フリー便はきついって本当?仕事内容・固定便との違い・向き不向きを徹底解説

フリー便 きつい

トラックドライバーの中でも「フリー便」は、毎日配達先が変わる自由度の高さと、稼げるけど不安定…という両面を持つスタイルです。
事前にルートが決まっている「固定便」とは違い、その日の仕事がどうなるか分からないドキドキ感がある一方で、対応力が求められる現場です。

本記事では、フリー便の1日の流れから、なぜ「きつい」と言われるのか、実際に働く方たちのリアルな声まで幅広くご紹介します。
「自由に働きつつ、でも生活の安定も気になる…」という方に向けて、フリー便の実情を読みやすくまとめました。

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目次

フリー便ドライバーの仕事内容とは?

フリー便ドライバーは、「その日ごとに配達先や荷物が変わる」点が最大の特徴。
荷主や荷物の指定はある程度決まっていても、出発前に“今日の仕事全部”が配車係から指示される流れです。
その自由度と、パターンが読めない楽しさ・大変さの両方を味わう働き方として人気があります。

フリー便の基本的な働き方と1日の流れ

時間帯内容
朝 5:00〜6:00出勤、点呼・車両点検、当日の配車内容の確認
朝〜昼1〜3件程度の配送、荷積み・荷下ろし
午後突発依頼への対応、別ルートへの再配車
夕方帰庫、点呼・業務報告、車両清掃・整備チェック

ドライバー経験者からは、「1日1~3便が基本。足りなければ追加便の案内もある」との声があり、件数調整が柔軟に行われています。

固定ルートとの違い(業務・時間・指示内容)

比較項目固定(定期)便フリー便(本記事対象)
業務内容ほぼ同じ、ルートも配送先も決まっている毎日違う配送先と荷物、その都度指示される
ルートの見通しほぼ把握済み配車係から都度割り振られるため予測困難
スケジュール安定的(週休2日・帰宅時間読める)当日にならないと休み・帰宅時間が不明
ストレス要因マンネリや仕事内容の単調さ変化によるストレス・突発対応

定期便は「慣れやすさ」がある一方で、フリー便は変化と稼ぎのチャンスが魅力といえます。

フリー便の配送対象や取扱荷物の傾向

  • 家具、雑貨、食品など取り扱いジャンルは多様
  • パレットやカゴ台車での積み降ろしが中心(≒力仕事は少なめ)。
  • 規模によってはフォークリフトでの作業もあり、中型・大型免許保有者向けの案件も存在

フリー便ドライバーは、毎日違う仕事を楽しめ、稼ぎたいときに追加便で対応も可能な自由度の高い働き方です。
一方、ルートや時間が安定しないため、「スケジュール調整が苦手」な方には不向きともいえるでしょう。

フリー便が「きつい」と言われる理由

フリー便は「自由度が高い」一方、日々変わる配達先や荷物、急な突発対応などが重なると、精神的にも身体的にも負荷がかかりやすい働き方です。
この章では「なぜきついと言われるのか」を、具体的に見ていきます。

毎日行き先が変わることでのストレスと不安

ルートが固定されていないため、毎朝地図を開いて仕事を覚える必要があります。
新しい取引先や荷物現場では、車両の停め方や荷扱いの指示が現場ごとに異なり、初めての時は緊張する場面も多いです。
「今日はどこだろう?」と不安を抱えたまま出発する日もあり、とくにドライバー初心者だと負担に感じやすいポイントです。

突発対応・待機時間が多く拘束時間が長くなりやすい

急な配達依頼やルート変更が頻繁に入るため、一度組んだスケジュールが崩れることも。
拘束時間中、荷待ちで待機が長引く場面もあるため、帰宅時間が読めず、思った以上に拘束が長くなるケースも多いです。
会社によっては「当日中に必ず戻る」などのルールがあるものの、運行終わりが20時、21時と遅くなる日もあります。

荷物の積み降ろしが現場ごとに変わり、体力的に厳しい

荷物内容は家具・雑貨・食品など多岐にわたり、パレットで運べない現場もあり、手作業での積降ろし労力が多くなる傾向。
現場により台車の使い勝手やエレベーター有無も異なり、身体への負担が読めないまま作業しなくてはいけない点が大変です。
特に繁忙期には「1日5件以上」「1件あたり30分超の作業」もあり、体力に自信がない方には厳しい勤務になることが多いです。

給料・手当は見合っている?待遇面の実態

フリー便は、拘束時間が長く、肉体的・精神的負担も大きいと言われますが、そのぶん収入面ではメリットがある場合もあります。
この章では給与体系やインセンティブ、休日事情など、待遇面の実態を具体的に見ていきます。

フリー便の給与体系とインセンティブ制度

フリー便の給与は、多くの運送会社で「日給制」または「出来高制(歩合)」が採用されています。
固定ルートと比べて柔軟性が高い反面、収入にばらつきが出やすいのが特徴です。

たとえば以下のような支給例があります。

  • 日給制:1日あたり12,000円~16,000円が相場
  • 走行距離手当:〇km以上で追加支給
  • 荷物個数や件数によるインセンティブ
  • 深夜・早朝手当、待機手当 など

会社によっては、月間の稼働日数や売上に応じて「売上歩合制」も導入されており、頑張った分だけ稼げる仕組みになっているケースもあります。

固定便と比べて収入は高い?安定性は?

