現在ごく当たり前としてそれぞれのジャンルもある事から、わたしたちにとって無くてならない存在でもある軽貨物。
その中でも長い歴史が意外にも知られておらず、我が国日本において「軽貨物運送事業としての先駆である赤帽」。
今回の記事ではその赤帽の簡単な概要から「収入や手取り」、「稼げる?稼げない?」などといった内容と「加盟金や初期費用」についても掘り下げます。
開業失敗者ややめたほうがいい噂についても「赤帽のきつさ」や「口コミや評判」などで見ていきましょう。
個人事業主ドライバーで活動するには黒ナンバー取得の軽貨物自動車が必要です。
黒ナンバーは軽貨物自動車運送事業経営届出書などを提出して取得します。
しかし自分でやるにも面倒くさいし、代行で頼んでもそれだけで4万円ほどの費用が必要になってきます。
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赤帽とは
赤帽は中小企業等協同組合法に規定されている「事業協同組合」であり、これは農協や漁業などといった組織と同様に軽貨物運送事業者である赤帽組合員達が集まり、軽運送業として昭和50年5月に日本で誕生しました。
つまりそれぞれが独立した「個人事業主」であり、赤帽ドライバーとしての業務は「基本自身のみで行うオーナーとしての位置付け」であります。
名前の由来としては初代会長である松石俊男により、鉄道の「ポーターとして働かれてる赤帽」に因んで名付けられたようです。
現在では全国の各都道府県に協同組合が51点在し、それらに加え約180ヶ所に上る組合本部・支部・営業所など、それらを誇るものとしても今や日本において軽貨物事業の代表格となっております。
赤帽の仕事内容とは
個人で赤帽車を使用しての輸送業務が主な仕事内容になっています。
赤帽では様々な事業を展開しており食物輸送から雑貨輸送、更には引越のサービスなども行っており基本的にはどの業務も行う方針で求人を行っていることが多いです。
中型トラックなどの場合は食物や雑貨のルートお配送を行います。
ルート配送とは予め決められたルートを走りながらルートに点在する配送先に貨物を輸送する仕事になっています。
日帰りで行える仕事で道も決められたルートを覚えるだけで良いので一見楽に感じるかもしれませんが貨物の積み込みや積み下ろしも自分でやらなければならない場合が多いので作業で遅れが生じたりするとかなり時間的にきつくなってしまうことがあり全体的な作業を効率よく行う必要のある難しい仕事と言えます。
大型の場合は前述した貨物の配送の他、引越しサービスの際の荷物輸送も行います。
ルート配送での日帰りで行う輸送のほか、数日かけて輸送を行う長距離輸送も行います。
特に長距離輸送は県をまたいで数日かけての輸送となるのでかなりの拘束時間と疲労を伴います。
そのうえでトラックの運転ということでかなり危険な仕事にもなっています。
体力や運転に自信が無い方は事前に面接の際に長距離輸送できるかできないかをしっかり相談しておきましょう。
一方個人での輸送ですが赤帽に加入して赤帽車を購入した方が出来る仕事となっていて形としては個人の経営者として独立開業という形になります。
仕事は基本的には赤帽が用意してくれる形になっており引越しサービスから軽貨物輸送が主な仕事内容となっていますが自身で営業して仕事をもらうことも可能で頑張り次第では上記のドライバーよりも稼げる可能性を秘めています。
赤帽で独立開業する5つのメリット
- 自由な働き方ができる
- 初期費用が比較的少ない
- 全国のネットワークを活用できる
- 副業としても始めやす
- 安定した仕事が期待できる
赤帽で独立開業することには、上記5つのメリットがあります。
これらのメリットは、働く時間や仕事の自由度を大切にしたい人にとって、とても魅力的です。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
自由な働き方ができる
赤帽で働くドライバーは、個人事業主として自分のペースで働くことができます。
自分で仕事のスケジュールを決められるため、忙しい時期はたくさん仕事をして、休みたいときには休むことが可能です。
