請けに入ると人数が多い分、休みの都合もつけることができる

・夜の時間指定が多いエリアはハズレ、ドライバーも定着しにくい

委託ドライバーのやりがいについて

この仕事には3つのパターンのやりがいがあります。

まずは、自分の欲求に関連するやりがい。

一番強烈です。

次に、自分や仕事に余裕が出てくれば気付ける、存在価値を認めてもらえた時に感じるやりがい。

そして最後は、変化球的なやりがいです。

それでは、最初の自己欲求型のやりがいから紹介します。

その内容とはズバリ、やったらやった分が売上になるという点です。

ベテランになると月100万も夢ではないそうです。

次に、存在価値に関するやりがいです。具体的には…

・待ちに待っていた荷物を届けた時のありがとう

・お客様の都合を先読みし、それに対して感謝をされた時

・自分の責任外とされる仕事を引き受け、社員の方に感謝された時

などがあります。

しかし、これは作業に慣れて、心の余裕がないと見落とがちです。

最後は変化球的なやりがい。

これは「もしかすると私だけ?」という様な一風変わったやりがいです。

マニアックなので参考程度にご覧ください。

・目をつむっても自分のエリアを配送できるようになった時

・お客様の在宅時間を把握し、予想がズバリ的中した時

・効率的に配達し、早々に休憩をしている時

・配達する道順を最短で組めるようになり、月のガソリン代が減った時

・荷物が綺麗にびっしり積めた時

ここに関してはまだまだありそうですがこの辺にしておきます。

ただ配るだけの仕事と見切ってしまえばそれ限りですが、深めると結構楽しめる仕事、それが委託ドライバーなのです。

委託ドライバーの将来性について

この仕事の将来性を考える時、機械にとって変わられるのではないか?という不安要素があります。

しかし、委託ドライバーの仕事はまだまだ大丈夫。これがこの仕事の将来性について考えた結論です。

理由は、不安要素である「配送の機械化」が近い将来に実現しないと思うからです。

配送の機械化とは、ラストワンマイルを人が乗らない自動運転車が走るというものですが、人間でも運転するのが難しい細く複雑な道を、自動運転車が走るようになるにはまだまだ時間がかかるように思います。

他にも難しい点が、駐車スペースと置き配への理解です。

駐車に関する点でいえば、人間だと融通を効かせてすぐに移動することもできますが、機械だとそうはいきません。

うまく道の端に止めることも難しそうです。

これらが原因で混雑を招いていては、なんのためのサービスかわかりません。

そして置き配です。

機械で配達をすると再配達が出来なさそうですから、置き配が必要になると思います。

しかし、人によっては置き配を嫌がるので理解を促すのに時間がかかりそうです。

このように、まだまだ人間の判断や配慮が必要である以上、この仕事の将来性は「まだまだ大丈夫」と言えそうです。

委託ドライバーの情報収集や失敗しない転職のコツ

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業務委託ドライバーをやるなら今しかない!

つらい面やぶっちゃけの情報を聞くと尻込みするかもしれませんが、始めるタイミングとしては2021年の今が最後のタイミングではないかと思います。

なぜなら、コロナの悪影響で多くの方が委託ドライバーに流れてきており、残されたイスが多くないのです。

技術や知識が必要とされない仕事だけに、多くの人が入ったり出たりしますが残っている人は「好きでやっている」感がひしひしと伝わってきます。

事実、私も魅力に感じる点がいくつかあるので1年続けてくることができました。

コロナで宅配の必要性は増す一方です。

まだまだ社会から必要とされる仕事であることは間違いありません。

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