トラック運転手・タクシードライバー・バス運転手は慢性的な人手不足で、さらに運転手の高齢化も進んでいます。
ドライバー業にもさまざまな種類が有りますが、どれにも共通して言えることは万年人手不足ということです。
ではなぜ、トラック・タクシー・バスの運転手は人気がないのでしょうか?
今回はそういった疑問について解説していきます。
トラック運転手が人気ない理由は
トラック運転手の人手不足・高齢化の理由として、中型免許の影響が考えられます。
改正後の普通免許では4tトラックの運転ができず、4tトラックを運転するには普通免許を取得してから2年の運転期間を経て中型免許を取得する必要があります。
また、大型免許の取得には普通免許を取得してから3年の運転期間が必要になり、中型免許・大型免許の取得費用も必要になってくるので、特に若い世代の人には、トラック運転になるハードルが上がってしまっているのです。
さらに、わざわざ中型・大型免許を取得してまでトラック運転手になりたいと思うほどの魅力がある仕事でないというのが若者のリアルな声なんです。
トラック運転手には、安定している・社会貢献度が高くやりがいがある、などのプラスイメージもありますが、それ以上にマイナスイメージがあるのも事実です。
・休日が少なく労働時間が長い
・気性の荒い人が多い
・将来性を感じない
・キャリアアップにならない
・ブラック企業が多い
・給料が安い
などの声が多く、トラック運転手を志す人が少なくなっているので、慢性的な人手不足・運転手の高齢者が改善されていないのですね。
ですが、全ての運送会社が先に挙げたマイナスイメージのようなわけではありません。
休日が多く、ドライバーのことを大切にした無理のない運行をさせてくれる会社もありますし、普通免許しか持っていなくても、中型・大型免許の取得費用を負担してくれる会社もあります。
そういった事実やイメージが広く伝わらないとまだまだ、トラック運転手は人気がないままでしょう。
それとトラック運転手なら給料を5万円程度上げるくらいなら本当は簡単なんです。
へたすると月収で20万円上げることだって可能です。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にされて下さいね。
タクシードライバーが人気ない理由は
タクシードライバーが人気がない理由は、第二種免許を取得する必要があるということが大きいです。
第二種免許を取得するには普通免許を取得してから3年以上の運転期間が必要になります。
さらに、教習所に通う場合25万円~40万円の取得費用が必要になるのでハードルが高いですよね。
普通免許を取得してから3年以上の運転期間、25万円~40万円の取得費用を支払ってまでタクシードライバーになりたいほどの魅力がなく、マイナスイメージが強いことが人手不足に繋がっています。
タクシードライバーは歩合制の会社が多く安定しない、夜勤もあり生活リズムが崩れるなどのマイナスイメージが強く、日中勤務の一般企業に就職する人が多くなっています。
二種免許のハードルの高さ、給料・勤務時間の安定性をクリアしないとタクシードライバーはまだまだ人気がでることはなさそうですね。
タクシードライバーに関してもっと詳しく知りたい方は現役タクシードライバーのしょうたさんが運営するブログ「最後の天職~タクシードライバー~」をご覧ください。
タクシーの仕事内容やリアルな現状など現役ドライバーの体験談を記事にされています。
バス運転手が人気ない理由は
バス運転手が人気ない理由は、タクシードライバーと同様に大型二種免許を取得する必要があるということが大きいです。
大型二種免許を取得するためには、普通免許以上を取得して3年以上の運転経験が必要になります。
教習所に通って大型二種免許を取得する場合の費用は第二種免許よりも高く、所持免許によりますが18万円~66万円必要になります。
タクシードライバーよりもハードルが高いですよね。
さらに、ネットなどでバス運転手について調べてみるとマイナスな口コミばかりが目立っています。
・勤務時間がバラバラで生活リズムが安定しない
・拘束時間が長い
・給料が安い
・一般車や乗客から苦情が入ることがある
などの口コミが多く、高額の免許費用を払ってまでバス運転手になろうと思う人がどんどん少なくなっているのが現状です。
ですが、バス運転手にも乗客から感謝を伝えられたり、色んな景色をみれたり、免許費用を負担してくれる会社があったり、やりがいや良いところもたくさんあります。
ネット上での口コミを鵜呑みにせずに、良い意味でバス運転手に興味をもってくれる人が増えてほしいですね。
人気がない理由は免許費用とマイナスイメージです!
トラック運転手・タクシードライバー・バス運転手、すべてに共通しているのが免許を取得する必要があることと、マイナスイメージが広く伝わってしまっていることにあります。
確かに、すべての運転手に共通して拘束時間が長く、給料が低く、勤務時間がばらばらなどの問題はあります。
ですが、全ての会社が同じではなく、免許の取得費用を負担してくれたり、拘束時間が短かかったり、給料が高いところもあります。
ですので、ネット上での口コミや噂のマイナスイメージを鵜呑みにせずに、少しでも興味があればどんどんチャレンジしてほしいですね。
どの仕事も社会に必要不可欠の仕事ですので、運転手として働く人が増えてくれることを願います。
免許取得制度のある会社を簡単に探す方法や転職コツとは
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