他の仕事や家庭の予定と調整しながら働けるのは大きなメリットです。
初期費用が比較的少ない
独立開業と聞くと、たくさんのお金がかかるイメージがあるかもしれません。
しかし、赤帽での開業は、比較的少ない費用で始められます。
必要なのは、軽トラックの購入や運転免許、そして赤帽の加入費などです。
大きなトラックや事務所を準備する必要がないので、初期投資が抑えられます。
全国のネットワークを活用できる
赤帽は、全国にたくさんのドライバーがいるネットワークです。
このネットワークを活用することで、自分一人では受けきれない仕事や、遠方への配送の仕事もこなすことができます。
また、困ったときには他のドライバーと情報交換ができるため、サポートも充実しています。
副業としても始めやすい
赤帽の仕事は、自分で仕事の量を調整できるため、副業として始めることも可能です。
普段は別の仕事をしながら、週末や空いた時間に赤帽の仕事をすることで、収入を増やすことができます。
この柔軟さは、他の仕事ではなかなか得られないメリットです。
安定した仕事が期待できる
赤帽は長い歴史があり、全国的に信頼されているブランドです。
そのため、一定の仕事量が確保されやすく、特に引越しや緊急配送の需要が高いため、安定した収入を期待できます。
信頼されている赤帽のブランドを使って、自分のビジネスを始められるのは大きなメリットです。
赤帽の収入や手取りについて
赤帽で働く際、収入や手取りがどのくらいなのかは、多くの人が気になるポイントです。
赤帽ドライバーは基本的に個人事業主として働くため、収入や手取りは個々の働き方や仕事の量によって大きく異なります。
ここでは、赤帽の給料、年収、手取りについて詳しく見ていきましょう。
赤帽の給料は
赤帽の給料は、働いた分だけ直接収入に反映される仕組みです。
赤帽ドライバーは、基本的に1件あたりの配送や引越しで報酬を得ます。
例えば、1件の引越しはおおよそ2万円から3万円程度の収入になりますが、短距離の配送の場合は1件あたり数千円から数万円と幅があります。
1日にどれだけの仕事をこなすかによって、1日の収入は変わってきます。
多くの赤帽ドライバーは、仕事の繁忙期や閑散期に合わせて仕事量を調整します。
例えば、引越しの繁忙期である春先は、1日数件の引越しをこなすことも可能で、月収で見れば高額になる場合もあります。
一方で、閑散期には仕事が減り、月収が下がることも考えられます。
赤帽が公表している給料のモデルケースは以下より確認できます。
赤帽の年収は
赤帽ドライバーの年収は、年間を通しての働き方や仕事量に依存します。
平均的な年収は300万円から500万円程度とされており、働き方によってはこれ以上の収入を得ることも可能です。
例えば、引越しや配送の繁忙期に集中的に働き、仕事を積極的に受けることで、年収が500万円以上になることもあります。
また、長距離の配送を行うドライバーや、特殊な案件(高価な荷物や急ぎの配送など)を担当するドライバーは、報酬が高くなる傾向があります。
副業として赤帽を選ぶドライバーの場合、年収は低くなるものの、自分のペースで働けるため、副収入として十分な額を得ることができる場合もあります。
赤帽の手取りは
赤帽の手取り額については、個人事業主であるため、各種経費が収入から差し引かれることになります。
例えば、車両の維持費や燃料費、保険料、赤帽の組合費などが主な経費として挙げられます。
これらの経費は、個々の状況によって異なりますが、赤帽ドライバーの場合、総収入の20%から30%程度が経費としてかかることが一般的です。
そのため、実際の手取り額は収入の70%から80%程度となります。
例えば、月に40万円の収入があった場合、手取り額は約28万円から32万円程度になると考えられます。
また、所得税や社会保険の支払いも個人事業主として自分で管理しなければなりません。
これらを適切に計算し、残る金額が実際の手取りとなります。
手取りを増やすためには、経費をうまく抑える工夫や、効率よく仕事をこなすことが重要です。
赤帽は仕事がないって本当?
