佐川急便軽貨物の委託ドライバーは、自分の頑張り次第では稼ぐことが出来ます。
佐川急便軽貨物ドライバーは、完全出来高制で配達件数が多い程、稼ぐことが出来ます。
配達時間も4時間から相談でき「稼ぎたい方」や「プライベートの方を充実させたい」人など、勤務時間を選ぶことが出来、自分のペースで働くことが出来ます。
では佐川急便軽貨物ドライバーは、どのような事をするのでしょうか。
そこで今回は佐川急便軽貨物ドライバーについて紹介していきます。
個人事業主ドライバーになる方法は以下の記事でご紹介しています。
佐川急便軽貨物の委託ドライバーとはなに?
佐川急便軽貨物ドライバーの委託ドライバーとは、何でしょうか。
ここでは、佐川急便軽貨物ドライバーの委託ドライバーについて紹介します。
1.委託ドライバーについて
一般的に雇用形態は「委託ドライバー」は、会社員ではなく個人事業主です。
その名の通り会社に雇われるのではなく、個人で事業をすることです。
なので勤務時間は自由で、給料体制も時給や月給ではなく、運んだ荷物の量で賃金が支払われる「完全出来高制」です。
これらの業務は会社と契約し、仕事を「請負」で働いています。
例えば、配送完了した荷物の個数などで、どれだけの荷物を配送したかなど、仕事の遂行に対しての対価で契約を結びます。
簡単に言えば会社と契約し、業務委託を受けて仕事をすることです。
2.仕事内容
契約後、業務を始めるにあたりビデオ研修や「横乗り」という経験者ドライバーが同乗して一緒にエリアを回って業務指導などをしてくれる「事前研修制度」があります。
基本的には、配送のみです。
営業所で荷物を積み込み、個人宅へ配送します。
ルートの指定がなく、自分で効率よいルートで回ることが出来ます。
全ての配送終了後は、営業所に戻り不在によって配送できなかった荷物を返却すれば、業務完了です。
※営業の業務はありません。
3.委託ドライバーの契約を行う時の重要な事
佐川急便軽貨物の委託ドライバーを行う前に、重要なことが3つあります。
①収益
収益は、委託ドライバーの手取り額となります。
【売上-経費=収益】
これが計算式で、収益が多いほど満足します。
収益が多くなるように努力しないといけませんが、逆にマイナスになると困ります。
簡単に言えば「赤字」です。
②継続
収益が継続して出せるかが重要になります。
1か月収益が出ても、次の月から収益が出せなければ「赤字」となってしまいます。
赤字が続いてしまうと、個人事業主として運営していく事が困難になります。
③初期費用
委託ドライバーは、個人事業主なので「初期費用」が必要となります。
・車両費用
佐川急便軽貨物の委託ドライバーの場合は、殆どがリースとなります。
自分の車両を持ち込むときは、車両の購入費用が掛かります。
使用車両は以下の3つがあります。
軽バン 軽箱車 軽幌車
・仕事で使用するスマホ代金や通信費
端末の購入費だけでなく、通信費もかかるので、初期費用として考えておきましょう。
・車両の維持費(燃料代や車検費用など)
主に燃料代が掛かります。
この燃料代は経費として計上できるので税金対策になります。
・黒ナンバー取得費用
軽四自動車で委託ドライバーをする時は、車両を「黒ナンバー」にしないといけません。
費用は1500円前後かかります。
・任意保険料
軽貨物の委託ドライバーは、長時間運転をします。
他の仕事と比べ事故を起こす確率が高くなるので任意保険には加入しておきましょう。
・カーナビ費用
スマホのアプリでもナビアプリがありますが、しっかりとしたカーナビを取り付けることをオススメします。
スマホのアプリの場合は充電が切れると使用できませんが、カーナビではその心配がありません。
※加盟金や保証金は「0円」で、軽貨物用の車両があれば、研修後すぐに仕事をすることが出来ます。
車両がリースの場合は「車両の維持費」のみが掛かり、その他の車両費用や黒ナンバー取得費用などは不要です。
また自動車を購入することで開業することも出来ます。
佐川急便軽貨物の委託の単価はどれくらい?
