可愛いクロネコがコミカルに踊っている「クロネコヤマトの宅急便♪」でお馴染みのヤマト運輸。
最早、宅配業務以外でも最大手といわれています。
そのイメージ戦略といい、どこか運送会社っぽくないところが特徴といえます。
この記事を読まれている人はヤマト運輸のドライバーに興味を持たれていると思いますが、今回はドライバーの仕事の内容や、実際のキツさの話、そして気になる給料事情を解説していきたいと思います。
最後まで読んで参考にしてください。
ヤマト運輸はどんな会社
国民の誰しもが知っている大手運送会社です。
そして日本の宅配業界を変えたといっても過言ではないほどに、今では当たり前のようなサービスも、ヤマト運輸が最初に始めたサービスが数多くあります。
ヤマト運輸が行ってきた功績の中には、各都道府県のルート開拓があります。
これのおかげで翌日に荷物の届く範囲が800km圏内となり、私たちの生活の向上に役立ててくれています。
そして郵便局の次に多いと言われている営業所の数が、地域密着型として身近な存在になりました。
経営者並びにアイディアを出す人達が優秀であった事から、出すサービスが次々と利益増益に繋がり会社もどんどん大きくなっていきました。
しかし、現在日本におかれている労働環境に対応するのが遅くなり、「未払い残業問題」といった暗いイメージがついてしまったのも記憶に新しい会社です。
ヤマト運輸ドライバーの給料や年収とは
令和元年の平均年収がおよそ971万円となっています。
それでは細かく見ていきましょう。
年齢 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
20~24歳 | 304万円 | 21万円 |
25~29歳 | 664万円 | 45万円 |
30~34歳 | 718万円 | 51万円 |
35~39歳 | 743万円 | 53万円 |
40~44歳 | 831万円 | 59万円 |
45~49歳 | 944万円 | 67万円 |
50~54歳 | 1,032万円 | 71万円 |
55~59歳 | 1,023万円 | 71万円 |
60~65歳 | 671万円 | 48万円 |
という割り振りです。
さすが大手といった金額です。
これは日本の物流企業の中でもTOP3に入る高収入です。
そしてヤマト運輸といえば大手運送会社の中でも1、2を争うほどの福利厚生の充実を売りにしている会社です。
運送会社の中でも数字だけをみれば、これほど働きやすい会社もないのかもしれません。
ヤマト運輸ドライバーの給料明細
それでは例を載せます。
【24歳男性/大卒/独身/正社員の場合】
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 210,000円 |
時間外手当 | 40,000円 |
役職手当 | 0円 |
資格手当 | 0円 |
住宅手当 | 0円 |
家族手当 | 0円 |
通勤手当 | 10,000円 |
その他手当 | 0円 |
月給合計 | 260,000円 |
定期賞与(2回計) | 1,000,000円 |
インセンティブ賞与 | 0円 |
決算賞与 | 0円 |
賞与合計 | 1,000,000円 |
残業時間 | 30時間 |
休日出勤 | 1回 |
年収 | 412万円 |
【41歳男性/高卒/家庭有/正社員の場合】
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 200,000円 |
時間外手当 | 200,000円 |
役職手当 | 0円 |
資格手当 | 0円 |
住宅手当 | 20,000円 |
家族手当 | 25,000円 |
通勤手当 | 20,000円 |
その他手当 | 0円 |
月給合計 | 465,000円 |
定期賞与(2回計) | 210,000円 |
インセンティブ賞与 | 0円 |
決算賞与 | 0円 |
賞与合計 | 210,000円 |
残業時間 | 100時間 |
休日出勤 | 0回 |
年収 | 579万円 |
この2つの明細を見比べると、大卒の基本給は高いですが、現場でコツコツ頑張ってきた人も十分な収入を得ている事がわかります。
ヤマト運輸ドライバーの仕事はきつい?
ヤマト運輸は業界TOPクラスの売り上げを出している会社です。
1日で扱う荷物のトン数はとんでもない数字です。
それを毎日ピッキング作業やら、ドライバー達が配達するわけです。
宅配の世界では間違いなくTOPクラスのキツさです。
ここで1つ面白い話を。
ヤマト運輸のドライバーさんの中には、週休3日を取る人もいます。
それを聞くとなんて素晴らしい職場なんだと思うかもしれませんが、つまり1日16時間以上も働く場合もあるという事です。
宅配という仕事の性質上、当日に荷物をさばき切らなければなりません(例外もある)
そうしなければ、荷物がたまっていくばかりですからね。
これを8時間労働+多少の残業ぐらいをしていたら、とてもじゃないですが終わりません。
そこで1日の労働時間を限りなく伸ばして、翌日は休みっといったシステムを導入されているのです。
これは想像以上にキツイ業務です。
並みの人ならまず耐えられませんが、こういった現場の人たちに支えられてこその業界TOPになりえたわけです。
ヤマト運輸ドライバーを辞めたい人の理由とは
大手運送会社に共通して言えることが、会社独自の社風があります。
そういった社風に馴染めないと続ける事はできません。
ヤマト運輸といえば、丁寧な仕事を売りにしている会社です。
当然ドライバー達にも細かい指導を研修期間中(二人乗り指導)行いますが、まずここで大勢の人が脱落します。
1人立ちした後でも、1か月、3か月、6か月、1年といった順に辞めていきます。
これは何故なのか?
単純に仕事の内容についていけないからです。
ヤマト運輸は年がら年中求人募集をしています。
それも高収入を売りにしての募集です。
大手企業に就職できて将来も安泰だぞ!と安堵しても現実を知ってしまうと、「別の会社でもいいかな」という気持ちになるぐらいのキツさです。
ヤマト運輸ドライバーの口コミや評判
口コミなどをみると、評価の高い割合が多いです。
従業員たちは収入や待遇に大方満足している人が多いということです。
但し、ヤマト運輸は正社員に成れば好待遇ですが、契約社員にはそこまで待遇がいいわけではないとも言われています。
一昔前なら、中々採用されなかったヤマト運輸のドライバーですが、現在は人材不足から敷居はかなり低くなっています。
それでも求人募集は契約社員しか募集していない事もあるようなので、契約社員側の不満は当然でてきます。
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現状、運送業界ではドライバーが会社を選べる状況になっています。
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まとめ
日本中で活躍しているヤマト運輸のドライバー達。
業務内容はかなりのハードですが、それに見合った収入を得れる事が魅力的でした。
但しそれらはあくまでも正社員のみの場合が多く、契約社員はどうしても正社員と比べると見劣りしてしまいます。
しかし、零細企業と大手運送会社を比べた場合では、ヤマト運輸の方が待遇はいいので、まずは契約社員から正社員を目指すのもありなのではないかと思えます。