「赤帽は仕事がない」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、これは一概には言えません。
赤帽の仕事量は、地域や働き方、営業努力によって大きく変わります。
ここでは、赤帽の仕事の現状と、なぜ「仕事がない」と言われることがあるのかを見ていきます。
地域による違い
赤帽の仕事量は、活動する地域によって大きく変わります。
都市部では引っ越しや配送の需要が高く、仕事を見つけやすいです。
一方で、人口の少ない地方や過疎地域では、依頼が少ないため、仕事の量も限られます。
そのため、地方では「仕事がない」と感じることがあるのは事実です。
しかし、都市部では逆に多くの仕事があり、繁忙期には忙しくなります。
繁忙期と閑散期がある
赤帽の仕事には、季節ごとの波があります。
特に3月や4月は引っ越しシーズンで、依頼が多く、ドライバーは忙しくなります。
また、年末年始や特定のイベント時期にも、配送の需要が増えます。
しかし、こうした繁忙期が過ぎると、仕事が減る閑散期がやってきます。
閑散期には、仕事が減るため、「仕事がない」と感じることがあるでしょう。
この波に備えて、繁忙期に多くの仕事をこなし、閑散期を乗り切ることが重要です。
自ら営業する必要がある
赤帽のドライバーは、基本的に個人事業主として働きます。
そのため、仕事が自然に舞い込むわけではなく、自分から仕事を探す姿勢が求められます。
例えば、企業や個人に自分のサービスを売り込むことで、新しい顧客を獲得することが可能です。
SNSやホームページを活用して、自分の仕事を宣伝するドライバーもいます。
営業を積極的に行えば、仕事が増える可能性がありますが、営業を怠ると「仕事がない」と感じることにつながります。
赤帽開業で失敗する理由5つ
- 費用が必要
- 初期段階では仕事がとりにくい
- 体力的にきつい
- 収入の波が激しい
- 経営の知識が不足している
赤帽での開業は、自由な働き方や独立性が魅力的ですが、成功するには多くの課題も伴います。
実際、赤帽での開業に失敗する人もいます。
上記は赤帽開業で失敗する理由5つです。
一つずつ詳しくご紹介します。
費用が必要
赤帽で開業する際には、ある程度の初期費用が必要です。
軽トラックの購入や整備、保険の加入、赤帽への加盟金など、最初にまとまったお金がかかります。
特に車両の維持費や燃料代は継続的な出費になるため、これらの経費を賄えるだけの収入が安定するまでの間、資金的な余裕がないと経営が厳しくなることがあります。
また、個人事業主としての税金や社会保険の支払いも考慮する必要があります。
これらの費用を見落としてしまうと、資金繰りが難しくなり、結果的に失敗につながることがあります。
初期段階では仕事がとりにくい
赤帽で開業したばかりの頃は、仕事を安定して得るのが難しい場合があります。
赤帽の仕事は基本的に自分で営業し、仕事を探していくスタイルです。
最初のうちは、まだ顧客や取引先との関係が築けていないため、仕事が少なくなりがちです。
また、他の赤帽ドライバーとの競争もあります。
開業当初は思ったように仕事が入らず、収入が不安定になってしまうこともあります。
これが原因で、早期に挫折してしまうケースも少なくありません。
体力的にきつい
赤帽の仕事は、引っ越しや荷物の配送が主な業務となります。
特に引っ越し作業では、重い荷物を運んだり、階段を上り下りすることが多いため、体力的な負担が大きくなります。
体力に自信がない人や、長時間働くことが難しい人にとっては、これが大きな障害になることがあります。
また、年齢を重ねるにつれて体力が落ちてくると、思うように仕事を続けられない場合もあります。
体力的な問題で仕事が続けられなくなり、結果として赤帽の仕事を辞めざるを得ないケースも少なくありません。
収入の波が激しい
赤帽での仕事は、繁忙期と閑散期の波が非常に大きいです。
特に引っ越しシーズンや年末年始には仕事が集中し、多くの収入を得られる一方で、それ以外の時期は仕事が減少し、収入が安定しないことがあります。
このような収入の波を予測して、閑散期にも対応できるように資金を管理することが重要です。
