尿素水のアドブルーは環境保全のためにディーゼル車に取り付けが義務付けられています。
自分が乗っているトラックや車のタンクの容量はしっかりと把握しておきたいですよね。
こちらの記事では、三菱ふそう、UD、日野、そしてハイエースやプラド、ベンツなどの車種もメーカー別でアドブルーのタンク容量をご紹介しています。
アドブルータンクの容量のメーカー別調査!
アドブルータンクの容量(大きさ)を調べたところ、ネット上には詳しい答えがあまりなく意外でした。
というわけで、直接メーカーに電話をかけて聞いてみることに!
アドブルーの燃費や消費量は車種によって変わってきます。
タンクの容量を知れば、燃費やアドブルーの残量から走行距離を計算することができますね。
アドブルータンクの容量┃ふそうスーパーグレート
私が普段仕事で使用している大型トラックです。
このトラックはアドブルーが40リットル入る容量です。
いすゞ ギガ アドブルー タンク容量
いすゞのギガは…
燃料タンク 300リットルの場合 ⇒ 28リットル
600リットルの場合 ⇒ 58リットル
いすずのアドブルーの消費量は
一般的に、アドブルーの消費量は消費燃料の約5%と言われているようです。
しかし、不思議なことに同じメーカーから出ている同じ年式のトラックでも、アドブルーの消費量がまるで違うのです。
なので、いすずのアドブルーの消費量が知りたくても燃費量と消費量どちらについてもはっきりとした数字で示すことができません。
クオン アドブルー タンク容量
UDに電話で問い合わせたところ、何種類もあるとか。
アドブルータンクの容量は30リットル~40リットルの間と回答を頂きました。
日野レンジャー アドブルー 容量
日野の中型車であるレンジャーには19リットルと28リットルのタンク容量があるそうです。
アドブルータンクの容量┃日野プロフィア
プロフィアのアドブルータンクの容量は28リットルのみです。
アドブルータンクの容量┃ハイエース
トヨタのハイエースバンは7.4リットルほどの容量です。
消費量は約1000k/Lなので、約7000キロほど走行すればアドブルーがなくなる計算になります。
ハイエースでは残量2リットルでアドブルー警告灯が点灯します。
走行距離でいえば残り約2000キロで表示される設定になっています。
アドブルータンクの容量┃ランドクルーザープラド
プラドのアドブルータンクの容量は12リットル。
クリーンディーゼルエンジンではランドクルーザープラド150系が国内で初めて搭載しています。
プラドで表示される警告灯は『AdBlueを5000km以内に補給してください。取扱説明書を参照ください』と警告メッセージが出るようになっています。
12リットルだと約1.2万キロメートル~1.5万キロメートルくらい走行できますので、だいたい7000キロ走ったあたりから表示されます。
アドブルータンクの容量┃ハイラックス
ハイラックスのタンク容量は13リットル。
燃費が1000k/Lなので、約1.3万キロ走行できる計算です。
ハイラックスでの警告表示は、残り6000キロ走行で表示されます。
他の車種よりも余裕のある補充ができますね。
アドブルータンクの容量┃三菱デリカ
2012年、デリカD5にディーゼル車が追加販売されました。
ですが、クリーンディーゼルエンジンを搭載している車なのでアドブルーは必要ありません。
デリカD5と同じでパジェロもアドブルーは必要ない車種です。
しかし、2018年11月に予約が開始されたデリカD:5はアドブルーが必要になっています。
容量は16リットルと多めなので、1回の補充で長距離走行が可能です。
アドブルータンクの容量┃ベンツ
メルセデス・ベンツE350(BlueTEC)は、24.5リットルの容量があります。
消費量は1000k/Lで、だいたい2.4万キロ走行できますね。
アドブルーが減ってきたら警告灯が点灯しモニターに表示され、走行距離が1600キロになった時点から100キロ毎にカウントが始まるようになっています。
アドブルーの消費量とは!
トラックによってアドブルーの消費量や燃費は違います。
同じメーカーでだいたい同じ年式のトラックだとしても、消費量が全く違うので燃費量・消費量ともに『これくらいです』とは断言できません。
私が乗っている三菱ふそうスーパーグレートで例えると、アドブルー40リットルで東京-大阪間を5往復できます。
燃費が137.5㎞/Lなので1往復でおよそ1100㎞、アドブルー満タン補充で5500㎞走行可能となります。
さいごに
いかがでしたか?
メーカーや車種によってアドブルータンクの容量は違います。
自分が乗っているトラックのタンク容量をしっかり把握してアドブルーが切れないよう定期的に確認し気をつけていきましょう。