ロードサービス(レッカー)の仕事はきつい?仕事内容や資格、給料や年収は?レッカー屋は儲かるって本当?

レッカー車きつい

普段自動車で走る一般道においてはさまざまな自車でのトラブルとして事故や故障などは付き物です。

そこから自走出来ないとなると専用の機械などで車を移動させなければ場合によっては大惨事にもなりかねません。

そこで専用機器を搭載した「レッカー車」の出番となり、このレッカー車無しでは道路上でのトラブル処理などは出来ないものです。

このようにトラブル時には重宝されてるレッカー車の運転手はきついのか、今回では仕事内容から必要とする資格、レッカーとクレーンの違いやレッカー車ドライバーとしての給料事情を見てまいります。

あとそれに加え、レッカー車に対しての求人や転職についてのコツなどにも触れてまいります。

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目次

レッカー車の仕事内容とは

レッカー車の仕事で主に基本とされてるのが「自走ができない」もしくは「自走してはいけない」とされた状況下での搬送作業を承ってる業務となります。

事故や故障に車検切れ、違反等による強制的なレッカー移動などさまざまでありますが、その中でもバッテッリー関連によるトラブルでの仕事が比較的に多いとされています。

それらを簡単な項目別に分けてみてると

■トラブルなどでの故障車を依頼通りの場所(整備工場など)へ届ける

■トラブルなどでの故障車を安全な場所へと移動する(搬送等を含む)

■警察などの依頼により事故・故障・違反車(駐車違反等)などの移動

とされ、わかり易く言うとこれらが主な仕事の内容とされております。

レッカー車運転手に必要な資格とは

基本的にレッカー車には限定された車両のサイズなどはなく、その車両に応じた運転免許があれば運転する事ができます。

つまり普通免許しか持ってなくとも、「レッカー車が普通免許証で乗れる車両」であれば乗る事ができます。

もちろん中型以上・大型まで所持していれば業務の幅も広がり有利となり得ますが、会社などで所有されてる車両で「普通免許にて運転できるレッカー車」があれば、とりあえずは業務に就く事は可能であると言えますね。

ただ特殊な作業によっては「牽引免許」・「小型移動式クレーン運転技能」、ウインチ操作には「巻上げ機運転特別教育」など、いずれも必須では無いにしろこれらの免許・資格などを必要とする場合もあります。

レッカー車とクレーン車の違いとは

ここでは基本となる違いとしてまず、レッカー車とクレーン車それぞれの特徴を分けて説明していきます。

■レッカー車■

基本的にはロードサービスによる道路上で車の牽引を行い、その主な特徴としては故障車などの車両を「真横へ引っ張り出す」事が可能とされ、アーム機能ではブーム部分の取り付け位置が低いことから「邪魔になる電線」や「低い高架下」などで作業が行えます。

それに加えて種類によってはアーム部分が360度旋回可能の車両もあり、これにより更にロードサービスとしての対応の幅を広げる事が出来るものとなっております。

■クレーン車■

こちらでは主な使用方法としては建設関係での「重量物吊り上げ移動」となっており、原則として「稼働範囲内での重量物運搬」に使用されております。

レッカー車と同じく360度の旋回が可能ではありますが、こちらでは「吊り上げによる上下動作のみ」となっております。

以上からも「360度の旋回機能」としては共通しておりますが、大きく分けてレッカー車では「比較的自由が利く移動作業の仕様」となっており、かたやクレーン車では「限られた範囲での重量物移動の仕様」となってるのがよく判ります。

ロードサービスの仕事はきつい?

ロードサービスの仕事は24時間365日フル稼働で、外仕事が基本です。

ロードサービスと一言で言っても、昼勤と夜勤とでその作業内容は変わります。

どちらがきついかで言えば、深夜勤務の方がきついかもしれません。

昼夜逆転ということもありますし、なにより走行中のトラブル対応がほとんどです。

事故はもとより、故障・バーストなど依頼内容もさまざまで気の抜けない時間が続きます。

体力もそうですが、同じくらい気力も必要な仕事です。

ロードサービスの仕事は激務?

 ロードサービスの仕事は激務なのか?