しかし、これをうまくできないと、繁忙期に稼いだお金を閑散期に持ち越せず、資金不足に陥ってしまうことがあります。
特に開業初期にこの波に対応できないと、経営がうまくいかずに失敗する可能性が高くなります。
経営の知識が不足している
赤帽で働くドライバーは、個人事業主として自分自身でビジネスを運営する必要があります。
そのため、ただ運送をするだけでなく、経費管理や税務申告、マーケティングなどの経営スキルも求められます。
これらの経営知識が不足していると、収入があっても効率的に事業を運営できず、結果として利益が出にくくなることがあります。
特に、経費の管理がずさんだと、いくら収入を得ても手元に残るお金が少なくなり、事業の継続が難しくなる可能性があります。
経営に関する知識が不足していると、思わぬところで赤字になり、最終的に事業を畳むことにもつながりかねません。
赤帽の開業方法や費用について
赤帽での独立開業は、個人事業主として自分のペースで働ける魅力的な選択肢です。
しかし、開業するためにはいくつかのステップや費用が必要です。
ここでは、赤帽の開業方法や費用について、詳しく説明していきます。
赤帽の開業方法や流れ
赤帽で開業するための流れは、以下のステップに従って進めます。
赤帽組合への問い合わせ・説明会への参加
赤帽に興味がある場合、まずは最寄りの赤帽協同組合に問い合わせをして、開業説明会に参加します。
説明会では、赤帽のシステムや開業に関する情報を詳しく聞くことができます。
面談・審査
説明会の後に、組合との面談が行われます。
ここでは、開業に向けての意欲や経歴、今後の展望などを話し合います。
審査を通過すれば、正式に加盟手続きに進むことができます。
軽貨物車両の準備
赤帽の業務で使用する軽トラックを準備する必要があります。
新車や中古車を購入するか、リースで契約することが可能です。
車両は赤帽の指定仕様に合わせる必要があり、赤帽のロゴやカラーリングが施されます。
研修の受講
赤帽で働くためには、指定の研修を受ける必要があります。
この研修では、安全運転やサービスの基本、運送業に関する法令など、ドライバーとして必要な知識を学びます。
研修を終えると、実際に仕事を始める準備が整います。
正式に開業
研修を修了し、必要な手続きが完了すれば、正式に赤帽ドライバーとして独立開業です。
自分のペースで仕事を始め、赤帽ネットワークを活用しながら業務を行います。
加盟に必要な初期費用は
赤帽で開業する際には、いくつかの初期費用がかかります。
以下が代表的な費用項目です。
加盟金
赤帽に加盟するためには、加盟金が必要です。
加盟金の金額は地域や組合によって異なりますが、一般的に20万円から30万円程度です。
軽貨物車両の購入またはリース費用
赤帽専用の軽トラックを準備する必要があります。
新車で購入する場合、軽トラックの価格は100万円から150万円ほどです。
中古車を選ぶ場合は、価格が少し抑えられ、50万円から100万円程度になります。
また、リース契約をすることで、月々の支払いで車両を使用することも可能です。
保険料
車両保険や賠償責任保険に加入する必要があります。
これらの保険料は年間で数万円から十数万円程度かかります。
研修費用
開業前の研修には、参加費用が必要です。
研修費用は、数万円から10万円程度が一般的です。
その他の経費
営業用の携帯電話、運送に必要な道具(例えば、引っ越し用の台車や梱包材)など、開業に必要な物品の購入も必要です。
これらをすべて合わせると、総額で150万円から200万円程度の初期費用がかかることが多いです。
赤帽での独立開業に必要なもの
赤帽で独立開業を成功させるためには、以下のものが必要です。
運転免許証
赤帽での業務は軽貨物車両を使用するため、普通運転免許証が必要です。
また、赤帽として働くためには、貨物軽自動車運送事業の許可も取得する必要があります。
軽貨物車両
赤帽指定の軽トラックが必須です。
車両の準備ができていないと、開業はできません。
営業力と積極性
赤帽は個人事業主として働くため、自分で仕事を探し、顧客を獲得する営業力が求められます。