佐川急便軽貨物の委託ドライバーは完全出来高制です。
荷物を運んだ分だけが収入となります。
では荷物の単価はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、単価について紹介します。
1.荷物の単価
一般の小荷物1個当たり130円~180円程度です。
荷物によって単価が変わってきます。
2.一定期間給与保証がある
新人限定の特権です。
委託ドライバーの「宅配サポーター」を始めたばかりの時は、仕事にも慣れず給料が伸び悩みます。
そこで仕事に慣れるまでの3か月間までは、1日当たりの給与を保証してくれます。
・短時間の場合:6,000円
・フルタイムの場合:130,000円
最初の給料保証があるのは非常に助かりますね。
最初は仕事の要領など慣れない為、収入面で不安になることでしょう。
そこで給与保証の制度があると、新人でも安心して3か月間しっかりと仕事を覚えることが出来ますね。
佐川急便軽貨物の委託の給料や年収とは
完全出来高制なので毎月の給料は、その月の配達件数によって異なります。
1か月の給料や年収を2パターンに分けてシュミレーションしてみます。
①問題な配達レベル
個人差がありますが、一般的に問題なく配達が出来る荷物の個数は「110個」と言われています。
140円(配達単価)×110個(荷物の個数)=15,400円(日給)
15,400円(日給)×26日(月の稼働日数)=400,400円(月給)
400,400円(月給)×12か月(1年間)=4,804,800円(年収)
年間で約480万円稼ぐことが出来ます。
この中から「燃料代」や「保険料」や「元請け会社への手数料」などの必要経費を引くと、年収は約380万円程度となるでしょう。
②効率よく配達できるレベル
効率よく配達が出来る様になると、配達件数を伸ばすことが出来ます。
効率よく配達ができれば1日の荷物の個数は「160個」と言われています。
140円(配達単価)×160個(荷物の個数)=22,400円(日給)
15,400円(日給)×26日(月の稼働日数)=582,400円(月給)
400,400円(月給)×12か月(1年間)=6,988,800円(年収)
効率よく配達すれば配達件数を伸ばすことが出来、年収が約700万円近くの売り上げが見込めます。
◎繁忙期の場合
年中繁忙期という事はありません。
1か月の繁忙期の給料をシュミレーションしてみます。
繁忙期になると、1日の荷物の個数が「220個」程度となります。
140円(配達単価)×220個(荷物の個数)=30,800円(日給)
15,400円(日給)×26日(月の稼働日数)=800,800円(月給)
1か月間、繁忙期の時期だと80万円程度の売り上げがあります。
良いエリアで効率よく配達ができれば、これ以上に売り上げることも可能です。
自分の頑張り次第で収入が変わってくるので、興味がある方はチャレンジしてみて下さい。
佐川急便軽貨物の委託はきつい?
佐川急便軽貨物の委託ドライバーはキツイのでしょうか。
ここでは、1日の仕事の流れやキツイ理由を紹介します。
1. 1日の仕事の流れ
①出社
厳密には出社時間は決まっていませんが、午前の時間指定の荷物が配達できるように出社します。
②積み込み
各エリアの荷物を配送順に積み込んでいきます。
③配達開始
各エリアに配送へ出発します。
佐川急便では、一般的に「3便制」となっているので、営業所と各エリアを3往復する事になります。
④配達終了
配達が終了したら営業所に戻り「伝票整理」や「持ち帰りの荷物を戻す」を行います。
⑤業務終了
全ての業務が完了後、帰宅します。
2.委託ドライバーはキツイ?
個人差がありますが、委託ドライバーがキツイと感じている人もいる様です。
ここでは、キツイ理由を紹介します。
①休みが少ない
業務内容で違いますが、個人宅へ配達する場合は休日も稼働していることが多いです。
ただ自ら独立開業しているので、休む・休まないの判断は自分で決めることになります。
②拘束時間が長い
委託ドライバーは拘束時間が名がうなるのが特徴です。
効率よく荷物を配達しないと給料が少なくなってしまいます。
給料を稼ぎたい方は、配送単価の高い企業と契約しましょう。
③体力的にキツイ
特に年齢を重ねるとキツくなります。
委託ドライバーは長時間運転をして配達をする業務なので、年齢を重ねると体力的にキツイと感じてくるようです。
実際の高齢ドライバーからは、「腰が痛い」や「寝ても疲れが取れない」などの悩みがあるようです。
感じ方は個人差があるので参考程度にしておいて下さい。
3.メリットとデメリット
佐川急便軽貨物の委託ドライバーになるメリットとデメリットを紹介します。
<メリット>
①毎月一定以上の金額が稼げる
Amazonフレックスなどのマッチングサービスを利用した時や自分でスポット便などの案件を獲得するフリーランスにはないメリットです。
②開業資金が不要
佐川急便の専属ドライバーとして働く時は、間に運送会社が入ることが殆どです。
運送会社の車両のレンタルや比肩の加入などのサポートをしてくれます。
③給料保証
委託ドライバーを始めたばかりの時は、配達件数が少なく収入が安定しません。
そのような時でも一定期間は給料を保証してくれます。
<デメリット>
①休みが少ない
佐川急便では基本的に週休1日です。
特に沢山稼ぎたい場合は拘束時間が長くなります。
報酬よりプライベートを大切にする方には難しい職種になるでしょう。
②営業所から担当エリアが遠い
ヤマト運輸と比べて営業所が少ないです。
その為、担当エリアが遠くなります。
近場では営業所から10分ほどで到着する所もあれば、30分以上もかかる場合もあります。
エリアが遠くなるという事は、荷物を取りに帰る時間もロスするという事になります。
佐川急便軽貨物の委託を辞めたい人の理由はなに?