結論を先に述べますと「人にもよるが比較的きつい仕事」です。

ロードサービスの仕事は基本的365日24時間稼働の仕事で、昼勤や夜勤があるわけなのですが、夜勤でも仕事内容は変わらず、慎重かつ丁寧でありながらときには力仕事をやる必要もありますので、常に集中を切らさず仕事をする必要があります。

特に夜勤の際は、夜に弱い人であれば自身も事故に気をつけながら仕事をしなければいけないので、かなりきつい仕事と言ってもおかしくないでしょう。反面向いている人にはとことん向いている仕事と言えるでしょう。

よって結論としては「人にもよるが比較的きつい仕事」ということになりました。

ロードサービスの離職率は

ロードサービスの入社3年以内の離職率は4.7%となっています。

こちらは大手転職サイトのリクナビからの情報です。

2023年の日本の平均離職率は、厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」によれば、13.9%となっていますので、ロードサービスの離職率は平均値よりは低いと言えます。

レッカー車ドライバーの給料や年収とは

レッカー車ドライバーの場合、同じドライバー職の運送業と比べて給与額は「総じて高め」の設定であると世間一般的には言われております。

未経験からの応募の場合、低くても「約20万円前後」はあると言われており会社によってはそこから「業績給」が付くなどし、初任給として「約25.6万円程」貰えるケースもあります。

続いて年収のほうも初任給としてのデータとなりますが、同じくそれらに並行した額としては約300万円~400万円ぐらいとされております。

それらを基準とし、そこから「キャリアアップの測り方次第」では年収を増やす事もでき、可能性として見た場合ではやりがいを持てる業種であると言えます。

レッカー車ドライバーの給料明細

次にレッカー車ドライバーの給料明細についてその内容を見て行きます。

こちらはとあるロードサービス会社による新卒入社3年以上、22歳男性社員(2011年度在籍時)の給料明細を例とし、下記に記しております。

■月給■

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基本給     時間外手当     役職手当     資格手当
180,000円   0円        0円        0円

受託手当    家族手当      通勤手当     その他手当    月給合計
0円       0円         20,000円     30,000円     230,000円

■賞与■
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定期賞与(2回計) インセンティブ賞与  決済賞与(0回計)  賞与(ボーナス)合計
840,000円     0円         0円         840,000円

■通勤■
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総残業時間   サービス残業    休日出勤    所定労働時間    ●年収●
月3時間     月0時間      月0日      1日7.5時間     360万円

■みなし残業制度:なし■

月給230,000円の内訳をでは全体での約8割余りが基本給180,000円であり、残りの2割弱が時間外手当以外での諸手当50,000円となっております。

レッカー屋は儲かる?

レッカーの仕事は、その名の通り車をレッカー移動させることが仕事です。

いつ出動になるかわからない仕事ですし、現場の状況もさまざまで死亡事故などの場合は特に酷く大変と言われています。

実際は体力以上にメンタル面でもとても大変なことが多いです。

こういった仕事内容の割に、収入が見合ってないと辞めていく人も少なくありません。

人が定着しない業界とも言われています。

儲かる仕事になるかどうかは、レッカー会社に勤務するより起業する方が可能性はあるかもしれませんね。

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こちらの記事では年収を上げる方法を3つご紹介しています。
ぜひ参考にされてくださいね。

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レッカー車の求人や転職へのコツ

レッカー車の求人については書店などで取り扱ってる求人誌や、ウェブサイトによる求人情報サービスにて随時更新されております。

それらに多く掲載されてる情報を例に挙げると以下のような場合が多いです。

■学歴:不当・未経験者可

■転勤:なし

■勤務時間:9:30~18:30

■休日:交代制の月6・8日

■給与:時給900円~1000円 その他賞与・報奨金・成果給あり

■福利厚生:社会保険・雇用保険・労働保険・厚生年金

■資格支援制度:あり

■資格手当:あり

■その他:社員割引・交通費支給

レッカー車の仕事自体は運転免許以外に「自動車に対しての知識」もある程度は必要とされますが、入社時にあたっては「それ以外での経験や資格等」など問われる事はあまり無いです。

転職についても、先の求人の事柄で触れてる情報内容を参考としながら自身での調査も重要となってきます。

そこには総合的に見た待遇面を始め、「自分の働きに対しての給料」がしっかりと受け取れるのかや、「休日の補償状況」などもしっかりと見極めなければなりません。

資格の有無によってのステップアップ可否も、将来的に見れば是非とも視野に入れるべきです。

転職に向けた「一般的なセオリー」はおいて、この場合「あくまで金銭的なものでは無い対価」というものを見出す事がもっとも重要であり、「コツ」にもなり得るのでは無いでしょうか。

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いちいち自分で面接に行って確認する必要がなくなりかなり楽です。
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まとめ

こうしてみると実際には頼りにされる分毎回異なる作業現場と、それらに対応を多く求められるトラブル処理があり、何より故障などトラブル車を移動させていく為に高い技術を求められる運転操作。

一般的にロードサービス業としてのレッカー車ドライバーは、比較的安定した収入な上やり甲斐が持てる業種としても大変人気があり、募集にあたって設けられた採用基準も会社よって様々。

皆様の中で転職などをお考えであれば、少々の難関はあれど挑戦される価値は十分にあるかと思いますが、まず「いかにやりがいを持てるか?」を根本的な思想とし、それが自ずとして給料に反映して行くものだと思います。

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