積極的に営業活動を行い、自分のビジネスを広げることが必要です。
体力と時間管理能力
引っ越し作業や配送業務は、肉体的にハードな部分があります。
特に引っ越し業務では、重い荷物を運ぶこともあるため、体力が必要です。
また、時間に正確に行動することも求められ、自己管理能力が重要です。
資金管理のスキル
個人事業主として独立して働くため、収入や経費をしっかりと管理するスキルが必要です。
特に赤帽では、繁忙期と閑散期があり、安定した収入を得るためには、計画的な資金管理が不可欠です。
赤帽で稼ぐためのポイント4つ
赤帽で成功し、安定した収入を得るためには、4つの重要なポイントを押さえることが必要です。
個人事業主として独立している以上、どれだけ稼げるかは自分次第です。
ここでは、赤帽ドライバーとして収入を増やすための具体的な方法を見ていきましょう。
新規の仕事を開拓する力
赤帽で稼ぐためには、既存の仕事に満足するだけではなく、新規の仕事をどんどん開拓していく力が求められます。
例えば、個人や企業との定期的な取引を確保することが重要です。
新規顧客を獲得するためには、地元の企業や個人向けに自分のサービスを積極的にPRする必要があります。
フライヤーを配布したり、ウェブサイトやSNSを活用して、自分のサービスをアピールすることで、より多くの依頼を受けられるチャンスが増えます。
また、赤帽の全国ネットワークを活用し、他のドライバーや組合員と連携することで、新しい仕事を紹介してもらうことも有効です。
常に新しい仕事を探し続けることで、収入の安定と増加が見込めます。
費用の見直し
赤帽で働く上で、収入を増やすだけでなく、経費の見直しも重要なポイントです。
軽トラックの燃料費や保険料、メンテナンス費用など、日々の経費が積み重なると、手元に残る利益が減ってしまいます。
例えば、定期的に車両のメンテナンスを行い、燃費を向上させることで燃料費を削減できます。
また、保険の見直しやガソリンスタンドの割引サービスを利用することで、費用を抑えることが可能です。
こうした経費を定期的に見直し、無駄な支出を削減することで、結果的に手取りを増やすことができます。
営業スキルやコミュニケーション能力を磨く
赤帽で稼ぐためには、営業スキルとコミュニケーション能力が大きな武器となります。
個人事業主として、自分で顧客を獲得する必要があるため、効果的な営業活動が重要です。
企業や個人に対して、どのようなメリットを提供できるかをわかりやすく説明し、信頼を得ることで、定期的な依頼が増えます。
また、顧客とのコミュニケーションも収入を増やすための大切な要素です。
顧客からの信頼を築くことで、リピーターとなり、長期的に安定した仕事を確保できます。
親しみやすく、誠実な対応を心がけることで、顧客との関係を強化し、紹介などで新たな仕事に繋がることもあります。
業務の効率化やコースの見直し
赤帽での収入を最大化するためには、効率よく業務をこなすことが非常に重要です。
1日にできるだけ多くの仕事をこなすためには、配送ルートの見直しや作業の効率化を図ることが必要です。
例えば、同じ地域で複数の仕事をまとめて受けることで、移動時間を短縮し、1日の業務量を増やすことができます。
また、引っ越し作業をスムーズに進めるための道具や梱包の工夫をすることで、作業時間を短縮できます。
こうした業務の効率化を意識して取り組むことで、短時間で多くの仕事をこなすことが可能になり、結果的に収入が増えるでしょう。
赤帽は儲かる?儲からない?
単純に稼げる?稼げない?の定義であれば「稼げる仕事」と言えます。
収入においては既に記述してますが、大体での総売り上げの基準が50万円までとも言われ、「50万円超からの売り上げは簡単では無い」と考えた方が良いです。
ドライバーである事業主の能力や、地域による関係上決して50万円超の稼ぎも不可能では無いですが、初めてすぐでは定期の仕事も貰えず「最初のうちだと少し苦労する」ようです。
つまり理屈としては「本人次第」で稼ぐことは幾らでも出来ますが、基本的には「自身による営業がものをいう」事となります。
赤帽の口コミや評判とは!