委託ドライバーをやめたい方は中にはいる様です。
辞めたい理由は大きく分けて3つあるので紹介していきます。
①稼げない
配達件数を伸ばしても意外に稼げないようです。
エリアによっては、単価が安く配達件数を伸ばしても「月20万円」にも満たない時が有ります。
仕事量と給料を比較した場合、意外にも稼げないので辞めて行く方もいる様です。
②体力的にキツイ
辞めたい理由で一番多いのが「体力的にキツイ」です。
特に年齢を重ね、40~50代の男性は、この様に感じています。
稼げると聞いて頑張ってみたものの、体力的に続かなくやめて行く方もいる様です。
③人間関係
担当エリアのドライバーの中には、気性の荒い人や冷たい人がいます。
単価の低い案件ばかりを渡して来たり、委託ドライバーの配達件数が多くて配達困難な時でも手伝ってくれないなど、人間関係で辞めて行く方もいる様です。
この他にも理由がありますが、大きく分けると上記の3つです。
委託ドライバーだけでなく、企業でもこの様な理由て辞めて行かれる方がいるのかもしれませんね。
地域や営業所によって違います。
参考程度にしておいて下さい。
佐川急便の委託はすぐクビになる?
佐川急便の委託ドライバーは直ぐにクビになることは無いようです。
しかし、宅配会社の委託ドライバーがクビになったという事例があります。
ここでは、その事例を紹介します。
<クビになった理由>
誤配防止期間中に誤配をしてしまった。
この会社では、誤配防止期間中に誤配をすると一発でクビという噂がありました。
実際には、今回の誤配でクビにはなりませんでしたが、報告書や上司からの指導などが有りました。
クビになったのは、他のドライバーが誤配をしたためです。
新人ドライバーの教育担当となり、配達の教育をしました。
一人前となり数日後、新人ドライバーは誤配をしてしまいました。
後日、新人ドライバーと教育担当者が上司に呼ばれ、色々な説教を受け最終的に、新人ドライバーと教育担当者がクビになりました。
この他にも「無断置き配」や「無断ポスト投函」などを行ったドライバーは全てクビになっています。
委託ドライバーは稼げる半面、この様なシビアな世界であることを周知しておいて下さい。
佐川急便軽貨物の委託のリアルな口コミや評判
ここでは、佐川急便軽貨物の委託ドライバーのリアルな口コミや評判を紹介します。
・委託ドライバーは、佐川急便の社員に研修を受けます。具体的には車両の横に乗って配達の指導や教育を行います。非常に親切で丁寧に指導してくれます。
・エリアによって単価の違いがある。低い単価で多くの配達をする人と、高い単価で少ない件数を配達する人では給料があまり変わらない。不公平だと感じることがある。
・稼げる稼げないは地域によって異なります。作業そのものは、体力的にハードではありませんが、時間指定が多く時間に追われることが多いです。なので渋滞などある場合は、配達機関が気になり精神的に疲れる。
・佐川急便軽貨物の委託ドライバーをする時に、車両のリースがあります。このリース代は月3万円で、長期で委託ドライバーをする場合は、購入することをオススメします。
・委託ドライバーの基本の休みは週1ですが、日頃の疲労で休みの日は1日中寝て終わる。1か月蔵経過すると体も慣れて動けるようになり荷物も増えてきます。更に2~3か月経過すると給料が30万円を超えるくらい配達が出来る様になります。安定した収入で使う暇がないので、お金は貯まります。
これらの口コミは地域や営業所によって異なります。
参考程度にしておいて下さい。
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まとめ
今回は、佐川急便軽貨物の委託ドライバーについて紹介しました。
佐川急便軽貨物の委託ドライバーは、自分の頑張り次第では稼ぐことが出来ます。
最初のうちは、要領も分からず配達件数も少なく稼げないどころか生活することすら難しい収入となります。
佐川急便では、この様な問題を解消するために「一定期間給与保証」があります。
この期間でしっかりと仕事を覚えれば稼げる様になります。
佐川急便軽貨物の委託ドライバーを希望される方は今回の記事を参考にしてみて下さい。