フリー便は固定便に比べて高収入になりやすい一方、安定性には欠けるのが現実です。
以下に比較の一例をまとめました。

項目フリー便固定便
平均月収30万〜40万円以上も可25万〜30万円前後が多い
安定性案件数・配車状況で変動あり毎日ルート固定で収入も安定
休日不定期・シフト制が多い曜日固定で取りやすいことも
精神的負担高め(変化多い・トラブル対応)やや少なめ(ルーティン業務)

収入重視の人にはフリー便、安定重視の人には固定便が向いていると言えるでしょう。

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休日・休憩・拘束時間のリアルな事情

フリー便はその日ごとの案件に応じてスケジュールが変わるため、休みの希望が出しにくいという声もあります。
実際には次のような事情がよくあります。

  • 土日祝も稼働のケースあり(とくに繁忙期)
  • 前日に翌日のルートが決まるため、予定が立てづらい
  • 待機時間が長い日は、実働時間は短くても拘束が12時間を超えることも

ただし、「自由に休みが取れる会社」「深夜便を中心に短時間で稼げる会社」など、労働条件は会社によって差が大きいので、面接時によく確認するのが重要です。

実際に働くドライバーの口コミ・評判

フリー便の仕事について、求人票や会社説明だけでは分からない部分も多いものです。
ここでは、実際にフリー便で働いたドライバーたちのリアルな声をご紹介します。
体験談を通じて、仕事のやりがいや大変さ、会社による違いなども見えてきます。

フリー便を続けている人の肯定的な意見

フリー便の仕事を長く続けている方々からは、以下のような前向きな声が上がっています。

「日によって行き先や仕事内容が違うので、飽きないしやりがいがあります」
─ フリー便歴3年・30代男性(出典:Google口コミ)

「自由度が高く、固定便よりも自分で考えて動けるのが楽しい」
─ 配送業10年・40代男性

「慣れれば道も覚えるし、体も動くようになる。やりがいはあると思う」
─ 軽貨物経験者・20代男性(出典:X(旧Twitter))

柔軟な働き方を好む人や、新しい現場に対応することにやりがいを感じるタイプの人には、フリー便が合っているようです。

きつくて辞めた人の理由・体験談

一方で、フリー便を辞めたという方の体験談には、厳しさやギャップを感じたことが語られています。

「行き先が毎日違うから地理に弱いと辛い。待機が多すぎて時間の無駄に感じた」
─ 退職済み・30代男性

「指示が曖昧だったり、トラブル対応も全部自分でやるので精神的にきつかった」
─ 元大型ドライバー・40代男性(出典:X投稿)

「荷物が多くて手積み・手降ろしもキツいのに、給料が思ったより伸びなかった」
─ 配送経験者・20代男性(出典:転職会議)

特に「最初の数ヶ月」でギャップに苦しみ、辞めてしまう人もいるため、仕事内容をよく理解してから応募することが大切です。

会社・配車係との相性で働きやすさが変わる?

実は、フリー便の働きやすさには「会社選び」「配車係の対応」が大きく影響するという声も多く見られました。

  • 指示が丁寧でトラブル時のフォローがある会社は、続けやすい
  • 配車係との信頼関係があると、希望に近い案件を優先してもらえる
  • 適当な会社では案件のムラが多く、収入も不安定になる

つまり、同じ「フリー便」でも働く環境によって評価は大きく変わるということです。
ドライバー個人の努力だけでなく、会社のサポート体制や配車の質も非常に重要だと言えます。

フリー便に向いている人・向いていない人の特徴

フリー便は自由度が高い反面、柔軟性や自己管理能力が求められる仕事です。
この章では、フリー便の仕事に「向いている人」と「向いていない人」の特徴を整理し、自分に合うかどうかを判断するためのポイントをご紹介します。

向いている人:柔軟性と適応力が高いタイプ

フリー便に向いている人には、以下のような特徴があります。

  • 環境の変化に柔軟に対応できる
  • 地理やルートを覚えるのが得意
  • 単独行動を苦にしない
  • 指示がなくても自分で考えて動ける
  • ある程度体力に自信がある

特に「日々違う場所に行くことを楽しめる人」や「状況に応じた判断を即座に下せる人」は、フリー便の環境に向いている傾向があります。

向いていない人:生活リズムや安定を重視する人

逆に、以下のような方には、フリー便はややハードルが高く感じられる可能性があります。

  • 毎日同じ時間・場所で働きたい
  • 指示通りに決まった作業をしたい
  • 渋滞や待機にストレスを感じやすい
  • 地図やナビが苦手
  • 体調管理や自己管理に自信がない

また、日々の予定が読みにくいフリー便では「家庭の時間を重視したい方」や「定時に帰宅したい方」には不向きな側面もあります。

応募前に確認すべきポイントと自己診断

自分がフリー便に向いているかどうかを判断するには、以下のような点をチェックしてみましょう。

  • 突発的な対応が得意 or 苦手?
  • 変化のある毎日を楽しめるか?
  • スケジュールに柔軟に対応できるか?
  • 地図を見るのが苦ではないか?
  • 長時間勤務や不規則な時間帯に耐えられるか?

これらに多く当てはまる方であれば、フリー便の仕事に適性があると考えられます。

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まとめ

フリー便は、毎日異なる配送先や荷物を扱うため、柔軟な対応力と体力が求められる仕事です。
固定便に比べて拘束時間が長くなりがちで、「きつい」と感じる人が多いのも事実ですが、その分、インセンティブによる高収入が期待できる点や、自分の工夫次第で効率的に働ける点も魅力です。

実際の口コミからも「向いている人は長く続けられる」といった声が多く見られました。
生活スタイルや働き方の希望と照らし合わせて、慎重に判断することが大切です。

自分に合った働き方を見つけるためにも、仕事内容や待遇、向き不向きの傾向をしっかり理解してから応募を検討しましょう。

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