未だ「良い方に理解はされて無い」と言えます。
赤帽では先述した通り加盟金・斡旋手数料というものを支払わなくてはならなく、その「原則とされてる手数料を納めてる」からといって必ずしも仕事を貰えるわけでありません。
しかも他の独立開業としての軽貨物運送事業と比べ、初期費用や加盟金、その他でのランニングコスト等ではハッキリ言って割高です、というか「高額」とも言えます。
それらを踏まえ一般的な先行きの計算で見ると、軌道に乗るまでの期間も長ければ保証も無く、この仕事に対して色々な意味での「事前準備」がなければ多くの方での誤解があり、そのままでいくと確実に失敗するものとされております。
悪い言い方ですと「賭け」みたいな部分があるだけに世間的な見方としては「安心されて無いイメージが強い」事にあるのでは…と感じます。
以下、実際の赤帽ドライバーの口コミを調べてみました。
赤帽のイマイチな口コミ
頑張れば頑張るほど稼げるという仕組みはシンプルで、本部や組織を気にしすぎずに働けるという点は良いと思います。ただ、赤帽で個人事業主として独立した人達の平均月収とか、実際に成功した例、逆に失敗した例などがもっと載っていると安心できると思います。募集のページには仕事は自分で営業して開拓していくみたいに載っていますが、もし営業が苦手な人の場合はちょっと不安に思います。あと、開業にあたっての金額も載っていますが、リースの場合で45万円からとか、車両費及び諸経費込の場合は149万円からとか、いまいちわかりづらいです。リースの場合はリース代を本部に払わなくてはいけないと思いますが、そのような記述はパッと見た感じでは見つける事ができませんでした。
引用:脱サラ独立開業みんなの口コミ評判
なんとなくですが、赤帽のドライバーは運送料金を買い叩かれているイメージがあります。それに独立開業となると「走った分が自らの収入につながっていく」=「走らないと(働かないと)収入につながらない」ということのはずなので、労働条件面がきつくなりそうです。業界大手のヤマトや佐川のドライバーも歩合があると聞きますし、肉体労働ってやはり大変そうですよね。そもそも誰でも参入できる業界って、失敗する人も多いと思います。独立開業してみたものの、お客さんが集まらずに借金とロイヤリティーの支払いだけが重くのしかかる姿が容易に想像できてしまいます。独立して成功する人というのは、企業の中で働いてもうまくやっていける人だと思います。安易に独立するのは楽してお金を得たい人。集客の努力や工夫をせずに、本部に文句ばかり言っていそうで、早晩失敗しそうだから心配です。
引用:脱サラ独立開業みんなの口コミ評判
赤帽の口コミからわかることは、いくつか不安な点があるということです。
まず、開業に必要なお金や、どれくらい稼げるかがはっきりしないという声があります。リース代や初期費用がわかりにくくて、もっと詳しい情報がほしいと感じている人がいます。
また、自分で仕事を探す必要があるので、営業が苦手な人は大変だと思うという意見もあります。仕事を自分で見つけないと収入が増えないので、心配になる人が多いようです。
さらに、長時間働いたり、重い荷物を運ぶのが大変ということも言われています。体力が必要で、働かないと収入が減ってしまうので、条件が厳しいと感じる人が多いようです。
全体的に、赤帽で成功するためには、しっかり準備して、体力や営業の力が必要だということがわかります。
赤帽の良い口コミ
赤帽は地方に強いイメージがあります。車社会で農家が多い地域などです。私の伯父は豪雪地域で専業農家をやっているので、冬場は時間に空きがあるそうです。また、高齢の祖父がいるため、出稼ぎにも行けないでいます。例えばこういったケースの場合、冬期のみ赤帽としての仕事を行うという方法もあるのかなと思いました。地方では少子高齢化が進んでいるので、高齢農家の田畑の収穫物を卸すために、赤帽が配送を代行するというのも良いのではないかと思います。開業する地域と工夫次第では、競合他社も少なく、金銭的なメリットも出てくる可能性があると思います。
引用:脱サラ独立開業みんなの口コミ評判
知人が一人で開業し、今現在も赤帽として働いています。最初は町の規模が小さいとは言え、忙しそうという印象でした。しかし実際は町の便利屋さんのような形になっていて、地域の方にはとても親しまれているようでした。暮らせるだけの収入にはなりそうですが、完全出来高制とは知らなかったので、やはり大変だろうなと思いました。ですが、人と関わるのが好きで、町の便利屋さんとして親しまれ、それが儲けにつながっていくというのはいい事だと思います。知人も忙しそうですが、楽しく仕事はしているようなので、やりがいを感じる方には魅力的な仕事だと思います。
引用:脱サラ独立開業みんなの口コミ評判
赤帽についての良い口コミには、いくつかのいい点があることがわかります。
まず、地方で強みがあるということです。車が多く使われている地方や、農家が多い地域では、赤帽の仕事が役に立ちます。たとえば、農家の人が自分で収穫した作物を運ぶ代わりに、赤帽が配送することで助かることもあります。また、地方では他の運送会社が少ないため、競争が少なく、うまくいけばお金を稼ぎやすいです。
次に、地域の便利屋さんのように、みんなに親しまれる仕事ができるということです。赤帽として働く人が、地元の人たちと関わりながら、地域の役に立つ仕事をしているという声もあります。人と接するのが好きな人にとっては、やりがいがあり、楽しく働ける仕事です。
この口コミから、地方や地域でのつながりを大切にしながら働くことで、赤帽で成功するチャンスがあることがわかります。
赤帽に関するよくある質問
赤帽は、多くの人が独立開業を考える選択肢の一つですが、実際にどれだけ稼げるのか、年齢や業界の状況など、気になる点がたくさんあります。
ここでは、赤帽に関してよくある質問に対して、詳しくお答えします。
赤帽で年収1000万は可能?
