運送業界では業務に用いる車両として、何かと利便性共に使用頻度が高いとも言われている4トントラック。
トラック運転手として運送業務に憧れや興味を持たれた場合、イメージとして真っ先に思い浮かべる貨物車両となれば4トントラックであり、その運転手は「ある意味花形」の分野とも言えますね。
今回では過去に4トントラック運転手であった私の経験談も交えながら「給料や年収」、あと「4トントラックを運転していく上でのコツ」や「練習の方法」などを解説していきます。
4トントラック運転手の給料や平均年収はいくら?
まず皆さんが最も気になるであろう「4トントラック運転手の収入」
一般的に見た場合、国内全域での運送会社の統計としては、4トントラック運転手での月収額の多くが25~35万円と言われており、実際に私自身が過去貰ってた毎月の給与額もほぼその範囲でありました。(ただ時には40万円もあり)
年収に関しても、同じ統計値で見た場合だと300~400万円ほどと言われておりますが、これも私の過去の年収額とあまり大差が無いとも見れます。
(私の現役の頃を逆算するとかなりの年数が経ちますが… その頃から基本あまり給与額に変動が無い様に感じます…)
つまり中距離や「特別稼げる業務内容での稼働でない限り」は一般的に情報公開されてる水準とほぼほぼ変わりは無いと考えて良いです。
4トントラックドライバーの手取りは安い?
「4トンドライバーの手取りの平均値は安くないです」
先述した給与額での統計値に続き、そこから手取り額としての一般的な国内平均の統計値となれば「25~35万円を超えるか超えないかぐらい」といったところ。
私の場合、その時代背景も影響してたのか20~30万円超えと「かなりのバラつき」もあったのを覚えております。
今思えば「良い意味での」いい加減さにより月収が大幅に変動する時期もありました。(笑)
これも今じゃ考えられませんよね…
4トントラック運転手の給料明細とは
項目 | 詳細 |
---|---|
車両タイプ | 4トンウイング車 |
年齢 | 31歳 |
雇用形態 | 正社員 |
職種 | ルート配送ドライバー |
4トントラックの運転は難しい?
まず難関として乗用車のように「全て油圧式のブレーキシステム」ではなく、一部の増幅機器がエアー式で有る為その力加減(踏み具合)に多少苦労します。
次に何といってもホイルベースが長いのも勿論、車体全体の長さが基本的に長い事に感覚が掴めず苦労します。
その昔、(現役の4トントラック運転手として勤めてた30年以上も前)運転免許は特殊な部類以外では大きく分けて「普通免許」と「大型免許」とされており、4トントラック(総重量8,000kg)は普通免許で運転出来ておりました。
すなわち、トラックに対して「何の知識も無ければ運転経験無し」でも4トントラックを運転できてしまい、かなり危険な上その殆どが専門的なレクチャー(指導)を受けずに右往左往する羽目になりますので「はっきり言って初心者は怖いです(笑)」。
現在では幾度と重ねられた法改正のもと、4トントラックの取り回しには「過去にあった危険なチャレンジ的運転」のような光景は目にすることはありません。
しかしその分「しっかりとした専門のレクチャー」を必要とし、何より安全面を第一とした経験を積んでいく事が現在重要視されております。
4トントラック運転のコツは
現在での各運送会社で取られる「トラック運転手の育成システム」よって安全・技術・メンタルにおいてのサポート体制がしっかり整っている事により、コツというより「真面目な取り組み方次第」によって運転技術は各自確実に習得できるものとなっております。
ただ何事にも言えた事でもありますが、「練習と経験」を積む事が何より鍵となってきますね。
常に安全第一、無茶をしない程度で…
4トントラックの運転が上手くなる練習方法とは
原則としては、仕事以外での用途は禁止されております。
やはり多くの会社で取られてる研修期間(上司や先輩、係員での横乗り)による訓練が練習方法となり、その期間での技術習得を満たしたと見なされば実践での訓練となり、事実上それが本格的な練習方法となります。
あとは自身の努力のみ!
4トントラック運転手の志望動機の書き方や面接のポイント
まず4トントラック運転手としての「興味とやる気」、基本となる入り口としてはそこからであり、私自身入社する際での志望動機がそういった心得の下でありました。
面接においては、トラック業務での物理的な気持ちの伝え方も重要ではありますが、どちらかといえば「幅広い視野を持った自身のビジョン(将来的な考え)」が面接官の気持ちを響かせる事となり、私自身、過去の経験からしてもそこが最大のポイントとなってました。
4トントラックドライバーの情報収集や失敗しない転職のコツ
4トントラックドライバーの実際の給料や年収、募集要項などもっと詳しい情報が見たい、もしくは実際に転職を考えている方は「エージェント」の利用がおすすめです。
転職に関しても最近の運送業界ではエージェントからの転職が主流になってきました。
しかし数多くの運送会社がある中で、自分に合う会社を探すのは至難の業です。
なのでプロのアドバイザーに相談しながら情報収集や転職を進めたほうが安心です。
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などの要望をアドバイザーに伝えると企業と交渉してもらえます。
いちいち自分で面接に行って確認する必要がなくなりかなり楽です。
つまり自分の希望が納得できる段階で面接を迎えることができるということです。
交渉が苦手な人、面倒くさい人には嬉しいサポートです。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
これは企業が採用情報をあまり外部に漏らしたくないのと、エージェントからの紹介者のみに対象者を絞って対応の手間を省きたいからです。
リクルートエージェントは非公開求人数が日本一なので、あなたの希望する運送会社が隠れているかもしれませんね。
登録方法は簡単で料金は一切かかりません。
登録したからといって絶対に転職しないといけないわけではありません。
アドバイザーとしっかりと相談しながら自分に合った企業探しや情報収集をしましょう。
まとめ
如何でしたか?
今回でのテーマも含み、「収入」においても過去の私の現役時から現在に至っては金額的な変動もあまり見られず、むしろ運送会社によっては「昨今での物流事情の忙しさから賃金が良くなる傾向」にあるほどです。
あと業務内容や労働環境に関しても多少の時代に合わせた風潮や、年月と共に改善されていく変化はあれど、結局は労働者としてのやる気・心得・向上心等は人間が持つ物であり、それ故時代の変化には左右される事は無く「労働者(4トントラック運転手)次第」となってきます。