運送業界の仕事について「運送業界のしごとは力仕事ができるだけでなんとかなりそう」「あまり難しいことを考えずにできる仕事のイメージ」といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
実は運送業界でも役職などはしっかり存在し、それぞれの役目というのも定められています。それこそ物流企業の運営は彼らの活躍があってこその部分がありますので、役職に就いている人たちは必要不可欠な存在なのです。
今回は物流企業における主任や係長といった役職について、役割から年収などを細かく解説していきます。
主任の主な役割とは
物流企業における主任の役割は「倉庫管理」などの仕事を任せられることが多いです。
倉庫管理というのは運送する商品を検品したり、伝票などをもとに商品を集めるピッキングや商品の梱包などを行う仕事です。
基本的に主任となった場合はこの倉庫管理作業のリーダーとなって部下たちに指示を出したりするのが役割となってきます。
主任になる平均年齢
物流企業の主任になる平均年齢としては30歳前後とされています。
場合によっては20代前半などで主任を任せられる人もいますが、物流業界全体で年功序列の風潮が現在も根強く残っており、これが起因して若いうちからの出世というのが非常に難しくなっています。
これも要因となって主任になるのが30歳前後になることが多いようです。
主任の平均年収
主任の平均年収はそれほど高くなるわけではなく、400万~450万円ほどとされています。
この年収は物流業界の平均年収と同等クラス及び日本人の平均年収と同じクラスなので、主任になって収入が一気に増えることはないと考えておくとよいでしょう。
係長の主な役割とは
係長の役割としては主任とほぼ同じでセンターのリーダーやいわゆる支店長としての役割を任せられることが多いです。
また、倉庫などでの仕事では前述の主任たちに指示を送るなどの業務をすることもあり、仕事内容は多岐にわたります。
係長になる平均年齢
こちらも主任と同じく30歳前後でなることが多いようです。
理由などは企業ごとの方針で異なりますので、細かい差などを具体的に解説することはできませんが、やはり役職的には管理職に相当する仕事なので、若いうちから仕事が覚えられるようにと30歳前後で任せられることが多いようです。
係長の平均年収
係長の平均年収は500万~600万円となっています。
係長の年収は企業によってブレがある傾向があり、企業によっては500万円を下回る給料となることが多いです。
課長の主な役割とは
物流企業の課長の役割は営業が主になります。
配送先への交渉やマネジメント、新規配送先の営業交渉なども課長の役目となります。
しかし、企業ごとに課長の役割は変わることも多く、場合によっては管理職を担当する課長クラスの人もいます。
課長になる平均年齢
課長には30代後半から40代前半の人が任されることが多いようです。
役割的にも経験やリーダーシップが重要視される役職となっていますので、経験などが豊富な人材が課長として任されることが多いようです。
課長の平均年収
課長の年収は500万~650万円と係長クラスとあまり変わらない印象です。
こちらも企業によってブレがあり、企業によっては500万円を下回るケースもあります。
求人情報などでもあつ程度の年収は確認できる場合もありますので、気になる人はチェックしてみましょう。
部長の主な役割とは
部長の役割としてゃ担当している部署の管理職が主になります。
指示出しや人材をどこに回すか、書類仕事をしたりと部長の仕事も多岐にわたります。
場合によっては部長直々に営業に回ったりすることも多く、部長という役職はかなり忙しい役職であると考えられます。
部長になる平均年齢
部長になる年齢は40代後半もしくは50代前半でなる人が多いようです。
さまざまな仕事を担当することになり、忙しい業務内容をこなすにあたってさまざまな経験が必要となってきます。
そのため、長年企業に務めている人材が部長として任されることが多く、優れたリーダーシップも部長として求められます。
部長の平均年収
部長の平均年収は600万~800万円が平均的な年収となっています。
こちらも企業によって平均年収を下回る場合もあります。
しかし、さまざまな役職の中でも高い収入を得られることに変わりはなく、長く会社に務める上で目指したい役職です。
まとめ
今回は役職ごとのさまざまな情報について解説しました。
物流業界におけるさまざまな役職の役割は企業を運営していく上で非常に重要です。
年々人手不足が囁かれている業界ということもあって、近年では待遇の改善なども練られており、働きやすい環境が作られています。
もし本記事を見て物流業界に興味を持った人はぜひ一度物流企業の求人などに一度応募してみてはいかがでしょうか。