赤帽で年収1000万円を稼ぐことは、現実的には非常に難しいと言えます。
赤帽の仕事は、軽貨物車両での配送や引越しがメインです。
そのため、1件あたりの収入は限られており、短期間で高収入を得るのは難しいでしょう。
ただし、長時間労働や繁忙期に集中して仕事をこなす、または高単価の長距離配送や大口案件を受けることで、収入を大きく伸ばすことは可能です。
しかし、年収1000万円を達成するためには、かなりの労働時間や努力が必要となるため、多くの赤帽ドライバーにとっては、現実的な目標とは言い難いでしょう。
赤帽に50代から転職できる?
赤帽は、50代からの転職も可能です。
実際に、赤帽ドライバーの中には、定年後に第二のキャリアとして赤帽を選ぶ方も少なくありません。
軽貨物車両の運転が主な仕事となるため、50代でも体力があり、健康であれば問題なく働くことができます。
ただし、特に引越し業務では重い荷物を運ぶことがあり、体力的な負担が大きい場面もあるため、自分の体力と相談しながら働くことが重要です。
また、50代からでも新しい顧客を開拓する営業力や、ネットワークを活用して仕事を増やす努力が求められます。
赤帽がやばいと言われる理由は?
「赤帽がやばい」と言われる理由は、いくつかの要因があります。
1つは、体力的な負担です。
特に引越し業務では、重い荷物を運ぶことが多く、体力に自信がない人にとっては非常にきつい仕事です。
また、赤帽は個人事業主として独立して働くため、収入の安定性が保証されていない点も理由の一つです。
繁忙期と閑散期の収入差が激しいため、仕事が少ない時期に収入が減ることを不安に感じる人が多いです。
さらに、開業時には初期費用がかかることや、営業活動が必要なため、自ら積極的に動かないと仕事が増えないことも「やばい」と言われる原因となります。
運送業の独立は儲かる?
運送業での独立は、正しいやり方で経営をすれば儲かる可能性がありますが、成功には多くの努力が必要です。
運送業は、顧客の信頼を得てリピーターを確保することが重要です。
そのためには、営業力やコミュニケーション能力、サービスの質が必要です。
また、経費の管理も大切です。
車両の維持費や燃料費、保険料などが大きな出費となるため、これらのコストを効率よく管理する必要があります。
市場の需要が高い時期にうまく仕事をこなし、利益を上げることができれば、運送業での独立は儲かるビジネスとなるでしょう。
しかし、競争が激しい業界でもあるため、収入を安定させるには計画的な経営が求められます。
赤帽の廃業率は?
赤帽の廃業率についての具体的なデータは公開されていませんが、個人事業主としての廃業リスクは他の業種と同様にあります。
特に、開業後すぐに仕事が安定しないことや、体力的な負担、収入の波などが原因で、開業して数年以内に辞めてしまう人もいます。
廃業する主な理由としては、体力的に続けられなくなるケースや、収入が思うように増えず、生活が成り立たないというケースが挙げられます。
赤帽だけではなく軽貨物運送業全体で見ると、2023年の休廃業と解散の件数は3年連続で過去最多だったようです。
参照:東京商工リサーチより
今後も廃業率は伸びていく予想のようですが、私の見解から申しますと、需要の低下ではなく参入者の増加により競争率が激高しているのが原因と考えています。
まとめ:赤帽はやめたほうがいいとは言わないがスキルが重要
独立開業である軽貨物運送事業となるとそれは個人事業であり、自身での営業を持って成りたつ業種となります。
よく見られるのが「今までの仕事を辞めて」などと言った軽い気持ちや「赤帽で収入を増やす」などと言った意見であり、委託業務での収益に対しての理解が正直浅いように思えます。
ただ「これまでの仕事から転職するまでの価値観」というものを自身によってしっかりと持ち、「この先何があっても赤帽の看板で軽貨物事業をしていく」という覚悟の下であれば必ず道は開け、それが「天職に繋がる」のではないでしょうか。